OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

私の旅行データ 42 鉄道乗車 12

2024年08月25日 | 旅行

C-5 伊予鉄道

旅98 伊予鉄道市内線 南堀端

 伊予鉄道市内線には、1か所の3複線三角形のところがある。時刻表の記載ではすべての渡り線を通過する系統がある。私は、Nが通過したかどうか不明、他の二つは通過した。

 路面電車の渡り線の続き。
C−7・C-8 長崎電気軌道

旅99 長崎電気軌道 市民会館と西浜町

 長崎電気軌道には二か所の3複線三角形のところがあった。市民会館分岐では、Nを通る3系統とSEを通る5系統の他に、国土地理院の地形図やgoogle map、それに衛星写真ではWという線があるが、street viewでは存在しない。昔あったのが廃止・撤去されたようだ。
 西浜町では、Wを通る5系統とSを通る1系統のほか、Eを朝夕だけ通る便がある。
 私は2016年3月16日に各線を乗車したが、市民会館ではNとSEは通過、Wは通っていない。なお、この停留所は、2018年8月1日に「公会堂前」から「市民会館」に改名された。さらに近日中に「市役所」と再改名されるらしい。
 長崎については、昨年訪れて調査したのでその結果を後で記す予定。

 路面電車について、ここまでは全て3複線三角形型のものである。

C-9 土佐電鉄

旅100 土佐電鉄 はりまや橋

 ここは複線の平面交差で、各方向同士の渡り線がある。ただし、その内の一つだけ(NW)が複線で、残りは外側だけの単線となっている。時刻表では、直進する便についてしか記載されていない。
 私は、1965年6月25日に南北線を通過した。東西線を通ったのは2007年2月3日で、その時にはこの渡り線の存在が気になって、周辺の商店でこの線を通過する電車があるのかどうかを取材した。それによると、早朝と深夜に、各線の車両が車庫を出入りするためにここを通るということだった。4つの渡り線のどれをいつ通るかは聞いていない。
 土佐電の車庫や引き込み線を地図で見ると、一番大きな車庫は南に行った桟橋車庫前駅の西側にある。他にはりまや橋の西では終点の伊野の北側、中間の蛍橋付近の南側、東の終点御免町付近にスペースがあるが、それほど広くない。たぶん一車両ぐらいを各終点に置いておいて他は南端から順次西へ、または北に送り込んでいくのだろう。インターネットでは、朝8時過ぎにNWの渡り線(複線)に両側から、そして同時にSEに東から一両の電車が入ることがあるそうだ。

鉄道の平面交差(参考)
 はりまや橋の交差点は日本の路面電車で最も複雑なものであろう。とくに高角度での二線の平面交差は路面電車以外を含めても数少ない。私が知っているのはこれ以外に2か所ある。松山市大手町駅前では、伊予鉄道高浜線(郊外電車)と、同環状線(路面電車)が、平面交差する。どちらも複線で、渡り線はない。また名古屋市港区大江町では、名鉄築港線が貨物線(両方とも単線)とクロスする。この線は、JR線路から名鉄線に車両を入れるための重要なルートとなっている。

旅101 JR線路と名鉄線の連絡

 JR東海道本線で、笠寺駅に運ばれてきた車両は、駅西のヤードAに入る。そこから西南西に伸びる名古屋臨海鉄道の東港線に入り、南に向きを変えて名古屋臨海鉄道東港駅(貨物駅)のヤードBに入る。そこで最初の方向転換(笠寺駅でもすでに方向を変えていることが多い)、北に向かって名古屋臨海鉄道の東築線を進む。途中名鉄築港線との平面交差Cがある。この線は山崎川の南で行き止まり(D:名古屋臨海鉄道築港駅)で、そこで2度目の方向転換。すぐに西に曲がって渡り線で名鉄築港線東名古屋港駅付近に止まり3度目の方向転換し、2度目の平面交差を経て名鉄常滑線大江駅に着く。笠寺駅から大江駅までのヤード以外は単線である。ずいぶんややこしいが、平面交差部分は単線同士の交差で、はりまや橋の交差とは雲泥の差がある。はりまや橋の関係線路は9本、東名古屋港は渡り線を入れても3本。なお、日本車輌の豊川製作所でつくった車両もここから入るが、名鉄にとってはるかに簡単な豊橋の共有線路を通して名鉄本線に入れない理由は、新車を牽引する電気機関車の制限速度が低いからだそうだ。
 東名古屋港の交差に関係する路線で、定期旅客列車が通るのは名鉄築港線だけ。だから私の「全鉄道に乗る」という目的ではそれに乗るだけという単純なもので、2006年9月4日に乗車した。名鉄大江駅には場内改札があって、当時タブレットによる運行管理が行われていた。見たところ乗車した1編成(当時2両)しかなかったからそれをしなくても良さそうなものだ。見たところ乗車した1編成(当時2両)しかなかったからそれをしなくても良さそうなものだが、貨物列車が通ることがあるようだ。旅客電車の終点の東名古屋港駅の西に線路が延びていて、大江埠頭まで続いている。そこで線路は岸壁に並行した二本に分かれているから、何らかの輸送は行われている。