だらだら日記goo編

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人それぞれ

2013-11-27 23:04:03 | インポート
最近、母の夢をよく見るんですが、やはり寂しいんでしょうか?と墨岡先生に聞いたら、先生は断言された、夢に意味はないと。
もう長い付き合いの墨岡先生、僕が高校生の時からの付き合いだが、先生がそんな考えの持ち主とは知らず、びっくりした。
また、うつ病の薬、パキシルを飲んでいるのだが、何かの本で、パキシルは単独に飲むものだと書いてあって、今は3つの薬一緒に飲んでいるので、先生に問いかけたところ、いろいろな考えがあるから、と言われてお仕舞い。
精神科医にもいろいろいるということか。
しかし、待ち合い室で観察しているとまあ、いろいろな人がいる、さすが精神科。
まず、保険証を忘れた、というならともかく、無くした、何処かにいってしまった、という人がいる。
保険証がなくなったら、大変で、さっさと役所で再発行してもらえば良いのだが、受付もこういう人に慣れているのか、次回お持ちいただけますか、で、終わっている。
そうかと思えば、時間がかかることに癇癪を起こして、遅いんだよ、薬は明日とりにくる、診察料だろ、五千円で間に合うだろ、と五千円札投げて、帰ってしまう人もいる。
次の日、薬をとりに、どんな顔をして現れるのだろうか?
人それぞれ、患者も医者も。

この前の日曜、川崎市岡本太郎美術館で、弦楽四重奏のコンサートを聴いた。
岡本太郎美術館は、岡本太郎と関係があまりなくても、企画展示を開催する美術館。
今は、北代省三という、実験工房等で活躍した人の写真を中心とする展示を開催している。
で、コンサートも実験工房の音楽家の作品等約一時間。
別に美術館の入館者だけではなく、誰でも聴けるというのは、良心的だ。
北代、電子メモリーが人間の脳のニューロンに近づくとか、エレクトロニクスにかける期待はますます大きくなる、とか、当時としては前衛的な、しかしまた能天気なことも語っていた。
エレクトロニクスの負の側面があらわれてきますよ、と予言して精神科医デビューしたのが、墨岡先生なのだった。


最近行った展覧会

2013-11-16 22:01:31 | インポート
まとめて。

ブリヂストン美術館 カイユボット
カイユボットなる画家はあまり絵画史に出てこないが、裕福な遺産を相続して、印象派の作品を買い集めたコレクターとしての側面がこれまで強調されてきたという。
しかし、自身も絵を描き、印象派展に出品するなど、画家としての側面を持つので、展覧会を開いたそうだ。
カイユボットは、作品が個人蔵のものが多く、集めるのに大変だったろう。
何しろ、オルセーにも7点しかないということで、ブリヂストン美術館の努力に拍手をおくりたい。
当時はパリが、オスマン男爵の元で、大改造を行っており、カイユボットはかわりゆくパリの姿を描いた都市の印象派と言えましょうか。
弟は音楽の道に進むも、これまた、遺産があるから怠けて、写真に没頭した。
今回の展覧会は弟の写真も多く展示。
カイユボットと弟は、ボート遊びに熱中して、資産がありますから、ボートに都合がよい場所に住み、それは郊外なので、自然と後半生は自然も描くようになる。
印象派の仲間では、モネとルノワールと親しかった。
別の弟の早い死に衝撃を受けて、28で、遺言書を書き、自分が集めた印象派の作品は国家に寄贈、ルーヴルに飾るよう求めた、遺言執行人にはルノワールを指名したという。

