今回はもみじの植え替え。
しかし、このもみじは、講師から譲り受けた大事な素材。
講師が丹精込め40数年来手がけてきた、珍しい双幹。
したがって、植え替えは慎重にならざるを得ない。
ここは、準備までは自己流でやり、最後の仕上げは講師にお願いすることに。
盆栽教室の中で、今回もみじの植え替えを講師の目の届くところで実施。
鉢の準備、根の処理などを自分なりにして講師に診てもらうが、講師はさらに手を加える。
講師は、根張りを確認するため、ブラシで根と根に着く土をブラシで磨き、根張りの様子を確かめる。そうすると、今まで土に隠れていた根が出てきて、こんなに盤根の状態であったのかと驚く。
【写真↓:講師によりブラシで根周りを磨く】
【写真↓:そうすると、根の状態がはっきりとわかる。】
【写真↓:次は、不規則に生える根は、他の根の成長を妨げるので、丁寧に1本1本切り取ってゆく。】
【写真↓:根の中心部、つまり幹の真下の部分は、できるだけ薄くする。】
【写真↓:鉢に固定するおおむねの位置、角度を決める。】
【写真↓:位置をいったん決めたが、講師は、鉢を回したり、下から、上から見たりして、最終の位置、角度を十分時間をかけ、決めていった。】
【写真↓:位置が決まれば、その後杭により固定する。】
この後は私が引き受け、土の補給、固定、てんあつなどをおこなって仕上げて行く。