だらだら日記goo編

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うらめしや

2013-06-29 21:19:13 | インポート
一昨年、東京芸術大学美術館が企画していた、うらめしや、冥土のみやげ、なる展覧会は、東日本大震災で、亡くなられた方々に配慮して、中止された。
しかし、今年の夏は違う。
夏は幽霊、妖怪だとばかりに、首都圏では、三井記念美術館、そごう美術館、横須賀美術館と、三つも同じような展覧会が開かれる。
三井記念美術館は、大妖怪展、水木しげるのゲゲゲまで展示するという。
横須賀美術館も、現代アートを展覧するという。
なんかなあ、まだ二年しか経っていないのだ。
まだ、避難されている方も大勢いる。
それなのに、この妖怪展覧会ブームはなんだ。
森美術館で、Love展というのをやっているが、これが結構重い展覧会になっているのは、311が、多く取り上げられているからだ。
例えば、映像作品、福島の風、日本の社会学者と福島に赴いた作者は語る。
天災と人災が重なったこの福島では、ただ風だけが吹いている。
或いは、別の作者は東北や、ルワンダに取材して、とう。
悲劇に見舞われた時、そこに愛はあるか?
作者は愛の不在を暗示している。
今日見に行った世界報道写真展でも、東日本大震災は二点出品されていた。
東日本大震災は現在進行形だと思う。
それなのに、二年前は自粛せざるを得なかったような展覧会が相次いで開かれる。
この日本人の節操のなさは一体なにか?
美術館関係者は、原発を輸出しようとしている政府や、福島の事故で死んだ人はいないと宣う政治家を笑うことは出来ないように思う。


カントを斜めから読む

2013-06-21 21:32:05 | インポート
本郷に進学して、意気揚々と哲学科の坂部恵さんの、カントの純粋理性批判のゼミを取った。
なんかカントをパースと繋げて読むという趣旨のゼミらしかった。
学部のゼミなのに、何故か大学院生が沢山出席し、時どき研究発表みたいなことをやった。
反省的判断力のー自然の合目的性のーどうだのこうだのー。
聴いていてさっぱり解らない。
静かに聴いている学部の学生はこれがわかっているのか?
一種のカルチャーショックだった。
で、三年生の夏休み、カントの純粋理性批判を原典で、岩崎武雄の注釈書を頼りに読み進めた。
で、四年生になった。卒論を書かなくてはならないがカントしか解らない。
で、僕は倫理学科だから、主任の浜井修さんに相談したら、歴史哲学をやると良い、現代の社会哲学に直結している、と言われた。
で、カントの歴史哲学を読むと、何故あのカントが小編ではこんなことを書いたのか面白い。
で、卒論は、世界福祉としての哲学、と題して書いてみた。
物足りないと言われたが、まあカントを斜めから読むという経験をしたわけだ。
で、物足りないわりには大学院に受かって、卒論でも一部引いたカントの最高善を取り上げた。
Kant-Studien,という毎年発行されている研究書、論文の寄せ集めがある。
そこから、カントの最高善に関する論文を読んで、まあ研究史の研究をすることは、楽しい作業だった。
カントの最高善は、二義的で、神によって与えられる、個人の最高善と、義務として、この世界で実現すべき最高善に別れるのだが、岩波文庫の訳者は、一義的に捉えようとするから、訳が酷いことになっている。
この研究史の研究が評価されて修士も通ったのだが、もし哲学科に行っていたらどうなっていたろうか?
倫理学科を選び、歴史哲学を読めと言った浜井先生には感謝している。


儲かっているのか?