ウィリアム モリス、府中市美術館
モリスの展覧会はあちこちでやるが、理想としたのは、職人が手仕事で労働の悦びを享受する中世の教会だ。
今回は教会のステンドグラスの仕事から、モリスを眺める展覧会だ。
といっても、イギリスの教会のステンドグラスを持ってくる訳にはいかないから、まあレプリカ。
しかし、バーン ジョーンズもステンドグラスの仕事をやる。バーン ジョーンズとは、教室で席を並べていたそうだ。モリスは絵画の道は断念するけど。
ともかく手仕事、人工の染料を嫌い、染料としては扱いにくく、ヨーロッパでは忘れられていた、イズニックという天然染料を好む。青だ。
で、自然の形と幾何学的文様を組み合わせたのが、モリスの真骨頂といえるが、モリスは詩人でもあり、本の仕事もする。輝く平原の物語、というモリスの本が展示されていた。
このモリスの仕事は、アーツアンドクラフツ運動となって後生に伝わることになる。
ともかく、導入のステンドグラスで参った。
府中市美術館もよい仕事をする。

今回はこの2つの展覧会を書いてみた。


株って

2013-11-13 20:43:39 | インポート
株をやる人は多いのだろうか?
みずほ証券というところに口座をもち、みずほ銀行、高島屋、東急の株を所有しているが、証券会社から、サントリーの株が上場するからやらないか、と薦められ、申し込んだところ、全く当たらなかった。今度はイオングループが上場するから、みずほの主宰だから、まあ当たりますと言われ、申し込んだところ、今度は一株しか当たらなかった。
つまりは申込数が多く、抽選に漏れたということだが、株ってそんな人気なのか?
投資信託に投資した方が儲かるようなー。
僕は東電の株を持っていて、つまりは大損したことになる。
父が元々所有していて、半季で、10万円の配当があった。
バブル期には1万円いくのではなどと言われた東電であり、安定資産として、僕もほおっておいた。
したら、原発事故である。
配当はおろか、株価は200円台にまで下がり、売買ゲームの様相を呈した。
これでは、と売ってしまったが、今日昨日あたり、500円台に回復している。
二重の意味で損をした。
売買ゲームと書いたが、今はインターネットで、頻繁に株価をチェックして、上がるとすぐ売る人がいるらしい。
買って翌日に売る人もいるようだ。
こっちはそんな暇ないから、そういう人を不思議に思うだけだが、まあ高島屋と東急は株主優待で持っている。
東急は文化村ミュージアムと五島美術館の招待券、更に東急ストアーの割引券、東急電鉄の無料乗車券等が付くのだ。
東急と高島屋は良いが、今度はみずほだ。
不祥事で、配当にも影響するかと怖れている。
だいたい、株券の完全電子化で何がなんだかこちらは解らなくなった。
株券がなくなり、全てはコンピューターで管理する。管理する方が不正を働くことはないのか?
以前は配当は郵便局に行って現金で貰った。
10万円貰えるのは嬉しいものだ。
しかも、株主登録印鑑を押せ、本人が行かない場合は代理人証明せよ、と配当書には書かれているが、株券の場合は印鑑照合をしない。
例えば、小林なら、小林の印鑑が押されていれば、郵便局は現金を支払うし、後で、会社から苦情が来ることもないと、母の遺産整理の時教わった。
ところが今は、原則的に口座を持っている証券会社から銀行振込が普通だろう。
まあ株は面白くないし、手軽になったとは言えるけど、株に詳しい人の意見も伺いたいものだ。


茶碗三館巡り

2013-11-08 22:35:33 | インポート
東京では、今茶碗展覧会が三つ開かれていて、三つ廻ると、その三つの美術館のうち1つの次回招待券が貰えるというキャンペーンをやっている。
三井記念美術館、国宝 卯花墻と桃山の茶陶。
五島美術館、光悦。
根津美術館、井戸茶碗。

