だらだら日記goo編

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前略とあれど

2010-12-30 23:21:38 | インポート
定期購読している雑誌、目の眼から郵便がきた。
なんだろうと思って中をあけると、いつも目の眼にご感想をお寄せ頂きありがとうございます。河井寛次郎展に行かれるとありましたので、招待券を送らせて頂きます。ご活用ください。
とある。つまりこちらが頼んでもいないのに招待券がきた。
というわけで今年最後の展覧会は日本橋高島 屋、河井寛次郎ということになった。
河井はなんかしらぬが展覧会は高島屋でと決めていたらしい。
河井の家は元来島根だが、京都に移り、もともと大工のせがれだったので、親族の大工が家を建て、その家は千客万来だったという。
現在は河井寛次郎記念館となっているその家、娘さんが館長を務めているそうで、平22/3/26には天皇皇后両陛下も訪れたという。
出品作はその記念館と京都国立近代美術館からがほとんど、第一回の個展から生涯の仕事の
パートナーとなる横浜高島屋専務、川藤堅一のものとなった川藤コレクションが京都国立近代美術館に収められているという。
河井といえば民芸運動でも知られるが、柳宗ははじめは河井の作品に批判的だったという。
濱田庄司がちょうど京都に柳がきたので柳と河井を引き合わせたら意気投合したという。
しかし河井は1925頃からコーヒー碗をつくっていたり、真鍮キセルを作ったり、モダンだなあと感じた。
今回の展覧会は作品とともに言葉が多く展示されており、河井の思想を知ることができる。
そんな言葉を一つ

時が形付けた生命 処が色付けた生命
何という美しい耳だ あの音聞いて居る耳
何という美しい手だ あの美しいもの持っている手
生命は美しいもの見に来たのだ みにくいものの為ではない

こんなにものが美しく見える人間の美しさ

見るから或る
美は随所にありあまる也


これで今年のブログ更新は終わりにします。
ベストなんとかをあげることもしません。
ところで目の眼さん、手紙に前略から始まってますが、最後にそれに対応する言葉がありませんよ!何はともあれ招待券ありがとうございました。


招待券様々

2010-12-22 23:40:58 | インポート
どうも暇な人が多いようだ。
変なコメントが相変わらず多い。
コメント承認制にしても良いのですがー。
さて今日は日比谷公園、ダヴィンチミュージアムという特設会場のダヴィンチーモナリザ25の秘密という展覧会に。
ダヴィンチはラテン語の教育を受けていなかったんですねー。
でも凄い人だ。
人間は飛べるはずだ、と立ち乗り飛行機とか考える。
展示品は手稿を元にした復元品だ、ダヴィンチが作ったものではない。
当時のイタリアの衛生状態は悪く、ペストで市民の3分の1が死んだという、それを目にしたダヴィンチは理想都市をも計画する。その模型も展示。
でやっと絵画だが、ダヴィンチの作品が来る訳ではない。
モナリザは現在ルーブル美術館所蔵だが、モナリザはダヴィンチが生涯手放さなかった。
でフランス人パスカルコットという人が2004に特別に許可を得て撮影した写真から当時はこうだったろうと推測した作品が展示されている。
でダヴィンチはラピスラズリの青を使用していたという。背景の山も青だったという。
で誰かはわからないが、モデルとなった女性には本当は眉毛があったろうという。
ダヴィンチはスフマートというぼかし技法を用いた、輪郭線をはっきり描かないのだ。
でなぜこの作品がルーブル美術館にあるかといえば、フランソワ一世の招きでダヴィンチがフランスに渡ったとき一緒に持っていったからだ。ダヴィンチはフランスで息を引き取ったのでフランス所有となった。さらにはあのナポレオンが浴室にこの絵を飾ったため水滴が着いて退化したそうだ。
でモナリザが終わると、今度は軍事技術が展示される。当時はパトロンの庇護を受けるには軍事技師として力が必要だったという。
最後は最後の晩餐だが、これも絵ではなく大型スクリーンに投影される。
ユダを他の使徒と一緒に坐らせて描いたのはダヴィンチが初めてだったそうだが彼はテンペラを使ったので顔料が定着せずにあっという間に絵がいたんだそうな。
さて家に帰ると産經新聞からの招待券、クロネコメールで到着。
招待券も普通の郵便で来るのがほとんどだが、ゆーメール、クロネコメール、速達、中には宅急便で送ってくる業者さんもいる。
宅急便だと家にいないことが多いので再配達を頼むことになる。
さて来年初美術館は何処にするかー写真美術館、江戸東京博物館は既に招待券あり。


親切なのは良いのですが

2010-12-12 00:03:38 | インポート
今日は読売ファミリーサークルの招待券で、うらわ美術館、これは本ではないーブックアートの広がり、に。
まぁ主催者挨拶にもあるように、インターネット時代にアーティストが何故本に惹き付けられるかという展覧会。
出品作家は聞いたことある人とない人が半々。
たとえばオブジェ焼き、八木一夫とか、若林奮とか、近代美術館で回顧展があった河口龍夫とかは知っているが、日本画家で、1997ロンドン滞在中に大英博物館でみた書物の堆積に圧倒されたという長沢明とか、ある時、岩波の文庫本を陶芸用の窯で焼いてみたという西村陽平、TV book般若心経とかを作り上げたカンアイランという韓国の女性は知らないので面白い。
面白いが閉口するのは監視員、露出展示が多いためかやたらいるがお客も少なく暇だからメモをとっていると、これお使いくださいなどと下敷きのようなものを差し出そうとする、二回も言われた。まぁ言葉かえれば親切とも言えますがね。
親切といえば、図録は会場写真入りで販売してますが、僅か一個所表記に誤記があるとかで、郵送ご希望のかたは申し出てくださいとある。
僅か一個所で、修正テープも貼ってあるのに!
しかしこの図録、エッセイが、これも本である、たぶんこれは本ではない、これは本かもしれない、と意味ありげなタイトル三本!
さて時間余ったので、図書室で、ビデオをみる。
図書館はどう変わるか、というのを見るが、20世紀の末に作られたビデオで、講師は高宮利行という人。ミッテラン大統領の文化政策で新しくなったパリ国立図書館を紹介。
新しい書物が出たら、三冊保管する、保存用、閲覧用、デジタル化ー。
これを聞いた講師は19世紀はじめのブックコレクター、リチャードビーバーを思い出したとか。
この人も本は三冊所有するといったそうな。
自分が読むため、取っておくため、友達に貸すため。
講師はここから知識の共有ということを述べるのだが、完全にインターネット時代になったけど知識の共有とは程遠いかとー


所詮人のやること

2010-12-02 23:51:22 | インポート
母は本日無事退院して施設に戻りました、ご心配いただいた方本当にありがとうございました。
嚥下障害があるということですが、僕の見ている前では前と変わりませんでした。
病院で検査した時は緊張して飲み込めなかったのかも知れません。
施設で改めて検査してくださるというのでそれを待ちたいと思います。
なにより急性肺炎を乗り越えたことだけでも奇跡です。細くてもいいから長く生きてほしいです。
所詮病院の検査もネットも人がやってることにかわりはない、人だから間違うのです。
今日読売ファミリーサークルから請求していた招待券が来ましたが、こちらは相田みつを美術館とDOMANI明日を請求したのに、DOMANI明日を二枚請求したことになって、それが二枚きました。
まぁいいよ、完全無欠な人間なんていないわけですから。