2013-06-15 22:41:14 | インポート
先日、商品券10000円分を当てた。
クイズサイトで、キャンペーン生活と言う。
クイズにチャレンジするのに一回315円取られる。
で、クイズコースがいろいろあり、?×五問とか、五者択一の選択肢三問とか、画像を見てそれが何か答える記述式一問とか、賞品によっていろいろ違うわけだ。
選択肢と言っても伊達ではない、重箱の隅をつつくような問題が出る。
どのジャンルから、出るかもハッキリしておらず、テレビ番組から、歴史から、音楽からとまあ雑学博士なら回答出来るような問いが並ぶ。
?×6問で、五問まで出来て六問目で間違えても、一問目で間違えても、315円没収となる。
こういうクイズを考えた人は誠に頭が良い。
こちらは悔しいから、つい何度も挑戦することになる。
商品券一万円は当然難易度の高い画像記述クイズだった。
この虫の正式名称はとか、この人物のフルネームは、とか当たらずやっていたら、偶然、山種美術館の所有する速水御舟の、炎舞の絵が出てきて、この絵の作者を答えろ、となったのだ。
こりゃ、待ってました、だ。正解。
他にも宝くじ20枚とか、展覧会チケットとか、缶コーヒー30本とか、アイス詰め合わせとか当てたが儲かっているかどうかわからない。


歯医者は儲かる?

2013-06-09 22:50:05 | インポート
歯茎が痛い、いわゆる歯周病だ。
しかし、今まで行っていた、おじいさん歯科に電話したら、廃業したと言う。
困って、近くの歯科をネット検索したが、皆予約で一杯と言う。
偶然空いている歯科を見つけて、ネット予約。今はネット予約なんかも出来るんだ。
二回行って、抗生物質と痛み止め出して貰ったら、一回飲み薬飲んだら嘘のように痛みが引いた。
で、先週金曜日三回目、痛いところの治療して貰ったが、何とかかった費用290円、普通の保険診療です。
思わず驚いたら、他のところが取りすぎで、本当はそんなもんだと。
街には歯医者が一杯ある。良く潰れないなと思うが、その歯医者の言い方をすれば、法外な値段を取って、予約が取れない状態なんだから、歯医者とは余程儲かるのだろう。
僕は小さい頃から歯が悪く、当時はすぐ神経抜いたから、歯が脆くなって欠けて、しょうがなく、今は上も下も入れ歯だ。
しかし、新しい歯医者は、この入れ歯もダメだと言う。
結局何だかんだ言って、長く通わせ、金を取るのだろうがまあ仕方ない。
本の紹介を。死を超えるもの 311以後の哲学の可能性、東大出版会。
著書は、森一郎。ハイデガーやアーレントを引きながら原子力問題を追ったいい本だが、冒頭に渡邉二郎さんの話が出ている。
言うまでもなく、若くして、ハイデガー研究に一石を投じ、東大哲学科では厳しい事で知られ、そこから、放送大学に移り、自己を見つめる、とか、芸術の哲学、とか、いい本を出された。
晩年は宗教的になられ、恵みとしての幸福、を盛んに語られたが、癌を宣告された、渡邉が向かったのは、やはりハイデガーだったという。
ハイデガーの第二の主著とみなす、哲学への寄与、研究に精魂をそそいだと言う。
その成果は、講座ドイツ観念論の別巻として刊行されたというが、知らなかったので、Amazonで頼んだ。
渡邉が到達した境地を知りたい。


怖いねえネットの世界

2013-06-06 22:48:38 | インポート
Yahoo!のパスワードが流出したという。
僕もYahoo!のページで調べてみたが、あなた様の流出はないようだと報告された。
しかし、いつも使っているホットメールに誰かが侵入した。パスワードisbn○○○○を見破って、メールを見たらしい。
外国の人間のようで、訳の解らないメールを誰かしらに送信したようだ。
ああ、怖い。今はパスワードは変えているが、いろいろなサイトで同じパスワード使っていた僕は危険だった。
インターネットというと、なりすまし犯片山被告はどうなるのか?
本人はやってないと主張しているし、疑わしきは被告人の利益に、という言葉があるから、無罪放免になるかもしれない。
しかし、片山被告が捕まってから、その偽装メールなるものがとんと無くなったということは、やはり片山被告の関与が疑われる。まあ裁判所が判断することだがー。
そう言えば一昔前は掲示板荒らしとかいろいろあったけど、今は掲示板の時代ではない、blog、Twitter、Facebookの時代だ。
こんな時代に今度はどんな犯罪者が現れる?