写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

洗濯乾燥機

2005年02月08日 | 生活・ニュース
 洗濯機の上の架台に設置するタイプの乾燥機を使っている。天気にかかわらず、毎日乾かせるこの機械には随分働いてもらった。
 
 しかし寄る年波か、数年前にはドアのロックが壊れ、マジックテープで固定するように簡易的に補修して使っている。

 ところが先日、回っていると思っていた乾燥機が止まり、異音を出している。肝心のドラムが回転していない。
 
 調べてみるとドラムを取り付けている2本の細いボルトが折損し、モーターだけが空回りをしている。

 早速、私の出番だ。妻とふたりで架台から降ろし、再起不能を覚悟で行き着くところまで分解した。
 
 ドリルで新しく穴を2個追加し、4本のボルトでドラムを固定するよう強化して復旧した。高齢の乾燥機は見事に復活してくれた。

 このところ老化の目立つ「洗濯機&乾燥機」に、そろそろ別れを告げたかった妻は、既に「全自動洗濯乾燥機」のカタログを持っている。
 
 最新のものは、機能はもちろんデザインもいい。しかし、もうしばらくこの「洗濯機&乾燥機」とお付き合いすることになった妻は、再起を残念そうに喜んでくれた?「老兵は死なず、消え去りもしない」
   (写真は、「古色乾燥機」)