田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

リリは噛みつき魔。リリのヤンチャはいつ治る。 麻屋与志夫

2014-11-28 07:34:07 | ブログ
11月28日 金曜日

●新参者の子猫リリのヤンチャがとまらない。

玄関先にふいに訪れ、

カミサンの足元にスリスリシテ上目ズカイの眼差しで、

ニャニャと鳴かれた。

もうこうなると猫好きは放っておけない。

家に迎え入れたのだが――。

●「もう、こんなネコはじめて」

カミサンがネをあげている。

畳のヘリの黒い布はボロボロになるまでくいちぎる。

浴室の足ふきマットなどズタズタ。

わたしの、原稿までカミちぎった。

ありとあらゆるものに食いついていく。

添い寝しているカミサンの髪にまで噛みつくにいたっては、

彼女の嘆きがよく理解できる。

薄くなっていくカミサンの髪に噛みつくなんぞ、

神をも恐れぬ噛みつき魔だ。

しかたないので、防衛手段として、フードつきのジャンパーで寝ている彼女。

●バラの花の活けてある花瓶を倒す。

その水をさも美味しそうにピチャピチャなめている。

食卓は大洪水。

カミサンはオオワラハ。

リリのイダズラの後始末で、

リリの後から部屋から部屋へとかけめぐっている。

●でもいちばんの被害者は、ブラッキだ。

ノイローゼ状態だ。

外に逃げだしている。

●ソレデモ、リリが可愛いい。

これが猫好き老夫婦の日常です。

リリのオイタ、ヤンチャはいつ治るのでしょうか。




日本経済新聞出版社刊。
親友香取俊介氏の作品です。わたしはいま再再読しています。
おもしろいですよ。いろいろな読み方のできる懐の広い作品です。
学生には、道徳の書としても読めると思います。
各紙の書評欄で好評です。ぜひご高読下さい。

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