OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

鉄道ICカード

2011年11月22日 | 鉄道
鉄道ICカード

11月18日に、SUICA のサービス開始10周年だとの記事があった。同様のカードを積算すると1億枚を超える発行枚数だという。すでに国民一人当たり1枚に近いわけである。こんな短期間で社会に定着した新機構は数少ない。
最初東京地区で導入された時のことは全く覚えていない。ところがつい先日、博物館のショップで鉄道展にちなむグッズの中にスイカ開始時に配られた宣伝カード(2001年)を見つけて購入した。宣伝カードのことで価値があるわけでもなく、たった100円だったが、たまたま数日後に前述のSUICA のサービス開始10周年という記事があって、良いタイミングであったと感じた。


スイカ開始時に配られた宣伝カード(2001年)。

スイカを初めて購入した時に、その便利さに驚いたが、当時は限られた範囲にしか使えなかった。当時はパスネットの時代だったが、チャージのできることが新鮮だった。利用できる範囲は限定されていた。それが今や全国の多くの鉄道に利用可能になったのも驚くばかり。乗り換え時の便利さはすごい。全国鉄道乗り潰しの時には重宝した。その後も機会があれば購入することにしているが、私の興味あるのは鉄道関連だけだから、バス会社だけしか使えないのは今後は集めるのをよそう。
あまり知られていないが、本家スイカのほかに「分家」ともいうべき「モノレールスイカ」と「りんかいスイカ」というのがある。それぞれ東京モノレールと東京臨海高速鉄道の発行するもので機能はスイカと同じ。従ってどれか一つ持っていれば十分であるのだが。


スイカ。左の二つはデザインや右下の切れ込みが異なる。

スイカにも種類があるらしいが細かいことは不明。他に何かの記念ICスイカというものがあるかもしれない。住んでいる都市以外の記念カードをいちいち入手するのは至難のことなのであきらめることにする。


記念スゴカ4種。左上から時計回りに、スゴカデビュー・スゴカ一周年記念・ピタパ イコカ共用記念・ニモカ スイカ共用記念。

スイカ以外の大都市の複数鉄道にかかわるものを挙げると、東京圏のPASMO、名古屋圏のTOICAとmanaca、関西圏のICOCAとPiTaPa、が「大手」というべきもの。それに福岡・北九州圏の三種を加えるべきか。


イコカ・トイカ・マナカ。ピタパとパスモは未収集。

福岡圏のSUGOCA、nimoca、はやかけん は鉄道やバス乗車に関する限りほとんど同じ機能になった。私の生活にはSUGOCAを用いていて、JR・西鉄バスに用いている。北九州モノレールはテストを実施したが導入はまだ。北九州市営バスは「ひまわりバスカード」というのがあるが、「回数乗車券」という扱いで他とやや異なる。


左上から時計回りに、スゴカ・ニモカ・大分交通バスの「めじろんニモカ」・はやかけん。

「大手」以外のICカードに次のものがある(鉄道のみ)。括弧内は使用できる鉄道線で、発行者はそれと同じとは限らない。Kitaca(JR北海道札幌地区)SAPICA(札幌市営地下鉄)NORUCA(福島交通)せたまる(東急世田谷線)でんてつハイカード(日立電鉄)LuLuCa(静岡鉄道)ICa(北陸鉄道)passca(富山ライトレール)Ecomyca(富山地方鉄道市内線)らんでんカード(京福電鉄)Hareca(岡山電気鉄道)スカイレールICカード(スカイレール)IruCa(高松琴平電鉄)ICい~カード(伊予鉄道)ですか(土佐電鉄)RapiCa(鹿児島市交通局)。


左上から時計回りに、岡山のハレカ・土佐電鉄の「ですか」と、・北九州市営バスの回数券「ひまわりバスカード」広島県内のバス各社で使用できるパスピー。

ここまでで27種類。以上参考:Wiki他。今後も発行されていくだろう。ご存知のように、カードを保持するのに500円かかるので(定期券など例外はある。)収集にはかなりのお金がかかる。収集したのは「大手」ではPASMOとPiTaPa以外のもの。11種中9種なのでまあまあ。しかし「大手以外」では入手したのは16種中2種(Harecaとですか)と成績が悪い。現地に行かねば手に入らないのでやむを得ないかな。KitacaとSAPICAは欲しいな。北九州モノレールの導入が遅れているのはなぜだろう。
なお、写真はすべて私が所持するもの。定期券類や引き落としのできる多機能・特殊なものはリストから除いた。