だらだら日記goo編

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上野探訪その一

2013-07-25 22:14:59 | インポート
その一とあるのは、まだ、東京都美術館、ルーヴルや科学博物館、深海とかあるから。
今日は天下のトーハク、国立東京博物館、和様の書。
いやあ、疲れる展覧会だ。二時間半かかった。
構成は
書の鑑賞
仮名の成立と三跡
信仰と書
高野切と古筆
世尊寺派と和様の展開

まず天下人、信長、秀吉、家康の書を鑑賞。
手鑑も国宝に指定されている二点。
仮名はいつできたかという問題もある。
昨年、発掘された土器から、9世紀後半には使われるようになったようだ。
世界記憶遺産に指定された、道長の御堂関日記も展示。
三跡、しかし、平仮名を作ったのではなく漢字。
漢字の展覧会か、平仮名の展覧会か、わからなくなる。
で、三跡、小野道風、藤原佐里、藤原行成。
信仰、法華経の模写がやたら出ているが、法華経は写経によって極楽往生出きると説いたそうな。
極めつけは、平家納経、1164に厳島神社に納められた。
高野切、ここで仮名が出てくる。古今和歌集の最古の写本で、いろいろなところ目にしたことあるが、こんなまとまっては、初めて。
何でも三人が分担して作ったそうで、うち一人は源兼行という人が書いたことが定説になっているという。
世尊寺派とは、ちょっと専門的になりすぎるので、ここでは、後鳥羽上皇の熊野懐紙を挙げたい。
熱烈な熊野信者だった上皇、23年の間に30回も熊野詣でして、その途上お付きの人とやった歌会だ。
寛永の三筆改め、江戸初期の三筆までいくが、なぜ改めるかと言うと、その一人、近衛信ただは、寛永年間には死んでいたから。
名門近衛でありながら、秀吉に朝鮮出兵に従って海を渡ろうとしたとか、豪快ではある。
江戸期は、烏丸光広も忘れちゃいけないよ、と江戸へ下った東行記も展示。
全体として何が言いたいか解らない展覧会だが、図録も重すぎ。

一つ情報、世田谷美術館では、来年6月末から、ボストン美術館、華麗なるジャポニズム展開催、モネのラ ジャポネーズ公開とのこと。


なぜ生きる

2013-07-17 22:57:07 | インポート
なるタイトルの本がある。
一万年堂出版なる怪しげなるところから出ているが、監修は高森顕鉄。
これでピーンときた方は素晴らしい。
この人は宗教団体、浄土真宗親鸞会を主催している人だ。
だから、なぜ生きる、なるタイトルの本は決して人生論や哲学を解いた本ではなく、高森解する親鸞の教えを述べた本にすぎない。
その主旨はこうだ。
人生の目的は幸福になることだ。
しかし、この世のありとあらゆる幸福は、続かない、相対的な幸福にすぎない。
親鸞の教えは、この世で、絶対の幸福を得るにある。絶対の幸福とは、つまりは絶対に壊れない幸福で、罪悪の塊である我々凡夫は、絶対の幸福を得なければ、無間地獄に陥る。
こんな、親鸞の説とはおよそかけ離れた説を述べる。
巧みに親鸞の説の一部を引用しながら、そういう結論に持っていく。
では、絶対の幸福を得るにはどうしたらいいか、親鸞は法然という善知識に会ってこういう教えを授けてもらった。
ところで、現代の善知識、絶対の幸福を得たものは、高森顕鉄である。高森の教えを聴かなければならない、と持っていく。
これは、僕が大学時代にうけた教えなるものだが、不思議なことに、それから、20年以上経つが、この世で、阿弥陀に救われたとか、絶対の幸福を得たとか言う話は全く聴かない。
つまりは、高森の妄想なのだが、なぜか、信者は増えているようで、富山に立派な施設を作り、一万年堂出版なる出版社から、いろいろな本をだし、神経症を治します、なる会等も作って、信者を増やしているらしい。
絶対の幸福というが、そもそも幸福になるには、カントが解いたように、幸福に値する、ことが先んじるはずだが、どうもこの宗教団体にはそんな発想もないらしい。
ともかく、絶対の幸福とか、一万年堂出版とか聞いたら、怪しげなる宗教団体だから、気をつけて。


