だらだら日記goo編

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気合は入っているんですがね

2011-04-26 22:53:02 | インポート

開館十周年プレ企画ということで、泉屋博古館分館「近代洋画と日本画」

二つの展示室のうち一室を、ここのお得意の中国古代の青銅器の展示に当てて、企画展示はもう一部屋だけ、ロビーには住友の歴史の資料まで展示。

しかし大震災が気合をそぐことに。

まず開催期間が、4/9からというのを4/23からに延期。

チラシに載っている板谷波山の工芸品は、余震が頻繁に続くので危なっかしくて展示中止。

けどまあ小さい部屋でモネから、熊谷守一までゆっくりとむきあえる。

梅原龍三郎の山への関心は、桜島ー霧島ー富士山ー浅間山と変遷したとかへえである。

原田西湖なる画家は始めて聞くが、アマテラスがひょいと岩屋から出てきたところを描く。

岸田劉生「二人麗子像」、劉生が神奈川は鵠沼に住んでいたときの作品で近くの漁師の娘が麗子の遊び相手だったとか。

山下新太郎「読書の後」、モデルに山下は「あなたは大変おとなしい方ですね」と冷やかされたとか、解説も充実。

で、眺めているとキーンとときどき鐘が鳴る。

これはもうひとつの展示室で、つまり青銅器の展示でお客さんが当時の青銅祭器の音色を確かめようと、復元された青銅器を実際につつけるという趣向。

ああ、また誰か鉦をついているんだなあと。

しかしいけないのは二つの展示室をはさむロビーだ。

ここでは来館者がアンケートに答えたり、図録を眺めたりするスペースがある、無料のお茶つき。

これがいけない。中年女性の下品な話の格好の場所となり、展示室まで声が響く。

中途半端に展覧会開催してはいけない見本みたい。


いろいろと

2011-04-14 22:14:03 | インポート

母の四十九日が過ぎてやはり疲れが出てきた。

首のところに湿疹見たいな物ができているし、歯もあれている。

やはり遺産整理は信託銀行に任せて正解だったようだ、一人で何もかもできない。

さて、大震災、Juneさんのご実家が仙台の海際にあるという。

心配だ、Juneさん、大丈夫ですか。

目黒区美術館「原爆を視る」という展覧会、なぜか中止、これは不可解。

そう思っていたら、原爆の図丸木美術館で、緊急開催「チェルノブイリから見えるもの」開催という。

本橋成一のチェルノブイリ写真、広河隆一の、福島原発事故写真などを展示して、5/5には、目黒区美術館学芸員を招いて、「原爆を視る」展を考える」という講演をやるという。

こちらは熱くなりそうだ、できれば行きたい。

ちなみに丸木美術館は東武東上線の駅近くにある。

「ボザール」という雑誌で「プーシキン美術館」展招待券を申し込んでいたが、開催中止になったので送られてこないと思ったら、代わりに損保ジャパン「セガンティーニ」の招待券が送られてきた。

替わりの招待券を送ってくれるとは、サロン・デ・ボザールさん気が利いている。

今日は町田の国際版画美術館、駒井哲郎に行ったが疲れたのでまた。

駒井があんな荒々しい作品を残していることに驚いた。

前期後期で作品すべて展示替えというが、後期展示作品の一部もみせてくれているのはよかった。後期も前期の作品の一部を紹介するのだろう。

なんか疲れたのでここまで。


招待券は先着です

2011-04-08 22:08:38 | インポート

美術展の招待券というものも抽選と先着がある。

ネットではNHKサービスセンターなどが先着だ。

先着というのは早い者勝ちということ、いかにして情報を早く得るかが勝負になる。

美術雑誌や美術本では、「美術家百兵衛」なんかが先着のいい例だ。

http://www.hyakube.com

ここにあるように、発売は12日ということになっているが、実はもうでている所には出ているのだ。

わずか、五百円、「アートから美食まで、文化のすべてをご案内」と気前がいい。

毎号ひとつの都道府県の特集だ、今回は福岡。

「美食」は、福岡の「屋台」ときた。

招待券には大震災の前に締め切りが来たようなので「プーシキン美術館」などと、開催されない展覧会も含まれるが、まあそういうものに応募しなければいいだけだ。

しかし、東京都現代美術館の「田窪恭冶」二月からやっているのにまだ図録ができていないとはあきれる。あ、百兵衛は、現代美術館のミュージアムショップでは扱っていません、念のため。


世にも珍しい

2011-04-01 21:32:23 | インポート

毎年母の卒業した小学校から、同窓会会報が送られてくる。

小学校である。

それによると、同窓会員は一万二千人を超えた。しかし、会員名簿は五千人くらいしかわからない。

「住所移転の届出が極めて少なく、他に類を見ぬ珍しい小学校同窓会報誌」はわずか、五百人あまりの年会費とご寄付の支援から成り立っているそうだ。

年会費は一人当たり千円、高いものではないが、小学校でこうした同窓会が行われているとはきわめて威徳のある人によって行われているのだろう。

収入を見ると、その半分が前年からの繰越金、年会費は44万円の収入しかなく、寄付金と広告掲載がそれぞれ20万、しかし、支出も少なく、新聞費83万円がほとんどで、後は繰越である。

僕は国立大学の付属の中学、高校に行ったが、そこでも同窓会はさほど行われていない。

それなのに、母の卒業した公立の小学校は新聞を発行し続けているのだから驚くが、母が死亡した今、会費を収める必要もないので、はがきで死亡した旨を伝えた。

さて、今回の大震災、美術にも影響を与えている。

閉館時間を早めたり、常設展示は閉めたり、開催を延期したりー。

残念なのは開催中止が相次ぐことだ。

三井記念の特別展「北斎」、横浜美術館の「プーシキン美術館」展など、いづれも、相手先から作品を借りられなくなったとして開催中止が宣言された。

さてさて、この震災の影響、どこまで広がりますかー。