僕は三つの展覧会をみな招待券で廻って、招待券をまたゲットしたことになる。
まずは、三井記念美術館、これは、雑誌、小さな蕾、で招待券貰った。
国宝 卯花墻が作られた窯を今年度から本格的な調査がはじまる事を記念した展覧会。
志野、織部、なんかいろいろ出ていた。
五島美術館は、東急株主なので、その招待券。
本阿弥光悦、なんか知られているようで、知られていない人物を主に書状や歴史資料から見直そうというもので、茶碗は少ししか出ていない。
光悦が熱心な法華信者の家に生まれたこと、刀の鑑定をする家であって、光悦も、刀の鑑定士として認められていたこと、書状では、自分も、痛風に苦しんでいることなど、面白い。
根津美術館は、motopieさんというネットの知り合いで、一回お会いした方が根津の会員なので、余ったチケット送って貰った。
井戸茶碗とはつまり、朝鮮で作られた茶碗。
大井戸、古井戸、青井戸、等いろいろあるが、大井戸とは、大きな井戸茶碗という単純な意味。
国宝に指定された大井戸は、持っている人が腫れ物の病にかかるという縁起の悪い茶碗で、松平不眛のてに渡った時、縁起が悪いと夫人が大徳寺に寄進したそうだ。
根津美術館は、特別展のほかに常設もある。
特にこの美術館は、中国古代青銅器のコレクションに定評があり、今は、村上英二さんから寄贈された中国古代の鏡の展示も行っている。
またこの三つの美術館のうち、五島美術館と根津美術館は、広大な庭園を持っており、美術観賞と共に、庭園散策も出来る。
今日行った根津は紅葉が綺麗だった。
また二つの美術館の庭園には、仏像などが置かれ、信仰心篤い方がお金を置いているのも気持ち良いことだ。
さて、この三つの展覧会は、何れも1200円、次回の三つの美術館の展覧会は、1000円だが、招待券で行って招待券貰ったわけで、何処に使おうかしら。


ベートーヴェンの宇宙

2013-11-06 22:06:03 | インポート
体調が上向いてきた。
出歩くと、最近寄ってなかったタワーレコードへつい。実にいろいろなCDが出てる。
つい、ベートーヴェンに手がのびる、最近、ベートーヴェンの交響曲全集が沢山出ている。
買ったもの。亡くなった、コリン ディヴィスがシュターツカペレドレスデンを指揮したもの。
結構力強い。
ハイティンクがロンドンを指揮したもの。ハイティンクはアムステルダムコンセルトヘボーを指揮して、デジタルでも全集作っているが、これは、70年代のアナログ、まだ若いというのにいやにおとなしい。
ヤンソンスの指揮したものは、二種類出ている。
一つは、バイエルンを指揮したもので、地元での録音。もう1つは、バイエルンのサントリーホール、つまり、日本公演だ。
二つききくらべたい。
ティーレマンがウィーンフィルを指揮したもの。
伝統あるウィーンフィルだから、この人も伝統的な指揮をしている。
オイゲン ヨッフム、この人は、フィリップスにも、EMIにも、全集を作っているが、戦前のスタジオ録音が輸入盤で出た。
今日買ってきた、どんなもんか。
他にも、リッカルド シャイーが、デッカに録音したものとか、いろいろあるが、懐具合と相談して買うのを決めよう。
しかし、現代の指揮者の演奏するベートーヴェンはやはりなにか物足りない。
神がかったフルトヴェングラー、炎のようなミュンシュ、老ワルターの渾身の力を振り絞ったベートーヴェンが懐かしい。
だから、フルトヴェングラー等は、レーベルを換えて、何度も何度も同じ演奏が出てくるのだろう。それだけ需要があるということだ。
音楽界も変貌が激しい。EMIレーベルはグラモフォン傘下になり、日本では、今まで東芝EMIで発売されていたのが、ワーナーパイオニアから発売される。RCAレーベルはソニーレーベルと一体化した。
聞く方も、良い音で聴きたいと、sacd専用ディスクなるものが登場、これをきくには、専用のプレイヤーが必要という具合だ。
しかし、どんなに時代が変わっても、ベートーヴェンは人を励まし、癒し、勇気を与えていくだろう。
僕の具合が良くなったのも、ベートーヴェンを聴いていたからかな。