花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

トリノヘ(4)サバウダ美術館②

2017-12-12 21:46:07 | 美術館

サバウダ美術館で私的に「おおっ!」と目を惹かれたのはこの壁だった(^^ゞ。見るからにカラヴァッジェスキとわかる作品が並んでいたのだから

なかでも、右下列作品&解説に目が釘付けになった!!(@_@)

ヘンドリック・テル・ブリュッヘン《使徒(福音書記)ヨハネ》(1620年頃)サバウダ美術館

以前はジョヴァンニ・セロディーネ(Giovanni Serodine)作品とされていたようだが、帰属論争はあるものの、現在ではテル・ブリュッヘンに帰属されているようだ。ちなみに、SlatkesとFranitsによるカタログ・レゾネ本(2007年)には載っていない。 

テル・ブリュッヘンはネーデルラント出身なので、通常の画面筆致は平滑に仕上げられている。だが、私見ではあるが、この作品は筆触が残るやや厚塗りであり、カラヴァッジョ的明暗のコントラストも強めだ。1620年代のテル・ブリュッヘンの作風を想うと、この作品には少々違和感を覚えるものがある。しかしながら、丸顔童顔のモデルはまさしくテル・ブリュッヘンっぽいのである!! 

絵の前に立ちながら、カラヴァッジョ作品から影響を受けた当初の若描き作品ということならば私的にも納得できるかな、というのが美術ド素人の私的な感想であり(エラそーにすみませんです(^^;;;)、できることなら初期作品(私的未見)のKoellikerコレクション《デモクレイトスとヘラクレイトス》(1618-19年)と比較して観てみたいと切に願ってしまう。

ヘンドリック・テル・ブリュッヘン《デモクリトスとヘラクレイトス》(1618-19年)Koellikerコレクション 

Koellikerコレクションは2006年パラッツォ・レアーレ(ミラノ)展覧会以降公開していないのだろうか?? 日本での展覧会などお願いできないかしらね??

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「北ヨーロッパの伝統」(^^;

2017-12-07 01:37:17 | 読書

スヴェトラーナ・アルパース(著)『描写の芸術-十七世紀のオランダ絵画』(ありな書房)の序文に興味深い記述があった。

「ホントホルストやテル・ブリュッヘンといったユトレヒトの画家たちは、しばしばカラヴァッジョの後継者とみなされる。しかし彼らが反応したのは、イタリアの画家ではあるが北ヨーロッパの伝統に深くとらわれていたカラヴァッジョという画家であったことを見落としてはならないだろう。すなわち彼らは、カラヴァッジョを通じて彼ら自身の北方的根源へと導かれていったとも言えるのである。」(p22) 

美術ド素人の私見だが、テル・ブリュッヘンは北方的根源ついでに北方ルネサンス・ゴシックまで遡ったのではないかと思えるのだけど(^^ゞ

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珍しくもグルメ話(^^ゞ

2017-11-29 23:57:09 | 食べもの

今回は私にしては珍しいグルメ話です(^^ゞ

Oご夫妻と和食の「e.(イーピリオド)」に行ってきました。「ミシュランガイド宮城2017特別版」で一つ星を得たお店です。

http://www.cuisine-e.jp/

昼のおまかせコースを食したのですが、美味しかったし、お店の雰囲気も良かったし、満足してお店を出ることができました(*^^*)

 

 

 

 

 宮城の豚や鮭や秋刀魚の炊き込みご飯とか、やはり地元の素材が嬉しいですね。

で、この「e.」の近くに開店したのが「生」食パンで有名な(実は今日知った私(^^ゞ)「乃が美」で、興味津々さっそく購入しました。

食べてみたら、触感はもっちり濃厚な味わいで美味しかったですよ♪

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東京で3展覧会ハシゴ(^^;

2017-11-28 23:30:29 | 国内旅行

東京に行ってきました。ちなみに、3展覧会ハシゴです(^^;

観た展覧会は…

・「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」(東京都美術館)

・「シャガール 三次元の世界」(東京ステーションギャラリー)

