ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

伊藤貫氏の意見紹介 - 17 ( 視聴者のコメント紹介 - 2 )

2023-07-15 21:04:38 | 徒然の記

 今回は、残っているコメントを紹介します。

    コメント8・・

   「ユダヤが ~ ユダヤが ~ ばかりで、前に進まない議論をしている馬渕氏に対し、一刻も早く核武装する以外に日本独立の道はないという差し迫った状況を、具体性を持って訴える伊藤氏。ユダヤ陰謀論は半分正解だが、実際の政治はバランスオブパワーの要素が大きいという伊藤氏のお話。その通りなんだろうと思います。

   「ロスチャイルド内ですら権力闘争が起きるのに、世界がユダヤ資本という統一された一つの集団の筋書きだけで動いていると想像するのは、非現実的。ユダヤ資本の中にもおそらく違いはあり、そこにアメリカのエスタブリッシュ各々の欲望・野望が絡み、本当に複雑なんでしょう。」

    コメント9・・

   「軽々しく「陰謀論」としてしまう伊藤の限界。社会科学系の学者は枠組みがないと何も語れない。厳密な意味で「科学」ではない。」

    「馬淵には、対象そのものに迫ろうとするアプローチが見える。”学者”よりも科学的だ。 伊藤が「説明はいいんだけど、日本はどうするのか?」と言った時には耳を疑った。この人は馬淵の何を聞いてたんだろうと失望するしかない。」
 
   コメント10・・

   「馬渕先生のご説明もわかるが、伊藤先生がご立腹なのも共感できる。北朝鮮はアメリカや日本に向けてミサイルを発射したり、核弾頭を準備してきたけど、実際は中国から独立を維持するために、核やミサイルの開発や潜水艦が必要だったはず。」

   「岸田は、プルトニュームをフランスにどうのと言っている。亡国に拍車をかけるつもりのようです。精神武装と言いますが、日本人はほとんど共産主義思想を知りませんね。共産主義運動が分からない。」

   「参政党の神谷さんのように、いろんなことを勉強してきた人でもそうです。最近は、文化共産主義とかいうんですね。ヘルメットや角棒を持っていた奴らが大学にいた時代にいなかった人には、難しいのでしょう。」

   「私はもう一度、共産主義のどこが間違っているのかをまとめた本があったらいいと思います。資本論なんかが少し前からまた脚光を浴びていますが、形態を変えて出てきているものを批判できる人はいないのかね。マルクーゼの流れの、ジェンダー運動。」

   コメント11・・

     「伊藤貫が、議論のすり替えとか言っている人がいるが、伊藤さんは結局理屈を並べたところで、最終的には武力が必要だと言っているのだと思う。理屈なんて後から何とでも言える、ということが独立国 ( 強国 ) の理屈なんだよ。」

   コメント12・・

   「馬渕さんの言っていることを否定する気はないけど、現状認識だけで未来のビジョンが見えない。ユダヤ資本のグローバルキャピタリストどもが世界を牛耳っているとして、日本はこれから何を目指してどうすべきか ? という点、。」

   「もちろん正しい現状認識がなければ、未来への方向性すら決定できないどころか、大きく間違うので、馬渕さんの言論はもっと広く知れ渡るべきだと思うけど。」

   コメント13・・

   「馬渕、訓垂れても、核議論をかわすようじゃ話にならない。伊藤先生の勝ち。」

 13人の方の意見を紹介しました。最後に私の意見を述べますが、いつも変わらない意見でも、13人の方と並べると違った印象が生まれるのでしょうか。つまり、〈 戦後の日本が先送りしてきた2つの重要案件 〉を語らない人が、果たして保守言論人なのだろうか ? ということです。

  1. 亡国の「日本国憲法」を、戦後77年経ってもなぜ改正できないのか

  2. 皇室崩壊の要因となった「11宮家の皇籍離脱」を、戦後77年経ってもなぜ元に戻せないのか

 この二つを最優先課題として具体論を語らない人は、「絵に描いた餅」を国民に食べさせようとする人であり、空理空論の人と考えます。「学びの庭」の「ねこ庭」から眺めますと、両氏は空理空論の人に見えてなりません。

 次回からは、紹介する動画のタイトルが『伊藤貫の真剣な雑談』と変わり、18回シリーズとなります。茹だるような暑さの「ねこ庭」なので、学徒の方だけご訪問ください。暑さを忘れる好奇心 ( 野次馬根性 ) が無いと、熱中症に負かされそうな心配があります。

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伊藤貫氏の意見紹介 - 16 ( 視聴者のコメント紹介 - 1 )

2023-07-15 17:11:23 | 徒然の記

 13件のコメントがありますので、入れられている順番に従い、省略せずに紹介します。

    コメント1 ・・

   「いつにも増して、興味深く拝聴。今回は馬渕さんの見解に納得です。伊藤さんの突然の日本独立、核抑止力云々は、少々飛躍しすぎの感を否めません。いずれ行き着くところの、必要な議論だとは思いますが・・・」

