盆栽は、種から育てるのと、挿し木で増やすのとのどちらかである。
しかし実際に種から育てるには、なかなか難しいし、時間がかかる。
一方、挿し木は、盆栽素材を増やすには一般的。
したがって、盆栽教室において講師の剪定で切られた枝などを、大事に持ち帰り、苗床に刺していた。
また、盆栽教室での生徒皆さんの素材は、確かな品質の一級品。
これほど効率のいい増やし方はない。
盆栽教室通い始めに感じた、盆栽とは、リサイクル、リユースの(!?)趣味である。
今回は、それらの中で雑木類の移植、植え替えを行った。
「No4:マユミ」
【写真↓:無造作に、とにかく根付いて増えてくれればいいと、適当に刺していた切り枝。苗床は、鹿沼土を加えた市販の挿し木用養土】
【写真↓:その中から、しっかりと根を生やしたマユミを今回移植する。】
【写真↓:根の生育状況がよさそうなマユミを掘り出してみた】
【写真↓:予想通り四方八方に育っていた根を整理する】
【写真↓:特に、刺した枝の元の部分は、なるべく短く処理をする。】
【写真↓:年を経つ素材なら、根の張りもできているので、針金で固定すればいいが、根張りができていない素材を鉢に固定する場合は、木綿糸などを用いる。】
【写真↓:固定の後は、直ちに水を与えるが、この時の注意は、上からシャワーのように水を与えようとすると、素材がしっかりと固定していないので、水の勢いでぐらつく。こんな時は、鉢の底の穴から水をしみ込ませる方法を取る】
【写真↓:次第に水がしみ込んでくる。】
【写真↓:同じマユミをもう一つ移植】
つづく・・・。