まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-453-

2009年10月31日 |  マツタケの林地栽培 
今年の初物となった京まつたけ



まつたけ復活・里山再生市民運動

 第213回の活動報告です.今日は雲一つ無い天気だが、遠くがかすんでいる.京都アメダスの気象データは最高気温24.8℃(14時)、風は南南西2m/秒と動けば汗ばむ上々の天気であった. 
 そのような天気に誘われて、39名の仲間が集まった.お名前は、寺尾、榎本、小原、加藤、上林、松浦、雅子、川本、三品、森、前田、斉藤、小吹、江指、吉田夫妻と幸と茉莉君達、大久保、橋本、宮崎、堀井、多田、阿閉夫妻、小長谷、川崎、有山、山田、杉山、猫田、マツ子、中野、石原、池内夫妻、田中、中広と吉村.
 
各グループ毎に山に入って活動.
澤田山では、前田班がザイセンチュウ被害木のは運び出しに汗をかいている.中広班もアカマツ林の再生に取り組む.
 玉城山では、三品Gが、11月8日にテレビで紹介されるエリアの手入れを続けている(下記お知らせをどうぞ).
榎本班は台風で痛んだ撒水施設の整備をしたと加藤さんから報告があった(メール便り参照).
 
 特筆すべきことでもあるが、少し恥ずかしい.マツタケにとって どんな環境にあるかを雄弁に物語っている、今年初の京まつたけが去年手を入れたエリアに見いだされた.雨が不足して大きくならずに傘を開いている.発生も終わりに来たことを教えてくれている(Nikon写真集に掲載)

<皆さんの活動の様子を見ることができる>
ブログ画面左下ブックマーク(Bookmark)中のNikonまつたけ復活・里山再生運動を左クリックすると、Nikon Onlinegalleryにはいる.akamatsurinさんのホームとなっている.アルバム一覧からお好きなものを左クリックすれば写真一覧が出てきます.スライドショーなどお楽しみ下さい.写真を印刷したり保存したりできます. 

メール便り
1) 加藤邦彦さんから
本日午後、玉城山で、先日の台風による増水で被害を受けた水源の改修作業を行いました。その時の写真を送付いたします。
大きな石を取り除き一応取水槽まではスムーズに水が流れるようになりましたがその下流のホースに詰まりが生じているようで今後さらに対策が必要です。
写真がニコンギャラリーに掲載されています

2) 滋賀県沖島の報告;梶田由胤さんから
先々週あたりから山に入りですが、ようやく2本の収穫がありました。重さは、大=67.91g 小=39.14gとなっております。香りだけは味わうことが出来ましたが、良い香りでした。
 何とか2桁の収穫をと祈っておりますが、世間では厳しい話も聞いております。皆の頑張りと地元の消防署の協力等もあった一つの成果かと考えております。沖島マツタケの更なる復興に取り組んで行きたいと考えております。

カンパお願い!
1)前田班が薪を売却(1500円)
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

<お知らせ> 
1)11月8日 午後11時50分から テレビ朝日系列「地球号食堂 エコめし」 にまつたけ十字軍運動の活動が紹介.

2)11月15日(日)9時から作業開始 滋賀県立大学と地元主催のマツタケ狩り参加者募集(7日締め切り).詳細は猫田さんにおたずね下さい.

3)11月22日(日)10時から作業開始 京北マツタケ山再生活動応援
 ノコ・ナタ・熊手持参で山づくりをします.迎えのバス(20名まで)が来て昼食が出ます.バスは、地下鉄北大路駅、北山駅などに停車.停車駅・時刻など、希望などは猫田さんにお伝え下さい.               

<カンパ! お願い>
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

まつたけ十字軍運動とは?
今、1年間に40,000種もの生物が絶滅(約13分に1種)していると推測されている.生き物1種の絶滅は、10種から30種の生き物の絶滅を呼ぶという.
日本で、802種の動物が絶滅危惧種とされ、7000種の維管束植物の24.1%(4種に1種)が絶滅危惧種に挙げられている(2007年).
環境省によれば、絶滅危惧種の50%強に当たる生物の生息地は、人里離れた奥山でなく里地里山と呼ばれる私たちの生活の場である.緑が豊かになって生き物が追われている!
私達の周りにありふれた生き物であったフクジュソウやヒメシャガなど、メダカやチョウ類やニホンウサギなど、またオオタカやイヌワシなどが、消え続けている.マツタケも、京都府では絶滅危惧種に指定されている.
生物の保全・多様性上危機に瀕する里山(アカマツ林)をマツタケ山に戻すことが目的である.私たちのマツタケ山づくりは、山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視する.マツタケ山づくりで生まれるバイオマスの利用を、「自然」との共生型すなわち徹底した有機物循環型「農林業」に組み込む.また、我々の成果は、情報として正しく発信し、全国に230万haあるアカマツ林に普及させることを願っている.
近代マツタケ学発祥の地、京都市左京区岩倉を活動拠点として、我々は循環型農林「業」を楽しむ.「楽しむ」ということにおいて、いわゆる農林業的作業と異なる.
時折のイヴェントや開催日のコアタイムに集まることによって、作業の情報などを共有し、互いの知恵や技術を学び、また、里山復活の喜びをともにする.
運動は、食事を作る人、木を伐る人・運ぶ人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、設備を造る人、道具類を整備する人、多機能窯を守る人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人などすべての参加者が、互いに対等で支え合い助け合って維持運営されている.
まつたけ十字軍運動全体は、アリストテレス風に言えば、個の参加者の総和以上の意味を持つ.それ故、参加者はこの運動の全体性を見失わないようにしたい.

主 催 
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学者)  
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305

共 催 
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典
080-6123-4706

香川理化学研究所
代表 香川 晴男
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