だらだら日記goo編

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遺産整理終了

2011-05-17 21:49:03 | インポート

本日、税理士の先生とお会いして、母の遺産相続がほぼまとまった。

結局、小規模宅地の八割減税が大きく効いて相続税はかからないことになりそうだ。

後は相続税の申告を向こうがやってくれるので、それを待つだけになる。

で、遺産はどう運用しようかということだが、株でも買おうと思う。

東京電力、群馬銀行、住友金属などの株は母が相続したのだが、株主優待のある株でも買おうと思う。

まあはっきりいえば美術館招待券などがついてくる株ー。

なにしろ僕は銀行の思惑で生命保険を三つもやっている。米ドル、欧州ユーロ、ニュージーランド、定期預金では金利が低いからというのが担当者の説明だが、つまりは銀行の儲けにもなるということなのだ。

しかし父のときは遺産代行など利用せずに、若いから一つ一つやっていったが、さすがにもう体が持たない。百万円払っても信託銀行にやってもらって正解だったろう。

親戚で死亡した人の家も遺産整理を別の信託銀行に依頼したが、報酬は2パーセントだという。

まあ財産が五千万円ならちょうどうちと同じ百万になるから妥当な額なのだろう。

土地は少しは残しておきたい、やはりマンションに引っ越すのではなく、土地を半分にしてすもうと思う。それでもまた一千万円くらい入ってくる。

うちの近くは渋谷にも新宿にもすぐ出られていいのだが、何しろ道路が狭い。

建築基準法では四メートルなければならないらしいが、それを満たしていないところが多い。

というわけで路線価も安くなる。

まあ父と母の残してくれたものを大切に生きていきます。


同じ「生誕百年」といえど

2011-05-10 22:41:09 | インポート

片や国立近代美術館でNHKの肝いりで大々的な回顧展、岡本太郎だ。

しかし岡本太郎と同級生のこの画家は何か忘れ去られた感じがある。

横須賀美術館でひっそりと回顧展、別にけちをつけるつもりもないがひどすぎる、僕が会場にいた間、企画展、常設展、谷内六郎館と見たのだが、ほかのお客様に一人としてあわなかったのだ、いくらゴールデンウィーク明けとはいえひどい。

画家の名前は川端実、2001年まで生きたようだが、その間大きなところでは、神奈川県立近代美術館で、俣、京都国立近代美術館と大原美術館で個展が開かれたようだがまとまった資料のようなものは、岡本太郎と違ってつくられていない。

しかも戦前の資料や作品は戦火で失われてしまったから不幸ともいえる。

したがって今回の回顧展も1949の作品が最も古く、1958の「リズム、茶」という作品が評価を受けると川端は渡米して、もっぱら活動の中心をニューヨークに置くようになる。

ニューヨークで作られた作品はほとんどが抽象画で「○●のフォルム」と題されたものが多い。

しかしながら作品はいずれも大きく、晩年になってもほとばしるような色彩感覚には衰えを感じない。ほれぼれとする。

1950にわずか39歳で、多摩美大の教授になったように優秀だったのだろう、しかしながら日本での数少ない展覧会や、誰も横須賀美術館に足を運ばないという現実は何を物語るのか。

展示は東京や京都の国立近代美術館、板橋区立美術館、高松市美術館などなど゜から幅広く集められたが、ニューヨークで長く活動していたことを考えると、海外にも知らない作品があるに違いない。

同時開催の谷内六郎館は「週刊新潮表紙絵1976」当時はこの雑誌が150円だったとか。

その7/1号に谷内は、静岡の浜岡大砂丘を取り上げている。

今問題になっている浜岡原発のあるところだ、慄然とした。

横須賀美術館は休館は月一回第一月曜日だけ、ぜひどうぞ。