    コメント2・・

   「超一流の論客だと思っていた伊藤先生が、馬渕大使の丁寧な意見に対しきちんと反論せず、突然感情的になって論点のすり替えのような、情け無い卑怯で姑息な手段に出るとは思いもしなかった。 常に沈着冷静で、視野の広い馬渕大使に完敗でした。」

    コメント3 ・・
 
   「馬渕大使が説明された、多面的な世界の現状分析は大変参考になりました。 ただ、「なるほど、そうだったのか。」で終わるのではなく 「では日本はどうすべきか」という具体的な処方については見えてきませんでした・・・ 」
 
   「伊藤先生は、「国家単位」での分析とされていましたが、分析に基づく具体的な処方を述べられておりました。 私は、「現状分析」とそれに対する「今後の処方箋」の両方を知りたいです。 「分析」だけでは、問題は解決できないので。」

    コメント4・・

   「馬淵さんが精神武装と言っているのは、本当の敵が誰なのか?日本の何を守るのか?がわからないと、命を懸けて守ることはできないと言っているんじゃないの?」

   「今の日本人は、国を守る意識が世界で一番低いらしいけど、そんな国防意識で核を持とうが意味がないと。馬淵さんは、国体こそ日本人が守るべきものだと言っているけど、同感だね。」

    コメント5・・

   「国を取り戻さないで、精神武装なんかできるかよwww。」

    コメント6・・

   「この当時はまだ、日本の核武装論を真剣に論じるまでの風潮でなかったから、馬渕さんも答えにくかっただろうね。伊藤先生は3歩くらい先を見てるから、高らかに「日本は核武装すべき」と言える方。今馬渕先生に聞けば、「核武装すべき!」と迷いなく言われると思いますよ。」

    コメント7・・

   「統一国家と国家ファースト主義、民主主義・保守と思っていたが、実は真っ赤な共産主義思想。統一政府と共産主義の親和性。」

   「伊藤さんは頑固に片側しか見ようとせず、どっぷりと恩恵に預かったアメリカ生活から離脱できない。少し失礼ですが、浅はかなのは、歴史的考察ができていないからだと思った。そろそろ日本に拠点を置いて、世界をみませんか ? 」

 入れられたコメントを読みますと、伊藤氏賛成派と馬渕氏賛成派に分かれているようです。私は両氏にそれぞれ違和感を抱いていますので、いずれにも入りません。「議論百出」、「百家争鳴」という言葉通り、同じ保守といってもこれだけの相違があります。これでは、分派、異端者、裏切り者と騒いでいる左翼の人々を笑えなくなります。
 
 果たして息子たちの参考になったのかどうか、次回は残りのコメントになります。
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伊藤貫氏の意見紹介 - 15 ( 核武装論について )

2023-07-15 11:21:25 | 徒然の記

       1.「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 ) 」            2. 「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 2 ) 」

 前回、半煮え料理と言いましたのは、二つの理由からでした。

  1.  あまりに唐突な、伊藤氏の日本核武装論に関する質問

  2.  唐突な質問に対する、馬渕氏の拍子抜けのする回答

 中国、北朝鮮、ロシアの核が日本に照準を合わせ配備されている現在、日本の核武装論そのものを、私は否定していません。今のままでは座して死滅するだけですから、実際に核武装するかしないかは別にして、対抗策としての核武装を議論することは当然でしょう。「やられたらやり返す ( 相互主義  ) 」というのが国際常識ですから、周辺国の脅しにすくんでいるだけというのは一人前の国がすることではありません。

 中国、北朝鮮、ロシアの核は、日本駐留の米軍基地を狙っているという説明ですが、広島・長崎に投下された原爆の千倍とも言われる威力の核爆弾です。「第三次世界大戦」は、地球破壊規模の大戦争になりますから、簡単に発射しないのでしょうが、不測の事態が発生したら、一発のミサイルで日本は壊滅状態となります。

 ウクライナ侵略戦争で、プーチン大統領が実際に核の脅しをかけ、国連の無力さが世界に露呈しました。また中国の将軍は、いつまでも日本がアメリカ側につくのなら、中国には日本を破滅させる力があると脅します。

 たとえそうだとしても、伊藤氏の問題提起は唐突過ぎます。質問をするのなら、前提となる国際情勢を述べ、自分の意見を語ってから始めるのが順序というものでしょう。馬渕氏がグローバリストの金融資本家勢力の説明をしている時、邪魔をするように質問をするのですから、礼儀を欠いています。

 一方馬渕氏について言いますと、唐突な質問だとしても、「差し迫った危機」を目前にしている時、やるべきことは「国民の精神武装」だというのが果たして答えなのでしょうか。伊藤氏の質問がなくとも、中国、北朝鮮の核の脅しが日常的にされている現在、具体的な考えを用意しているのが日本を愛する保守言論人でないかと、自分はそう考えます。

 覚えている人もいると思いますが、日本で初めて「核武装論」の必要性を語った政治家は中川昭一氏でした。氏はタカ派の自由民主党議員の中心にいて、戦後日本の風潮を慨嘆していました。平成21年10月、氏は寝室で倒れているところを発見され、死因は急性心筋梗塞と発表されましたが特定には至らず、暗殺されたという噂も残っています。

