1993年のニュージーランド研究旅行 その14 峠道
Research trip to NZ, 1993: No. 14. Meyers Pass.
これまで海岸沿いに北に向って走ってきたのだが、ワイタキ川を渡ったあと、ワイハオ川を北西にさかのぼって行く。最初のポイントはワイハオ・ブリッジ(Waihao Bridge}というところ。やはり漸新世のワイカカヒ層(Waikakahi Formation)が見られる。川の中に突き出た傾いた岩棚で、サメの歯が少し見られた。
14-1 ワイハオ・ブリッジの露頭 1993.2.5
Waihao Bridge.
ワイハオ・フォークス(Waihao Forks)という所でやっと山が見えてきた。岩層は漸新世の堆積岩で、上部には中新世の地層もあるという。
14-2 ワイハオ・フォークスの露頭 1993.2.5
Exposure at Waihao Forks.
崖に鯨の化石があるというので見に行った。今回はじめての野外の産状のみられるところ。
14-3 鯨の化石 1993.2.5
Cetacean Fossil at Waihao Forks.
写真の中央少し左にある茶色のものと、そこから右上に向かって点々とあるのが鯨化石。頭骨の前半を左右に切った断面らしく、両側の大きな断面が下顎骨、中央の薄い骨が吻部の断面だと思う。崖の向うに向かって鼻先があるのか、それとも脳のあるあたりがあるのかは分からない。鼻先だったら、おもしろくないが、頭骨後部だったら情報が多いからいずれ掘り出すのだそうだ。
ここから本格的な山越えに入る。メイヤーズ・パス(Meyers Pass)という峠道であるが、メインの道ではなく、他の車も通らない。時折、牧場の境界の扉が道路を横切って設置してあり、車はこれを開けて通った後、ちゃんと閉めておかないと羊たちが逃げ出してしまう。
14-4 峠道 1993.2.5
Meyers Pass.
14-5 峠道の羊 1993.2.5
Sheep at Meyers Pass.
ついに峠にさしかかり、むこうの盆地が見えてくる。標高は690メートルくらい。この向うには北西から南東に流れるワイタキ川(Waitaki River)に北東から直角に流れ込む支流ハカタラメア川(Hakataramea River)が盆地を作っている。盆地の中央付近にある採石場に到着。
Research trip to NZ, 1993: No. 14. Meyers Pass.
これまで海岸沿いに北に向って走ってきたのだが、ワイタキ川を渡ったあと、ワイハオ川を北西にさかのぼって行く。最初のポイントはワイハオ・ブリッジ(Waihao Bridge}というところ。やはり漸新世のワイカカヒ層(Waikakahi Formation)が見られる。川の中に突き出た傾いた岩棚で、サメの歯が少し見られた。
14-1 ワイハオ・ブリッジの露頭 1993.2.5
Waihao Bridge.
ワイハオ・フォークス(Waihao Forks)という所でやっと山が見えてきた。岩層は漸新世の堆積岩で、上部には中新世の地層もあるという。
14-2 ワイハオ・フォークスの露頭 1993.2.5
Exposure at Waihao Forks.
崖に鯨の化石があるというので見に行った。今回はじめての野外の産状のみられるところ。
14-3 鯨の化石 1993.2.5
Cetacean Fossil at Waihao Forks.
写真の中央少し左にある茶色のものと、そこから右上に向かって点々とあるのが鯨化石。頭骨の前半を左右に切った断面らしく、両側の大きな断面が下顎骨、中央の薄い骨が吻部の断面だと思う。崖の向うに向かって鼻先があるのか、それとも脳のあるあたりがあるのかは分からない。鼻先だったら、おもしろくないが、頭骨後部だったら情報が多いからいずれ掘り出すのだそうだ。
ここから本格的な山越えに入る。メイヤーズ・パス(Meyers Pass)という峠道であるが、メインの道ではなく、他の車も通らない。時折、牧場の境界の扉が道路を横切って設置してあり、車はこれを開けて通った後、ちゃんと閉めておかないと羊たちが逃げ出してしまう。
14-4 峠道 1993.2.5
Meyers Pass.
14-5 峠道の羊 1993.2.5
Sheep at Meyers Pass.
ついに峠にさしかかり、むこうの盆地が見えてくる。標高は690メートルくらい。この向うには北西から南東に流れるワイタキ川(Waitaki River)に北東から直角に流れ込む支流ハカタラメア川(Hakataramea River)が盆地を作っている。盆地の中央付近にある採石場に到着。