だらだら日記goo編

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

インターネットは便利だ

2009-09-22 23:07:27 | インポート
基本的に家の電話は留守番電話に設定している。
用があれば留守番電話に吹き込めばよろしいが、ここのところ毎日同じ番号からかかってくる。
こちらはナンバーデスプレーを使っているから相手の番号はわかるのだ。
留守番電話にも吹き込まないし、おかしいと思ってインターネットで調べたら、迷惑電話番号サーチズにまんまとヒットした。ワンルームマンションがどうだらという悪質業者らしい。
すぐ受信拒否に設定、ちなみにその番号は03-5786-○○○○だ。
今はインターネットで簡単に調べられるのがありがたい。
さて今日はたばこと塩の博物館に。
リニューアルしてから初めて行く。
特別展で300円だが、ダイレクトメールに招待券が入っているのがうれしい!
やすらぎのオーストリア、カフェとたばこにみるウィーンの文化史、だ。
日本のたばこ専売制度はオーストリアがモデルになったという。
はじめはたばこは薬用で、浣腸の手段として使われたとかいきなり笑わせる。
ハプスブルクの栄光を経て、フリーメーソン、ビーダーマイヤー、そしてヨーゼフ一世の即位25年を記念したウィーン万国博覧会ーこれは日本政府が政府として初めて正式に参加した博覧会だーそしてウィーン分離派のたばこパッケージ
とか趣向に富む。
カタログも千円と安価だ、しかも印刷博物館館長の論文寄稿まであり、佐野常民という人の重要さも知った。
たばこと塩の博物館にはこれからの展覧会も期待大だ。


またまとめて更新

2009-09-18 23:37:11 | インポート
行った展覧会をまとめて更新します。

.損保ジャパン東郷青児美術館、ベルギー近代絵画のあゆみ
ベルギーは、西欧の十字路といわれるそうだ。
フランドル絵画の伝統とフランス絵画の前衛が入り交じって面白い世界を生む。
バルビゾン派から展示は始まるが、テルヴューレン派とは初めて聞く。
バルビゾンに憧れたベルギー人たちが作った芸術家村だそうだ。
展示はフランス絵画とベルギー絵画が入り交じり、その影響を示していく。
例えば、スーラの「グランドジャッド島の日曜日の午後」に影響を受けてベルギーの新印象派が誕生するが、そこには20人会というベルギーの組織があったこと、ベルギーではリュミニズムと独自の発展をとげるとか。
しかしあのアンソールにバラの花の素晴らしい絵があるのには驚いた!

.オペラシティアートギャラリー、インタートラベラー神話と遊ぶ人
顔のないみみお、や六本足のオオカミで知られる鴻池朋子の個展。
結局想像力を大切にする人なのだ。
「生まれた時から想像力はひとつも年をとれない。いつまでも人間は子どもだ」とはこの人の言葉。
地球の中心、マイナス6377キロにいるのは赤ちゃんだ。
しかもガラスで出来た巨大な赤ん坊!
このインスタレーションにはたまげた。
「世界はいつも密かで、素晴らしく、謎めいている」
だから自殺することはない、鴻池はそう語りかける。
鴻池の感受性にしびれた。

.横須賀美術館、パウルクレー東洋への夢
これは横須賀まで行く価値ある展覧会だ。
クレーは才能あるヴァイオリニストだったという。
妻となる人にも音楽の競演で知り合ったそうだ。
であるから、鉛筆で「偉大なテノール歌手のコンサート」をいささかカリカチュールに書いたりする。
そのクレーが老子道徳経だのインドの伝説だの日本の仏教彫刻だのを蔵書していたとは!
さらに鈴木大拙の、禅仏教入門までプレゼントされたとは!
そこでこの展覧会ではクレーの作品における東洋的なものを探る。
北斎漫画との関係とかいろいろ面白い。
なかには「悪魔ちゃん」とかいう面白い題名の作品も。
カタログも専門的論考にあふれている。

