だらだら日記goo編

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伊吹さんまで落選するとは

2009-08-30 23:13:15 | インポート
四年前の郵政選挙の逆だ。
今テレビの開票速報を見ながら書いているが、民主単独過半数、次々と民主の当選確実が出る。
驚いたのは京都1区の伊吹文明さんまで落選したことだ。
実は伊吹さんの息子さんとは高校で同じクラスだった。
伊吹さんは当時から国会議員だったが、息子さんはそれを威張ったりすることなく、ごく普通にクラスにとけこんでいた。
元首相の海部さんも落選した。自民党はもうだめだろう。
選挙対策を一手に引き受けた小沢一郎という人はやはりすごい。
自由党で人数が少なくなったときは小沢も終わったといわれた。
しかし小沢は不死鳥のごとくいつもよみがえる。
あっぱれというほかない。


二つの美術館から

2009-08-28 23:07:34 | インポート
本当は高島屋の展覧会をみたら、損保ジャパンの展覧会に行く予定だった。
しかしその予定は思いもかけず、膨大な量の展示の高島屋の展覧会を前にもろくも崩れてしまった。
日本橋高島屋ではない、新宿高島屋だ、まさかここまでやるとは!
竹久夢二の展覧会だ、生まれ故郷の岡山の夢二郷土美術館と群馬の竹久夢二伊香保記念館両方からの出品だ。
岡山は松田さんのコレクション、「加茂川」を大阪駅内の古書店で見て、ひとめぼれしたという。
伊香保は長田コレクション、こちらはスケッチなどに優れている。
夢二は独学で、いつもスケッチブックを持ち歩いていたという。
BROKEN MILL AND BROKEN HEARTという作品を描いたのが夢二25歳、これを岡田三郎助に見せて助言を求めたと
ころ、非凡な才能が失われるのを恐れて、岡田は美術学校行きをすすめなかった、これが夢二の将来を決定づけた、夢二式は独学だからこそ生まれたのだ。
しかし今回展示されるスケッチ帳の充実ぶりはどうだろう!
中にはby papaと愛する息子のためのサインの入ったものもあり、誠に愛らしい。
その一方、夢二最大の大作も展示される、富山で描かれた「こたつ」「一力」がそうで、六曲一双の屏風だ。
夢二にとって京都時代がもっとも幸福な時代だったとは恩地孝四郎の言葉だが、息子チコと彦乃と過ごした短い日々だ。
「京女百態」が笑わせる。
島原道中を絵巻風に表した絵だ。
しかし彦乃は23歳で死亡、夢二は旅にでる。
そして行き着いたのが榛名山だ。昭和5年にはアトリエをもうけ、ここに理想の芸術村を作ろうとする。
しかしアメリカ、欧州と外遊にでかけた夢二は結核にかかってしまう。
スクラップブック「他人の中の私」とは何を意味しているのであろうか?
会場ではビデオも流れており、すべて見ると、岡山15分、伊香保60分かかる。
この後岡山と京都に巡回します。


アートコレクターが面白い!

2009-08-26 23:11:45 | インポート
美術の窓を出版している生活の友社から、隔月でアートコレクターという雑誌が出ている。
今まで買ったことはなかったが、昨日発売号は別だ。
この秋、見たい!買いたい!展覧会ガイドと称している。
2009/9-2010/3の展覧会情報が掲載されている他、チケットプレゼントは1220名様へと大盤振る舞い!
しかしそれだけではない。
ネットで集める展覧会情報のコーナーには、おなじみTakさんの、弐代目青い日記帳や、はろるどさんのはろるどわ
ーど、あべまつさんのあべまつ行脚、遊行さんの遊行七惠の日々是遊行、memeさんのあるYoginiの日常とこちらからリンクさせていただいているブログも載っている、65ページだ!
いづつやさんがないのが不思議なくらいだ!
そのほか、全国有名デパート美術部の特色と取り組みなどなかなか読ませる。
これで千円、チケットが当たらなくてもいい気分だ。


読み終わった雑誌は

2009-08-18 23:00:54 | インポート
ともかく雑誌が好きだ。
週刊朝日とサンデー毎日は、新聞販売店から宅配してもらっている。
以前は週刊現代なども読んでいたが、美術雑誌とか合わせるととても読み切れなく、今は立ち読みだ。
さて選挙が近いからか、雑誌愛読月間だからか、以前からお盆休みを止めていた、週刊朝日に加えて、今年はサンデー
もアエラもはたまたSPA!もお盆の合併号を出さずに毎週発行している。
だから例えば酒井法子の薬物問題などもお盆休みで報じられずにいる一部の雑誌と異なり、新聞社系週刊誌はきちんと報じられた。
ところで、雑誌をよく買うのはいいのだが問題は雑誌が溜まることだ。
資源ゴミの日に出せばいいのだが、それを持っていく輩がいるのが困る。
駅のゴミ箱に捨てるなど論外で、ゴミ箱をあさるおやじのいい標的になるのは目にみえている。
で、思案して読んだ雑誌は週刊誌、美術雑誌、その他諸々の雑誌合わせて図書館の返却ボックスに入れている。
その図書館も色々問題あるようで、タバコの吸い殻や空き缶を放置するなという張り紙は出ているが、週刊誌を勝手に入れるなとは書いてないので、まあ読んでいる人もいるのだろう。
さて明日は合併号を出して世間の話題から遠ざかっていた、週刊文春と新潮が発売される。
どんな話題が出るのだろうか。


虫の目になって

2009-08-12 23:18:16 | インポート
目黒区美術館で以前この人の展覧会が行われた。
花や虫をリアリティー豊かに描くのと名前から女性かと思ってしまったが、男性だった。
今回は舞台を松屋銀座に移して、白寿の記念展覧会が開催されている、熊田千佳慕さんだ。
展示のコーナー分けも面白い、絵本館、植物園、昆虫館、動物園、ファンタジー館と分かれている。
熊田さんのライフワークは、ファーブル昆虫記の世界を描くことだが、この人は焦らない。
一枚完成するのに数年要することもあるとか。
もともと熊田さんと虫との出会いは父親に読んでもらった昆虫記だという。
そして青年時代の軍事教練で、腹這いになって虫の世界と「出会った」
しかしすぐには昆虫を描いたりしない、あの日本工房に入って、土門拳と、五郎ちゃん、土門氏と呼び合う仲になる。ちなみに熊田さんの本名は五郎だ。
しかし戦後、一転して絵本作家の道に進む。ワルデマンボンゼルスの「みつばちマーヤ」の挿絵を繰り返して描いたという。
ファーブル昆虫記をライフワークにしたのは70のころからだという。
一ミリに満たない毛の一本一本まて丁寧に描くその作品は、熊田の絵は生きていると評判になりボローニャ国際絵本
原画展で入選をはたすまでになる。
その熊田ワールドは是非会場でご覧いただきたいが、熊田さんの言葉をあげておこう。
「虫と花と対話して答えを待つ、そんな積み重ねが一枚となるのです」
「自然は美しいから美しいのではなく、愛するからこそ美しいのだ」
「でき上がった絵はそれを描かせてくださった神様へのレポートなのです」
熊田さんのような生き方もすばらしいと思う。