・「典雅と奇想 明末清初の中国名画展」(泉屋博古館) 

「ゴッホ展」と「シャガール展」は、事前に某先生の展評とレクチャーを受けていたので、とても興味深く観ることができました。それに、今月は苦手としていた近現代美術の勉強もできましたしね。

 「中国絵画展」は、ゲストの山科さんのブログでのお薦め展覧会です。明末清初の文人画の世界を堪能できました。併せて、明が滅んだ後の文人たちの身の処し方も知ることができましたしね。

ということで、それぞれ、できたらサクッと感想を書きたいと思っています。

で、サバウダ美術館の続きですが、ぜひ取り上げたいと思った作品を少々調べてみたら、美術ド素人的に結構難しいことがわかってきました。なので、その作品は後回しにして、書けそうなところから順次続行したいと思います。

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2018年の展覧会ピックアップ。

2017-11-27 23:07:54 | 展覧会

来年(2018年)のお楽しみ展覧会ピックアップ。 

・「ルドルフ2世の驚異の世界展」Bunkamuraザ・ミュージアム

   2018年1月6日(土)~2018年3月11日(日)

・「至上の印象派展」国立新美術館

   2018年2月14日(水)~2018年5月7日(月) 

・「ベラスケス展」国立西洋美術館

  2018年2月24日(土)~2018年5月27日(日)

 (私的にベラスケス作品のラインナップがもの足りなくってねぇ...)

・「フェルメール展」上野の森美術館

  2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日) 

 (上野の森美術館はかなり商売上手だよね/苦笑)

・「ルーベンス展」国立西洋美術館

  2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日) 

 (「近年では最大規模のルーベンス展です」(公式サイト)に期待したいわね)

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トリノへ(3)サバウダ美術館①

2017-11-15 23:57:23 | 美術館

トリノと言えば、私的にはサバウダ美術館(Galleria Sabauda)です。「サバウダ」って何?とずっと疑問だったのですが、Sabaudo(形)は「サボイア(王)家の」という意味であり、「サボイア王家の美術館(Galleriaは女性名詞)」ということだったのでした(^^ゞ 

で、このサバウダ美術館では悲喜こもごもの事件がありまして(涙)、機会を作ってまた訪れたいと思っています。なにしろ、最目的はファン・エイク作品を再見することだったのですが、何と展示室が閉まっていたのです!!!あんまりじゃありませんかぁ~(>_<) 

ええ、確かに事前にメール問い合わせをすべきでした。でもね、カラヴァッジョ展優先の日程だったし、それに初期ルネサンスの展示室全部が展示調整のため閉鎖中だなんて思いもよりませんでしたから…まぁ甘かったですよね(-“-)。(ちなみに、この展示室は12月から再オープンする予定です)

ガラス扉越しに写真を撮りました。ヤン・ファン・エイク《聖痕を受ける聖フランチェスコ》(1432年頃)

さて、ここで素直にあきらめる私でしょうか? もちろん、食い下がりましたとも(^^;;。係りの気のよさそうな女性に、日本からファン・エイクの絵を観に来たのです!!、と訴えました。そうしたら、同情してくれて、展示室担当の別の女性に「わざわざ日本から来たのですって。開けてあげてよ」と頼んでくれたのです!! 

はい、ということで、幸運にも展示室に入り観ることができたのでした(*^▽^*)。係りのお二人に心から感謝です!!! 

しかし、展示室担当の女性がずっと後ろを付いてくるので、気分的に絵をゆっくり鑑賞することができませんでした。もちろん、ファン・エイクもメムリンクもファン・デル・ウェイデンも、フラ・アンジェリコもフィリピーノ・リッピもマンテーニャも(その他も)まじまじと観ましたが、絵の中に没入することができなかったのです。それに、遠慮して写真も撮れませんでしたしね(-“-)

こちらもガラス扉越し。フラ・アンジェリコ《聖母子像》(1430年頃)

ということで、またじっくり鑑賞するために再訪するのだと心に決めました。それも、トリノ王立図書館コレクション特別公開に合わせて、ぜひ。近年では2014年でしたから、次回はいつになるのでしょうか?? 

