久々の盆栽手入れ。
ここしばらく盆栽に手を入れていなかった。ただ単に朝または晩に水をかけるだけ。
しかし、盆栽は、成長を待ってはくれず、葉や芽が伸び放題。
さすがに心配になり、先週の土曜日、香蘭祭のあと時間が取れたので、遅れながらも盆栽教室へ。
久しぶりに教室に入ると、知らない方々が4、5人いた。
そういえば、吉田町文化協会の新年度開始は、6月から。
ということで、新人が第1回目の教室に参加していたのである。
だたし、新人とは言っても、全員私より年配。
そして、私たちがこの盆栽教室で、最初に学んだ、六角柳の針金かけを新会員がここで学んでいた。
ちょうど、2年前を思い出す。
でも、2年間の教室とは言っても、まだまだ中身は新人と同じ。
ところで話を戻すと、葉、芽が伸び放題となっているマイ盆栽を、とにかくこのままでいいのか、それとも早急に処置しなければならないのか、不安げに教室会場に持ち込んだ。
持ち込んだのは、「黒松」「五葉松」「もみじ」「かえで」「むらさきしきぶ」「ケヤキ」の、私が持っているすべての盆栽。
今度またいつ教室にこられるか分からないので、講師に見てもらいたくて、全部を持ってきた。
教室では新人の皆さんに針金かけを教えるのに、時間を要し、私たちのようなすでに出来上がっている盆栽を講師に見ていただく時間は、結構少なかった。
それでも、講師は手を抜かず、皆さんの作品を四方八方から見ては剪定したりした。
そのうち、やはり教室の持ち時間が少なくなり、遅れてきた私の盆栽に手を加える時間が少なくなってきたのをみて、講師は、葉刈りのポイントや、芽摘みの仕方などを私に伝え、結局、実技指導はないまま終了した。
したがって、今日は、その葉刈りや芽摘みを講師のアドバイスにしたがい、行ったので、その様子を報告します。
まずは、かえでの葉刈り。
実は、葉刈りはすでに1回行っていた。そのことを講師に伝えると、樹の元気がよければ、年数回やっていいとのこと。(写真左:葉刈り前のかえで。右:葉刈り後。)
そのかえでの葉を手で、ハサミで取り除く。
要は、落葉まで待たず、年に何回も葉を刈り、新陳代謝を促進して葉、枝の数を増やそうとするのである。
次に、今年の芽が吹き出た黒松の実生寄せ植えであるが、それこそ素人には、何をしていいか途方にくれていた。
講師は、ちょうど同じ実生の寄せ植えが2鉢あるので、そのうちの一つをハサミを入れて、見本を作ってくれた。
それを見ながら今日は黒松の芽摘みをする。
(写真左:2つのうち左側は、講師にすでに芽摘みをやっていただいたもの。右は、これから見本をみながら芽摘みを行おうとする黒松実生寄せ植え。)
(写真右:2つとも今年の芽が摘まれた状態。)
とにかく、せっかく出た今年の芽を一旦取り除くというのである。
なんかもったいないと思いがちだが、新芽を摘むことにより、またあらたな芽が出てくる。そして小ぶりのその芽が樹形を形作る今年の芽となるというのである。
そもそも、盆栽は、小さな鉢に窮屈に草樹をいれ、草樹にストレスを与えながら、時間をかけ育てるのである。
今度の教室は、21日土曜日午後。このときは、ちょうどPTAバンドが牧之原市シルバー人材センターで「振り込め詐欺防止ソング」を歌っているとき。
でも、今日、心配していた新芽の手入れをすべて行えたので、次回の盆栽教室を欠席しても、何とかよさそうだ。
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