まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1307 京都御所でオオセミタケ発見 茶樹の新葉 緑がまぶしい!

2018年04月30日 |  マツタケの林地栽培 

 5月4日(金)は、634回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.JIDFラボ 「マツタケ山再生と岩倉焼き」を開催します(下記お知らせをご覧下さい).陶芸班(世話人内田 正明さん)の作品を素焼きします.ブログ報告は、吉村です.当日夜、是非ご覧ください.

                      写真 1. 目に緑がまぶしい 茶樹 品種はヤブキタ

 八十八夜茶摘みのときとなりました(写真 1).畝づくりをし、肥料を与え、遅霜対策と世話をする姿をご覧になって居られると思いますが、このような方々のあることを忘れないでとお願いする次第です.朝から茶を摘み製茶をいたします.1年間に必要な茶葉が準備されます.

 4月15日、京都御苑きのこ観察会(下記お知らせ)で珍しい冬虫夏草・オオセミタケ(Cordyceps heteropoda、写真2)が観察された.代表世話人・佐野修治さんが写真を下さいました.掲載します.

写真 2.冬虫夏草 オオセミタケの発生 マッチ棒様に2本見える.

本菌は同翅亜目(Homoptera)のセミ科(Cicadiae)の幼虫に感染する虫寄生菌でエゾハルゼミ,コエゾゼミ,アブラゼミ,ヒグラシなどのセミの幼虫の頭部から子実体を発する(写真 3).

写真 3.オオセミタケ子実体 蝉の頭部から子実体の柄がでている.

 
 先述のように、蝉の幼虫と共生関係(寄生)を持つが、最近昆虫などに共生する微生物との関係性が次々と発見、そのメカニズムの一端が明らかになりつつある.中には、寄主を殺さず脳を支配するものもあり、人にもそんな微生物が寄生し行動を支配することも予想される(ゾンビ化).マツタケもアカマツなどと共生関係を持つが、ホスト抜きで子実体を得ることの難しさがこの辺りにあると考え興味が尽きない.ヒントになるのではと思っている.

 ササユリの蕾が大きくなってきた(写真 4).

子供達も元気だ(写真 5).


 
【お知らせ】

1)JIDF(日本文化デザインフォーラム)ラボ マツタケ山再生と岩倉焼開催(共催:まつたけ山復活させ隊)
作品の素焼きを実施します.
【月日】2018年5月4日(金)
【時間】午前10時00分〜午後3時    
【場所】まつたけ山復活させ隊活動拠点香川山 京都市左京区岩倉 村松138-20 まつたけ山復活させ隊ブログをご覧ください. 
【参加費】500円(当日いただきます.昼食代に充当)
【定員】30名
問い合わせ・参加申し込み:まつたけ山復活させ隊代表 吉村文彦(090-6227-4305)あるいは下記メールまで.

2)京都御苑きのこ観察会 
 日時:5月13日(日) 午前9時30分~12時
 場所:京都御所 堺町休憩所
 参加料は無料
 主催者:京都御苑きのこ会、HP参照下さい. 

 

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係には学ぶものがあるように思える.Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)

 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加者)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することである.そういう同志の集いである.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでこの作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性 脳炎症も日本に存在する.

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.用いたコップの後片付けも忘れないように! 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日   報告担当者  男厨シェフ   特別企画 

634 05月04日(金) 吉村           JIDF(1/16)
635 05月12日(土) 内田
636 05月18日(金) 宮崎
637 05月26日(土) 三輪    松浦
638 06月01日(金) 吉村
639 06月09日(土) 内田
640 06月15日(金) 宮崎
641 06月23日(土) 三輪
642 06月29日(金) 吉村    松本
643 07月07日(土) 内田
644 07月13日(金) 宮崎
645 07月21日(土) 三輪           JIDF(2/17)
646 07月27日(金) 吉村    内田
647 08月04日(土) 内田
648 08月10日(金) 宮崎
649 08月25日(土) 三輪
650 08月31日(金) 吉村    松本
651 09月08日(土) 内田
652 09月14日(金) 宮崎
653 09月22日(土) 三輪
654 09月28日(金) 吉村    川崎

 なお、やむを得ず担当などの変更が生じることがあります.お許しください!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(a)をご覧下さい).

 京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
a)車の方は、岩倉ゴルフクラブを目的地にすると便利です.ゴルフ場入り口の取り付け道路(看板)が見えたら左手に大きな駐車場も見える、その北側に道路がある(後400m).住宅地内のその道路に左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.

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§カンパありがとう!
 
   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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