だらだら日記goo編

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百聞は一見にしかず

2005-02-27 23:16:08 | アート・文化
大倉集古館と泉屋博古館の共同企画「能」の展覧会にいく。
二館共同で1400円とはずいぶん高いがまあいってみる。
集古館には以前国宝普賢菩薩が解体されて出品されたとき行った。とても古い由緒ある建物だ。
博古館にははじめていく。この二つが歩いてすぐそばにあったとははじめて知った。
展示を見たが、僕が能や狂言について無知なのでその良さがわからない。
せいぜい能面は室町、江戸時代につくられてまだ新品のような輝きがあることに驚いたくらい。
詳しい人が見たらいろいろ勉強になるのだろうがこちらが無学なのでは1400円は高すぎた。
あとは集古館の暗い展示場と博古館の明るい展示場の対比が面白かったぐらい。
それにしても二館の共同企画というのにどちらも同じような展示内容で理解に苦しむがこれもこちらの能に対する認識が甘いのか。
あと鶏の絵とかテーマに関係ないものが出品されているのはどういうことか。
横山大観の「夜桜」も会期終了間際に展示されるというがその意味もわからない僕である。
自分の浅学非才を嘆きたいが、まあ絵画を観はじめた当初もその良さがわからず素通りしていたことを思い出す。
今になってみるとすべてがひとつのネットワークのようにつながっていることに気づく。
この能の展覧会もそのうち僕の中で新たな意味づけがされるかもしれない。
帰りは溜池山王に出る。
千代田線は国会議事堂の駅まで地下通路、歩く歩く。
こんなに六本木界隈が地下通路でつながっているとはじめて知った。
能の舞台を一度見てみたい。そうしたらこの展覧会を思い出し、ああそういうことかといえるかもしれない。