一昨年、東京芸術大学美術館が企画していた、うらめしや、冥土のみやげ、なる展覧会は、東日本大震災で、亡くなられた方々に配慮して、中止された。
しかし、今年の夏は違う。
夏は幽霊、妖怪だとばかりに、首都圏では、三井記念美術館、そごう美術館、横須賀美術館と、三つも同じような展覧会が開かれる。
三井記念美術館は、大妖怪展、水木しげるのゲゲゲまで展示するという。
横須賀美術館も、現代アートを展覧するという。
なんかなあ、まだ二年しか経っていないのだ。
まだ、避難されている方も大勢いる。
それなのに、この妖怪展覧会ブームはなんだ。
森美術館で、Love展というのをやっているが、これが結構重い展覧会になっているのは、311が、多く取り上げられているからだ。
例えば、映像作品、福島の風、日本の社会学者と福島に赴いた作者は語る。
天災と人災が重なったこの福島では、ただ風だけが吹いている。
或いは、別の作者は東北や、ルワンダに取材して、とう。
悲劇に見舞われた時、そこに愛はあるか?
作者は愛の不在を暗示している。
今日見に行った世界報道写真展でも、東日本大震災は二点出品されていた。
東日本大震災は現在進行形だと思う。
それなのに、二年前は自粛せざるを得なかったような展覧会が相次いで開かれる。
この日本人の節操のなさは一体なにか?
美術館関係者は、原発を輸出しようとしている政府や、福島の事故で死んだ人はいないと宣う政治家を笑うことは出来ないように思う。
しかし、今年の夏は違う。
夏は幽霊、妖怪だとばかりに、首都圏では、三井記念美術館、そごう美術館、横須賀美術館と、三つも同じような展覧会が開かれる。
三井記念美術館は、大妖怪展、水木しげるのゲゲゲまで展示するという。
横須賀美術館も、現代アートを展覧するという。
なんかなあ、まだ二年しか経っていないのだ。
まだ、避難されている方も大勢いる。
それなのに、この妖怪展覧会ブームはなんだ。
森美術館で、Love展というのをやっているが、これが結構重い展覧会になっているのは、311が、多く取り上げられているからだ。
例えば、映像作品、福島の風、日本の社会学者と福島に赴いた作者は語る。
天災と人災が重なったこの福島では、ただ風だけが吹いている。
或いは、別の作者は東北や、ルワンダに取材して、とう。
悲劇に見舞われた時、そこに愛はあるか?
作者は愛の不在を暗示している。
今日見に行った世界報道写真展でも、東日本大震災は二点出品されていた。
東日本大震災は現在進行形だと思う。
それなのに、二年前は自粛せざるを得なかったような展覧会が相次いで開かれる。
この日本人の節操のなさは一体なにか?
美術館関係者は、原発を輸出しようとしている政府や、福島の事故で死んだ人はいないと宣う政治家を笑うことは出来ないように思う。