サバウダ美術館には上記画家作品のほかにまだまだ多くの作品が展示されています。次回は作品について…。そして、悲しい失敗についても(;’’∀’’)

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イタリアがW杯予選敗退。

2017-11-14 23:27:35 | NEWS

Senza carattere!!

先週のスェーデン戦アウエーでの負け試合をL先生が評した。

そして、今日のサン・シーロでの戦い。やはりイタリアはW杯予選を敗退してしまった。

ネットでRai NEWSを見ていたら...

Mi dispiace, mi dispiace... インタビューでブッフォンが泣いていた。

きっと、イタリア中の皆さん、がっかりしているだろうなぁ…。

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映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」上映日程

2017-11-13 23:54:28 | 映画

先に拙ブログで言及した、映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」の上映開始日が決まりました。

映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」(公式ホームページ)

 https://vimeo.com/161909645 (英語版予告編)

・上映場所:シアター・イメージフォーラム

・上映日程: 12月16日〜終了未定

 監督:ホセ・ルイス・ロペス=リナレス/出演:ラインデルト・ファルケンブルグ、オルハン・パムク

 2016年/スペイン・フランス/90分/配給:アルバトロス・フィルム

 《前売券》:オリジナルクリアファイル付き特別前売鑑賞券1,500円発売中(公開日前日までの販売)

 「プラド美術館全面協力!没後500年を迎えた今も、謎に満ちた画家ヒエロニムス・ボス。美術史上最も異彩を放つ奇想ワールドは誰のために何のために描かれたのか--。その代表作にして最大の問題作「快楽の園」、そして謎多き画家の素顔に迫る傑作ドキュメンタリー! 

2017年、ボスの没後500年を記念したイベントが世界中で開催された。プラド美術館全面協力のもと撮影された本作品は、いまだ決定的な解釈のなされていないボスの最も有名で魅力的な作品「快楽の園」が世界中のクリエイターに与えた影響を検証し、謎に満ちたボスという作家の創作の謎に迫る。幻想的な世界に身をゆだね、人生の「天国」と「地獄」に想いを馳せる90分!」(イメージフォーラムのサイトより)

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トリノへ(2)トリノ王宮<武器庫>

2017-11-11 21:34:59 | 美術館

 武器庫には鎧を装着した騎士が当時そのままに馬に跨り、従者を控えて戦闘態勢の様子が再現されていました。西洋古典絵画や版画に出てくる姿そのものでした。 

で、その他にも剣や銃のコレクションも数多くありましたが、最後の方に、なんと日本の鎧兜一式が展示されていたのです。1869年に明治天皇からヴィクトル・エマニュエル2世に贈られたものだそうです。解説の中で、色彩がエレガントだとありました。メタル尽くしの西洋甲冑に比べると防御機能の面で危ういでしょうが、軽量だから運動機能は優れていると思うし、武士の美意識も偲ばれます。(年号誤記を訂正しました)

東京国立博物館でも鎧兜は色々と陳列されていますが、ここの展示のように一揃いで展示されたのは見たことがありませんでした。私的にとても興味深く面白かったです。

鎧の下はこんなパンツ(?)を履いていたのね(^^ゞ

兜の下にはこんな帽子をかぶっていたなんてね。そして、履物は草履なんだわ(・・;)

この脚絆ブーツ??(^^ゞ、草鞋の上から履いていたのでしょうか??

凝った造りの一振りの刀です。明治天皇からの贈答品だから、きっと名のある刀鍛冶や職人によるものだとは思いますがね。

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「羽生結弦 写真とポスター展」を見ました(^^ゞ

2017-11-10 23:54:12 | 展覧会

フィギュアスケートの羽生結弦選手がケガでNHK杯を欠場することになりました。オリンピックに向けて早く治ればよいのですがね。 

羽生君は仙台出身です。現在、仙台市地下鉄の国際センター駅で「羽生結弦 写真とポスター展」が開催されています。所用のついでに見てきました(^^ゞ

アスリートが一生懸命演技している姿は、やはり美しかったです(^^)

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