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100年後の未来

2017-09-16 03:00:49 | 日記
久しぶりに八王子に。
聖マリアンナ医科大で診察を終えて、新百合ヶ丘→町田→八王子と。
町田から八王子は横浜線、結構近い。
本当久しぶりの八王子。
八王子市夢美術館で「昭和の洋画を切り開いた若き情熱」というのを観る。
何のことかと思うが、フランスに留学して帰国した、若き五人の画家が理想に燃えて、1930年協会というのをつくったのだ。
1930年協会の名称は、なんぞやと言えば、フランスのバルビゾン派を、1830年派、というのに因み、まあ、フランス留学した訳だから、それに倣って、1930年には我々も、ということで、1926年に結成したから、それから、90年経った訳だ。
前田寛治、佐伯祐三、里見勝蔵、児島善三郎、小島善太郎の五人で結成した。
で、あれこれあって、潰れて、独立美術協会へと発展する。展覧会はそこにも注目、要は、かなりの展示量だ。
1930年協会は、顔触れから分かるが、フォービスム中心、独立美術は、そこにシュルレアリスムも加わる。福沢一郎なども入った訳だ。
二科との関わりとかあるが、省略して、フランスを夢見た1926年から、もう、90年、間も無く、100年。
美術も世界も混迷を極め、これから、100年の後は全く見渡せない。
100年後には人類は消滅する。と、ホーキングも言う。
しかし、そんなことはあってはならない。
1930年協会の人は、夢と希望に燃えていた。実際、展覧会での勢いは止まらなかった。という。
今は、希望がないようにも見える。
やれ、「経験したことのない」とか「50年に一度」とか言う異常災害、それにミサイルやテロ。
科学技術は双刃の劔だ。
科学と技術は、違う訳で、科学が進歩して技術と結びつくと、そこにいろいろな問題が起こるわけで、特に、軍事と結びつくと核なりなんなり。
気候も科学技術で制御できる時代が来るならば、核兵器のない未来は希望できるだろうか?
ドイツ語で「原罪」を、Erbstsunde,受け継がれる罪というが、悪は人間の宿命なのか?
100年後の未来〜展示を観ながら考える。