 日本国内で「核武装論」を封じ込めている勢力は、共産党を中心とする反日左翼勢力ですから、私自身は中川氏の意見を是としています。中川氏だけでなく、「核シェアリング」を語った安倍氏も、暗殺されました。世界で唯一の被爆国である日本は、決して核を持ってならないという意見が支配する日本で、核武装論を口にすることはある意味では命がけの行為です。従って伊藤氏のように、唐突な質問をするという不躾は視聴者に異様な印象を与えます

 私と同じ思いをした視聴者の方々が、動画にたくさんのコメントを寄せています。伊藤氏に賛成する人、馬渕氏に同意する人、伊藤氏を批判する意見、馬渕氏を否定する意見など様々です。相反する意見ですが、どの意見にも私は同意してしまいました。それほどこの動画がした問題提起が複雑だったのではないかと、そう考えています。

 次回は、そのコメントを紹介いたします。

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伊藤貫氏の意見紹介 - 14 ( 両氏の熱い議論部分 )

2023-07-15 07:04:10 | 徒然の記

    1.「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 ) 」               2. 「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 2 ) 」

 久しぶりに横道から元へ戻りますと、頭の整理が必要になります。41編の動画の紹介をめざして、今回がやっと2編目の紹介になるということです。アメリカを動かしている勢力について、馬渕氏は1つの勢力を重視し、伊藤氏は3つと考えています。その場の流れで表現が変わりますが、今後のために再確認します。

 〈 馬渕氏の認識 〉

  1.  「ディープステイト」、 「グローバリストと称するウォール・ストリートのユダヤ金融資本家」、「ロックフェラー財閥を含む、国際主義者と称される資本家たち」「ウォール・ストリート勢力」

    いずれも同じ意味で使っています。

 〈 伊藤氏の認識 〉

  1.  「金持ちのトップ0.1%のグループ」 ( 別名  )「ネオコンとイスラエルロビー」

  2. ( 東部 )エスタブリッシュメントグループ

  3. アメリカ国民

   アメリカの政治・外交政策は上記3つの勢力の絡み合いで決まると言う

 以上頭の整理をした上で、両氏の意見を紹介していきます・・・ここまで書いて「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 2 ) 」の動画を見終えた感想です。作りかけの半煮え料理を出され、さあ食べろとでも言われているような不快感が残っています。

  ・この動画は「馬渕睦男 VS 伊藤貫 ( 1 )同じものの中から、特に熱くなっている二人の議論部分を切り取って作られている。

  ・たった2分23秒の長さで、何の編集もされておらず、「勝手に見てください」という投げやりな動画である

 不快感の理由は以上ですが、内容はいい加減でなく無視できませんので、紹介します。

 馬渕氏

  ・国家単位の議論は重要ですが、それで全てを見ると間違うことを強調してきました。

  ・ウォール・ストリート勢力はイデオロギー攻勢を強めている。

  ・それは何かというと、グローバリズムであって、21世紀の共産主義なんです。

  ・つまりウォール・ストリート勢力は、ロシア革命を支援してきた。

  ・そういう視点を持っていないと、今のアメリカがなぜ反日なのかということが分からない。

  ・伊藤先生の分析は素晴らしいけれど、今なぜアメリカの国務省が反日なのかを考えると、そこにはロシア革命に遡る歴史があるはずです。

 馬渕氏が伊藤氏を批判するので、我慢できなくなった氏が、身を乗り出して質問を挟みます。

 伊藤氏

  ・田中さんと馬渕さんは、日本が核を持つことに賛成なんですか。

 馬渕氏

  ・そんな議論は全然していないんですよ。

 伊藤氏

  ・ちょっと聞かせてください。

  ・だって、そういう海外勢力が日本を解体しようとしていると、さっきからおっしゃっておられるが、それじゃあ、日本を独立させるためにはどうすればいいんですか ?

 馬渕氏

  ・いやメアリかも、そういう意味では、その勢力のターゲットになっていると・・

 伊藤氏

  ・その説明はいいんだけど、独立するつもりがあるんですか。

  ・日本が自主的な核抑止力をきちんと持って、キチンとした独立国になることを支持するつもりが、おありになるんですか。

 馬渕氏

  ・議論はそこまで行っていないと思いますよ。だから、伊藤先生の質問には答えられないんですけれど、つまり独立の意味は何かというと、今我々のやるべきことは日本人自身が「精神武装」しなければならないということなんですよ。

  ・つまり、これだけ反日的イデオロギーに囲まれているんだと、もう一度胃の腑にストンと落としてみる。そうすると、本当の敵が何なのかということが分かってくる。

 伊藤氏の反論が続くのかもしれませんが、動画はここで終わっています。私が注目したのは、両氏の意見より、寄せられた視聴者のコメントの方でした。スペースがなくなりましたので、尻切れトンボとならないように注意しながら、続きの紹介を次回と致します。

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