立春を過ぎて10日が経った。早春の暖かさに誘われてハートリーを連れて錦帯橋の桜の花ならぬつぼみを見に行った。
河畔の桜の木には無数のつぼみが、グロテスクな形でまだ堅い。しかし、遠くから見ると枯れ枝のように見える桜の枝も、着実に春への準備を進めていた。
あと1ヵ月半後の本番に向け準備に怠りはない。我々が、背を丸めてコタツに入っている間に、この寒さをエネルギーに変えて生きている。
日本一とも評される清流も、早春の陽を受けて、早くもぬるんでさえ見えた。芝では、紋をつけたジョウビタキが1羽何かをついばんでいる。
よちよち歩きのミヨちゃんが手を引かれてお散歩だ。向こうの河川敷からは時折、子供のサッカー大会の歓声が聞こえる。
節分・立春が過ぎ、間もなく雨水だ。雪や氷が溶け始め、雪も雨に変わる頃という。三寒四温を繰り返し、やがてまた春が来る。
(写真は、早すぎた錦帯橋の花見)