温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

やってしまったミスジャッジ!

2010-03-13 21:58:59 | 野球審判活動

今日はこの時期にしては、風もなく絶好の野球日和。

学童の県大会につながるこの地区の支部大会が行われた。

大井川の吉田河川敷では、子供たちにとっては待ちに待った春一番の本番大会。

こちららも好日で朝から浮かれ気味。

大会開会式には、本来であれば当支部審判長が大会ルールを指示するところを、Y木審判長がいなかったので、代わりに私が・・・。

元気あるプレーはどんどんやりましょう、しかしラフプレーはだめだ、という指示を出し、気持ちよく審判長代理を務めた。

こんな爽快な天気の中、でもその時は、起こるべくして起こった。

私の担当は、静波野球スポーツ少年団 対 相良スワローズ。

回は4回裏。それまでのスコアは、7対1の相良スワローズの優勢。

その相良の攻撃で1死1、2塁の場面。

ここはいつものケースで、左胸に右手をあてインフィールドフライの場面だよ、と各塁審に合図。

ところが、きょうの塁審は、三つ巴の残りのチームからの審判出役で、いわば未経験者。

こちらの合図にも何を胸に手を当てているのか・・・、心臓に不整脈が出たのか・・・という感じで、反応がなく、なんとなく中途半端な状態で試合が始まる。

と案の定、バッターの振りきった球はピッチャーとセカンドの間の凡フライ。ただし、その時風があったので、微妙なインフィールドフライのケースであったが、私は自信を持ってインフィールドフライの宣告。

しかし、そのフライは守備の選手のグラブをかすることなく、ダイレクトに地面に落ちる。

ということは、バッターはアウトだが、各ランナーは危険を冒して進むこともできる。

ところがである、子供たちは、インフールドフライの意味もわからず、両ベンチからのワイワイいう指示に、守備も、ランナーも右往左往。

セカンドランナーがすでに塁を離れそのまま3塁へ走ったのを見たボールを取ったセカンドは、3塁に投げたが、3塁はベースを踏みながらキャッチしたのみで、ランナーにタッチせず2塁に。このとき3塁審判は訳がわからずアウトコール。

2塁は、1塁ランナーが途中から1塁に引き返し始めたので、そのまま1塁へ投げランナーが1塁へ到着する前にボールが到達した。

ここで1塁審判がアウトのコール。

で、結果は1アウトからなので、バッターランナーアウト、3塁アウト、1塁アウトと4アウトになった。

ここで最大のミスを球審の私がやってしまった。

この場合、インフールドフライの宣告にもかかわらず、フライが結果的に捕球できなかった場合はリタッチは必要なく、ボールインプレーだから、ランナーは離塁した状態から次の塁へ進むも、帰塁するもいいのだが、何を勘違いしたのか、リタッチが必要と誤認。

したがって、このケースの場合、各ランナーにタッチしなければアウトにならないところを、どのランナーにもタッチをしなかったので、そのまま成り行きだが、私は、1塁のランナーがリタッチの必要があると誤審して、その前に1塁にボールが返ってきたのでランナーアウト。

つまり、バッターランナーはインフィールドアウト、1塁ランナーはリタッチアウトとして、スリーアウトチェンジとしてしまった。

これには、攻撃の相良スワローズ側から即異論のアピール。

当然ではあるが、このときの私は、まったくルールの解釈に自信を持っていて、抗議を受け付ける余地はなかった。

審判の判断は、一度出したら覆すことはできないが、ルールの誤りは、修正しなければならない。

しかし、本当にその場では、自信を持ってジャッジを正当化していた。

相良スワローズの監督、コーチも、最初は強い抗議であったが、自チームが点差をもって勝っていて、またいつも顔なじみ(!?)の審判であったので、そのまま引き下がってくれた。

しかし、その後5回、6回とジャッジしながら考えていたら、どうも間違いであったと気付き始めた。

もうそれからは、ジャッジどころではなく、いかに私の体裁を整えるかを考えるのみ。

その後のゲームは両ピッチャーがしっかりと投げてくれたので、難しい場面はなく、スムーズに最後まで進んでいったが、1球ごとにこのまま誤った解釈を押し通すのか、あるいは間違ったと誤るのか、この場合、どこでいい出すのか、またこのルールの誤りで、ゲームをどう成立させるか、そして、もし形勢が逆転して相良側が負けになった場合どうするか・・・。

いろいろ頭の中を弁解、取り繕いを駆け廻らせながら、最後の3アウト相良スワローズ勝利の終了まできた。

両チームがホームベースに集合し整列した時、最後、審判がルールの解釈を間違ってしてしまいました、ごめんなさいと子供たちに言い伝え、ゲーム終了を宣告。

子供たちは、訳もわからなかったであろうが、そのあと相良ベンチに行き、監督とコーチに誤りをわびる。

顔み知りの監督コーチであるので許してくれたが、これが、こんな状況ではなかったら、おおもめのゲームになったと、冷や汗ものであった。

明日は、1級審判員の県下一斉の講習会。

このところ経験不足が目に見えている。

日ごろの審判不足を反省しながらと、真摯に講習を受けるつもりである。

その講習会には、しがない印刷屋審判員もいて、今日のミスジャッジをどこからか聞きつけて、絶好のチャンスとばかり講師の立場でキリキリと真綿でのどを絞めるようなご指導をしてくると思うが、今回ばかりは、何も言わず、低姿勢で、素直に講習を受けるつもりだ。

明日1日だけは・・・!

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異動の時期2010No2

2010-03-13 07:23:33 | 日記・エッセイ・コラム

人のブログをチャットのつもりで使いたい放題の酔っ払いがいる。

N藤氏からコメント連弾。

NO1

「Y本氏、振り込めソングの取材は貴重だったと思うし、会場との一体感の欠如の感想を言えるのも今後の課題か、と言うか、我らが自覚、反省する世界だよね。

当時の演奏で恥ずかしさを越えて段々と進歩していきたい。」

NO2

「次の目標、それは自分自身が決めること。酔っ払いだけど、やろうヨ!」

NO3

「総轄して、酔っ払いでした。これから、ギター練習します!」

NO4

「久しぶりに「アリス」のステージを観ている。

熱いね。

どんな曲にもチャレンジできそう。

このアリスの情熱、素晴らしい。

プロだから当然?いやいや、音楽に賭ける情熱は見習うべき。自分たちも、その気になれば、間違いなくほどほどまでは到達出来る筈。

そのためには、練習と自信が必要だけどね。

吉田拓郎「旅の宿」なら、ギター練習すれば大丈夫。選曲をヨロシク。」

この4つのコメントは一応まともなことを言っているようだけど、よくよく見ると、筋がイマイチ通っていない。

そううつ病患者が思いめぐらせている感じ。

でも、最後反省して次のステップにチャレンジとは・・・、マア許せるか。

旅の宿は、私も十八番。

ただ、この頃アルペジオをやっていない。

指が動いてくれるか・・・。

がんばりましょう。

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