まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊・まつたけ十字軍運動NEWSLETTER 620

2011年07月13日 |  マツタケの林地栽培 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動


次回(297回)の活動日は7月16日(土)です.午前10時、岩倉香川山にお集まり下さい.

 冒頭の写真は、亀岡にある京都学園大学内の人工素材の塀をマンションとするキリギリスと雨蛙である.蛙は触っても動こうとしない.ぐっすりと昼寝中か!奇妙なresidentであったので・・・・・.

 プレ祇園祭で京都の四条辺りは賑わっている.祇園祭の神輿の先駆けである鉾や山などが、この17日に神輿の露払いを勤める.多くの鉾と山の頂にはマツが飾られている.しかし、聖徳太子を戴く太子山はそのいわれからスギを飾っている.スギとマツタケとは仲がいいとは言い難いのだが・・・.
 縁あって、僕たちは、この運動の初めから祇園祭の前々日に「太子山を寿ぐ会」に参加している.まつたけ山復活させ隊のメンバーの一人が太子山保存会のメンバーで、戴きに飾るスギの提供依頼を受けたことに始まる.そんなことがあって、その町内会の世話役、松浦輝雄さんの肝いりで、彼のマンションの前庭で祭を祝わせて戴いているのである.
 その頃はちょうど梅雨の終わりで、去年までは毎年、バケツをひっくり返すような雨にたたられ続けてきた.しかし、今年は傘が要らないだろう.梅雨が明けてからというものは、35℃前後の猛暑の最中なのだから.
 失礼な言い方になるが、雨降りの寿ぐ会はうっとうしいところがあった.祝う気持ちに水を差されていたが・・・、今年の15日は大いに盛り上がることだろう.
 しかし、一体、どうなんてんの? と思う.マツタケの生活にとっては、今頃の猛暑は大歓迎なのだが、もっとも閾値以上の温度を与える必要はないので、こう長いといい加減にしてくれと思ってしまう.
 京都で30℃を軽く越える日が幾日も続くことが、当たり前になったのはいつ頃からなのか.
 同じくまつたけ山復活させ隊の最長老格の小吹和男さんが『輝く!マツタケ山の復活運動の仲間たち』にこう書いている.抜粋を載せる.
 『運動に参加して4年、私は、2007年の秋に玉城山で1本の京まつたけを発見し、以来、その後の現場やシロの管理について考えている。
 また私は、NPO自然観察指導員京都連絡会会員として20数年間、日本の天気図や気温を俯瞰的に見てきたつもりである。それを通して、最近の日本列島の気象、特に気温は山陰の島根県あたりから北関東の栃木県へ引いた直線を境に、どうもその南北で違っているように思えてならない。
 とりわけ気温差は線の南と北でかつてより、かなり大きくなっているようだ。気象庁などの意見を知りたいところだ。読者のみなさんの考えはいかがだろう。
 たとえば京都の夏の気温は、私の小学校時代(京まつたけ生産の多かった1935~40年代)に比べて半端でなく高い。とにかく、当時30度を超える日になるのは祇園祭のハイライトの山鉾巡行がある7月17日以降で、それがニュースになった。8月の30度超は数日あるくらいだった。
 それが近年は5月にはもう30度を超えることも多く、7月から9月は連日のこととなっている。京都は先の直線の南側にあり、夏に続く秋の高温で京まつたけが大きなダメージを受け続けているのではなかろうか。これでは、アカマツ林(マツタケ)も松柏類樹林の分布も当然、北上せざるを得ない。』


★お知らせ
1)7月15日、夕刻6時過ぎから、太子山を寿ぐ会が行われます.会場は、太子山が鎮座する辺りとなります.地図は:http://www.mapion.co.jp/address/26106/235/

2)まつたけ山復活させ隊活動が8月6日(土)に300回を迎えます.記念大会を行います.濱稔の碑もうで、流し素麺など、色々考えましょう! いつも通り、会費大人3000円です.

3)まつたけ山復活させ隊の仲間たち(高文研刊 1680円)
 里山は必要なのか? アカマツの姿は? ナラ枯れは?と心配が尽きない.生物多様性上その保全は必要であるといってもそれほど注目を浴びない.見向きもされない.それぞれのボランティア運動体は一生懸命頑張っているが,元里山の復活は小さい.
 しかし読んだ方に面白いしフィロソフィーを感じると言われる.愉快なメンバーの紹介もある. 
 マツタケ研究の難しさについても考察されている.僕たちは苦しみながらもまつたけ山づくりを楽しんでいる.
書店でお買い求め下さい! 
他に、素晴らしい仲間の生の原稿と全国の友人の原稿をノーカットで小冊子にしたものがあります(送料込みで400円で販売).

☆カンパありがとう! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に 努力しています.
☆カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
 
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§開催予定日 2011年7月-2012年1月
回数    開始日        報告 
298      7月22日(金)  
299    2011年07月30日    土    池内    食当:男厨派
300    2011年08月06日    土    三輪 300回記念パーティー
301    2011年08月12日    金    榎本   
302    2011年08月20日    土    宮崎   
303    2011年08月26日    金   三輪    食当:男厨派

304    2011年09月03日    土    池内   
305    2011年09月09日   金   榎本   
306    2011年09月17日    土    池内   
307    2011年09月23日  金    宮崎     食当:男厨派    

308    2011年10月01日    土    榎本   
309    2011年10月07日    金    三輪   
310    2011年10月15日    土    池内   
311    2011年10月21日    金    榎本    食当:男厨派
312    2011年10月29日    土    宮崎 京都造形芸術大学生 

313    2011年11月04日    金    三輪   
314    2011年11月12日    土    池内   
315    2011年11月18日    金    宮崎   
316    2011年11月26日    土    榎本     食当:男厨派   

317    2011年12月02日    金    三輪   
318    2011年12月10日    土    宮崎   
319    2011年12月16日    金    榎本    忘年会

320    2012年01月07日    土    池内
321    2012年01月13日    金   宮崎       
322    2012年01月21日    土    三輪
323     2012年01月27日    金    榎本     食当:男厨派
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§活動拠点へのアクセスなど
(参加ご希望の方は事前に電話下さい、090-6227-4305.また2011年1月1日付ブログ565号を読んでおく必要があります.)
活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 活動開始は,午前10時頃から終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

参加や見学希望の方(見学するためには)、2011年3月8日付ブログをお読み下さい.
○まつたけ十字軍運動とは何をする?
○まつたけ山復活させ隊活動への参加方法は
○私達のマツタケ山造り(作業方法)の特徴
 作業内容と作業区の紹介
○今年の予定と目標?

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 matsutake10@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

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