さて明日からはじまる展覧会も多いが、僕は人のいかなそうなところを廻ります。


定期購読がおとくです

2009-09-13 23:51:02 | インポート
来週は4連休になる。
しかも雑誌の発売が多い20日が休みだ。
前日の19日にどの雑誌も発売を移行する、本屋は大変なことになろう。
僕が定期購読しているのは、週刊朝日、サンデー毎日、あと美術雑誌では目の眼だ。
目の眼はいつもプレゼントが当たり申し訳ないので定期購読を始めた。一冊870円だしまあいいかという気持ちだ。
ところで、集出版局というところから出ている、集という雑誌というか本がある。
群馬にある出版社で、過去二回購入してアンケートに答えたら、残暑お見舞申し上げます、定期購読がお得ですというハガキがきた。しかし一冊2000円もする本だ、内容を確かめなければおいそれとは買えない、週刊誌とは違う。
今日その本が店頭に並んでいた。特集は、不思議の国の若沖だ!
迷わず購入、なんでも、伊藤若沖-アナザーワールドという展覧会が来年の初夏千葉市美術館にまわってくるという、こういう情報はありがたい!
しかしやはり定期購読にはためらいがある。
値段が高価なのとこういっては悪いが地方の出版社だ、いつ潰れないとも限らない。
出版社も危機感を持っているから、定期購読のお願いなどするのだろうし。
さて今日は大丸ミュージアムの、イタリア美術とナポレオンに。
コルシカ島フェッシュ美術館からの出品。
ボッティチェリの、聖母子と天使が国内初公開で目玉だが、戴冠式とナポレオンとか大作もあった。
また西洋絵画における光の追求におけるカラヴァッジョの革命も興味津々、Juneさんお元気ですか?
しかしビデオ11分を椅子もなく立ってみろというのはいかがか?
カタログ2400円もやや高すぎる。
しかし2008年4月の札幌を皮切りに全国8箇所もまわった展覧会だ。
ちなみにフェッシュ美術館があり、ナポレオンがうまれたコルシカ島はフランス領だとのこと。
1900年以降コルシカ島ブームが起こって、パリのサロンにコルシカを描いた風景画を多くの画家が出品したとか、その一部も展示されています。


吉村先生ではなく

2009-09-11 23:00:35 | インポート
今の早稲田のエジプト研究は吉村先生ではないのだろうか?
この展覧会は早稲田の近藤二郎という人が監修している。
アサヒコムプレミアムで招待券が当たったので、予備知識なくのこのこ出かける。
東京都美術館のトリノエジプト展だ。
音声ガイドを借りるがこれが変わっている。
案内役にあのヒエログリフを解読したシャンポリオンが登場して蘊蓄を述べるのだ。
しかしシャンポリオンも1824にトリノを訪れたそうで、エジプトを初めて訪れるのはその四年後、トリノエジプト博物館を訪ねたのがエジプトへの関心のきっかけともいえる。
その、トリノエジプト博物館はカイロの博物館に次ぐ所要量の多さという。
で、トリノの博物館は2006の冬期オリンピック開催に合わせて、特に彫像ギャラリーをデザイナーに依頼して、
照明と鏡を駆使した空間に変身させたそうだ。
その一端は今回の展覧会でも反映されるが、いかんせん狭い東京都美術館では無理がある。
早く改築工事をして、ゆっくり鑑賞できるようにしてほしい。
とはいえ、今回の展覧会勉強になったのも事実だ。
展示の目玉は、アメン神とツタンカーメンの像だろうが、僕には他の展示物がいろいろ気になった。
たとえば、有名な死者の書は125章の罪の否定告白がクライマックスだとか、81章には死者はロータスに変身して再生すると書かれているとか。
古代エジプト人は人間の能力を超越したものを神とあがめ、神を象徴する動物は聖域の中で飼われ、死ぬとミイラにされた。
従って、バテスト神を表す猫のミイラの棺も展示される。
トキはトト神のワニはセベク神の象徴だ。
ミイラの棺といえば、男性により再利用された女性の棺まである!
あまりに恐れ多かったのか、女性の名前を消すことはしていないとか。
本物のミイラも2つ出ている。
子どものミイラとx線調査で45歳くらいで死亡した男性のミイラだ。
その男性の顔な復元模型まである、いまの科学はすごい!
人は死ぬとイアル野というところで復活して、農作業をおこなうと信じられていたそうだ。
それは現世の延長線上にある、ナイル流域で暮らし埋葬され、そして再びナイル流域で復活することを強く願った、
そこには常にナイルと共に生きてきたエジプトの人々の素朴な思いが反映されている。
混雑していたがいい展覧会だ。