写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

犯罪対策

2005年02月12日 | 生活・ニュース
 よくもまあ毎日、新聞・テレビに悪いことをしたやつのことが出るものだと、あきれ果てるだけでなく恐ろしい。

 悪質な交通違反事故・強盗・詐欺・殺人・窃盗・痴漢・偽札作り・放火・誘拐等々。
昔は、空き巣狙いがいたくらいで、ちょっとした物を盗られる程度の犯罪だったが、今やその内容は大きく異なってきている。

 犯人と何の因果関係がなくても、突然命まで奪われるケースがたびたび起きている。被害者はその理不尽さに、ただ耐えるだけだ。

 街には泥棒除けとしては、照明・ガラス戸のロック・振動センサー・監視カメラ等、家への侵入を逡巡させる目的の色々なグッズが売られている。

 しかし、泥棒は対策済みの家は避けて、無防備な家に狙いを変えるだけである。犯罪の数は一向に減ることはない。

 犯罪を減らす本質的な対策は何なのか。防犯グッズ・警察官の増員などの対症療法的な対応に頼るのではなく、人間の心・世のシステムに踏み込んだ本質的な対策論議はあまり耳にしない。
   (写真は、我が家の対症療法「番犬」)