今陸上選手権が開催され、パリ切符をつかむ最後の機会、各選手が今できる最高のパフォーマンスを発揮しようと頑張っている・・・。
それにしても、オリンピックはアスリートにとって最終の目標の場、今回の会場パリは、普段からも日本人にとっては文化、ファッションなど、あこがれの(!?)聖地ではあるが、そこで競技最高の場のオリンピックが開かれるということは、いやが上でも気持ちは高まるだろう・・・。
ところが気になるニュースを聞いた、選手村の各部屋には、エアコンが付いていないのだという・・・。
今こんなに暑い時期、このあと1か月後と言えば、おそらくフランスでも暑さはピーク・・・。
おおよそ誰もが考えられることは、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮するためには、選手村での快適な環境と十分な睡眠の確保が必要・・・。
パリの気候はよくわからないが、おそらく世界の同じ緯度の都市と比べても大差なく、絶対暑い夏・・・。
そんな気候の中、競技に集中するため、唯一リラックスできる選手村での各自の部屋の生活が大事だが、部屋がちんちん状態の暑さなら、もう競技どころではない・・・。
フランスは、今回のオリンピックで低炭素を掲げ、エネルギーの消費をなるべく抑えようと、様々な取り組みをしているようだ・・・。
ただ・・・、オリンピック運営全体に対しての温暖化負担軽減をモットーに、大会運営の隅から隅へと奇抜な削減案を実行することはいいが・・・。
さすがにオリンピックのヒーロー、ヒロインが勝利に向かうその体調管理のための選手村を考えれば、エアコンの設置は、必然のことではなかったのか・・・!?
エアコンの無い部屋に、アメリカや日本は、自費でのエアコン設置をするという・・・。
アメリカや日本などの資金がある国なら、エアコンの1台どころかすべての部屋へのエアコン設置は可能だろうが、細々と選手を送りだす国では、選手の部屋へのエアコン設置など、簡単にはできないだろう・・・。
オリンピックは、4年に1回世界にまん延する齟齬軋轢を、唯一スポーツにより一瞬無くす大事なイベント・・・。
こんなところで、富裕国と貧窮国との世界を二分するようなことを見せつける大会であってはならない。
単に地球温暖化対策をオリンピックでアピールしようとするフランスの思慮に欠ける計画で、あと1か月に迫り盛り上がる機運が、なんとなく削がれる気がする・・・。