招待券はあるけど

2013-07-16 22:03:30 | インポート
猛暑だ。
参ってしまう。僕も食欲がなく、アイスばかり食べている。
出かけるとぐったり、早く寝るに限る。
今日は涼しいので助かったが、新宿の損保ジャパン美術館、遊ぶシュルレアリスムに行って、歯医者に行ってまあ終わりだ。
歯医者というのが、丹念で、治療に一時間かける、時間はさっさと経って行く。
墨岡さんところも行かないといけないが、墨岡さん、あまりに忙しいからか、木曜は、七時受付までやってくれるが、月曜と金曜は、5時受付まで、それ以降は他の先生、土曜は午前しかみない。
こっちも都合があるわけで、行けない日もあるから、5時までだと、いくら招待券があっても、千葉市美術館とか、東京都現代美術館とか、行ってる暇がない。
歯医者は9時頃までやるところも増えたが、そこの歯医者は六時まで、六時のお客さんは、二時間も三時間もかけるお客さんをみるという。
まあ僕も入れ歯を作り直すというから、二時間三時間のお客さんにそのうち入るのだろう。
まあそんなわけで、例えば、横浜のプーシキンが始まった。
これまた招待券があるからゆっくり観たいが、観ている暇がない。
美術館行くから、なんて言えば、あなた、健康と美術館どちらが大事なの?ということになる。
まあ困ったものだ。


で、考えてしまうのは

2013-07-08 20:58:54 | インポート
僕も展覧会ブロガー内覧会に参加したことがある。
ブリヂストン美術館だったか。
主催者として、館長挨拶があって、撮影について、カリスマブロガーT氏説明があって、確か彫刻は撮影しないでくれとか説明していた。
しかし、ブロガーたちは、なぜあんなにバシャバシャ撮影するのか。
写真を載せないと面白くないのか?
写真を載せないと魅力ある文章では、語れないのか?
先の記事では、かきおとしたが、内覧会には、担当学芸員の説明というのもある。
写真をバシャバシャ撮影する人は、学芸員の言葉より、写真のほうが大事なようだ。
何しろ説明が終わって、はい、観賞となるとすぐさま、カメラを出してバシャバシャやる。
作品とじっくり向かい合って出てくる言葉というのがないのか?
8/8に、ホテルオークラでの夏の展覧会で、またブロガー内覧会がある。
定員は20名と少数。
これは申し込んだ。
カリスマブロガーがやる内覧会ではなく、熊澤先生という企画に関わっておられるかたが主催する内覧会だ。
撮影可かどうかは知らない。
しかし、当選したら、僕は写真ではなく、あくまで今まで通り、文章で展覧会の魅力を伝える。
文章の力、それを信じている。


要は

2013-07-05 22:08:58 | インポート
お金を使わない、つまり、ネットで買わなければ良いのだ。
ネットだと、ワンクリックで買えてしまうから、ついつい何でも買ってしまう。
実際本屋やCDショップ訪れれば、カードで買うこともできるけど、実際持っているお金と相談するから、余計なものはあまり買わない。
僕も何度もああこれ良いなあ、しかし、高いなあと諦めたことがある。
ネットだと何故かその感覚が麻痺してしまうのが、怖い。

話は変わるが、Twitterで最近美術館と美術ブロガーによる内覧会等の是非が話題になっている。
美術館は、なぜ美術ブロガーを対象にした内覧会等開くのか?
はたまた、自分のblogでチケットプレゼントなるものをするブロガーがいるが、これはなんだ?という問題、つまり美術館はなぜ特定のブロガーにチケットを配らせたりするのか?という問題だ。
皆が念頭に置いているのは、美術ブロガーのカリスマ、T氏であり、T氏の側を離れず、何時も企画に参加して最近カリスマになった、H氏だろう。
二人はちょくちょく、展覧会の報道内覧会に呼ばれて、展覧会をヨイショする記事を書き、また自分は雑誌に載っただの、何とか先生と飲んだだの自慢話をしていた。
その主にT氏が、美術館館長等と交友関係になり、じゃ、ブロガー集めて内覧会開きましょ、って流れになって、あちこちの美術館で内覧会ブロガー対象なるものが開かれる。
参加費ゼロ、お土産に図録等つき、展示物の撮影可、まあ大体どこでも同じ。
こういうことが盛んに行われるようになって、何かがおかしい、と前々から、感じていたTwitterをやる人がこの二三日でひがついた。
当たり前だが、普通の人はお金を払って展覧会をみる。
それが、そんな贅沢な条件でお呼ばれする人もいるわけだ。
人間誰しも名誉欲はある。自分のblogで、ブロガー内覧会を開催します、と書くT氏やH氏を一概に責めることはできない。
ただ、このお二方が、何時も前面に出てくることに、若干違和感のあることは事実だ。
これから、二人が、どう動くか、ブロガー内覧会などはどうなるか、ちょっと興味ある。
因みに僕は二人とは、距離を置いており、雑誌等での招待券で展覧会は、観ている。