まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-No.92-

2006年05月25日 |  マツタケの林地栽培 
ハタケシメジの露地栽培の準備をする参加者


第44回活動日(5月26日)のおしらせ
  
6月15日(木)のまつたけ十字軍運動1周年記念パーティのイベントの一つに、「茶かぶき」が決定.本日、林屋さんが「茶かぶき」について解説されます.そのほかの提案をお願いします.どのような料理を楽しみましょう?アルコール類は、各自の持込とします.
茶かぶきを詳しく知りたい方は、京都府茶業会議所内にある「宇治茶道場・匠の館」で、林屋さんにお訪ねください.インターネットでも調べることができる.


第44回 開催 要項
1)実施日    2006年5月26日(金)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ 林か京都バス停岩倉村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、運動靴か長靴か地下足袋、皮手袋.
5)用意するもの 握飯1個(不要?)、温かいお茶は出ます.お椀と箸とコップと食材費 (200円程度)など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅(七条口バス停06番)から、 阪急線烏丸四条駅下車(交差点西南角滋賀銀行前)から、京阪線出町柳下車(加茂大橋東詰北.所要時間25分)から、京都地下鉄国際会館前から
7)雨天の場合 京都府南部が、午前9時現在、雨天の場合や降水確率が50%以上の時、本日の作業は中止.雨の中でも、集まって楽しんでます.
参加費は無料、資格も問わない.傷害保険等は各自加入のこと.ゴミ等は各自持ち帰り願います.

本日の作業内容
作業は、概ね、続きとなりますが、
ヒノキ林区の地掻と番線を利用して腐植を斜面下部へ下ろす作業を、今日も頑張ります.

フィールド周辺の草本類や除間伐材の整理整頓.

マツノザイセンチュウ病の枯損木などを薪にして処分.

ハタケシメジの栽培準備としては、穴掘りやその穴に枝や材を敷き詰めました.目下、香川理研の大井さんがオガクズでビン20本を培養中.1ヶ月後が楽しみである.

野菜畑にミニ果樹園の整備を有山さんと宮崎さんが中心となって進んでいます.御茶畑の草抜きなどを今西さんが、本日は橋本(敏)さんが肥料を施すとの事.

連絡
1)6月15日(木)に、まつたけ十字軍運動1周年記念をやります. イヴェントは「茶かぶき」が決定.料理などの提案を願います.アルコール類は持ち寄りにします.
2)岩倉の新しい試験林(玉城氏所有)を貸していただけることになりました.作業法や活用法を考えるために、林の現況を観察します.まつたけ山づくりの作業を実施予定.日本財団の助成の機材を京北森林組合に発注しました.
3)岩倉の第3試験林の調査は、境界の設定が済みました.今井さんに「正式」なお願いを森田さんと石原さんが担当.木々の葉が展開したらマツタケ発生整備作業を始めます.担当責任者は今西さんです.詳細は今西さんまで! 
4)橘さん所有の伏見区日野南山の境界調査が終了しました.猫田さんが、担当責任者です.利用方法など詳細は猫田さんに! 宮崎さんや吉川さんがログハウスの改修を計画.
5)京都学園大学まつたけ研究会発足(5月17日)学生、市民など17人が集まる.
6)日本財団から27万円の機材整備の助成を受けました.
7)まつたけ十字軍運動として、ボランティア保険に団体加入することは、重複加入を避けるため致しませんが、未加入の方は、京都市の各区役所の社協に問合せると良いでしょう.

6-7月の作業日のおしらせ   
第45回活動日:6月03日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第46回活動日:6月09日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第47回活動日:6月15日(木) まつたけ十字軍運動1周年記念 午前10時30分
第48回活動日:6月23日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第49回活動日:6月28日(水) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第50回活動日:7月08日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第51回活動日:7月14日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第52回活動日:7月22日(土) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第53回活動日:7月28日(金) 京都バス 岩倉村松集会所前集合 午前10時30分

投稿
まつたけ十字軍運動とマツタケの増産 3(終)
今の森林保護活動は、都市住民が対象地へ出かけ、ホームステイしながら地域住民と共同で、地元行政あるいは主催者の決めたスケジュールをこなし、終われば都市部に戻るというスタイルで運営されることが多い.言ってみれば片利共生型である.
 ややもすれば都市在住ボランティアの高い目的意識と資金的余裕に依拠することが多い.我々の最終目標は、幸いにも、マツタケ発生の復活・増産にあるので、林を手入れする権利と発生するマツタケの採取権を無償で長期間拝借できるように、山の所有者の方にお願いしている.参加者は、自ら予定を作り作業を楽しんでいる.山主は、山を無償で整備でき、ボランティアはまつたけ狩りを楽しめるという相利共生型を誇っている.
 2007年からいわゆる団塊の世代が仕事の第一線を退く.もし、彼らが家に閉じこもり心や体を病むと、これは大変な社会問題を引き起こしかねないが、彼らは体力も知力も一定の資金力もあり、楽しみながら参加できるボランティア活動を捜し求めると考えられる.実は、この取組みは、もう飛び火している.
 岩手県立大野高等学校の生徒達が、地域のPTAなどを巻き込んで、久慈平岳のアカマツ林を手入れし、立派なマツタケを35本採取し、全地域挙げて収穫祭を実施した.他に岩手県久慈市、大阪府高槻市や能勢町にも火がつくかもしれない.
活動は、ボランティアのカンパで運営されているが、このマツタケ山作りを勉強したいという林家が多いので、マツタケ山作りの研修コース(8回/2ヶ月で有料)を設けることも検討中である.また、ここでなければ経験できないことだが、作業の終わったアカマツ林に、マツタケ菌根形成苗やマツタケ菌糸マットを利用したマツタケの接種作業を経験できる.
 里地里山という環境は、日本の国土の4割を占めるほど広大である.しかも50%の絶滅危急・危惧種がその生態系の生き物である.マツノザイセンチュウ病で大量枯損したアカマツ林は、関西ではスダジイの浸食が激しく秋の紅葉も大きく後退している.しかし、マツタケを復活させられるアカマツ林が未だ少なからず残っている.また、崩壊した里山林をアカマツ優占林に戻して、このアカマツ林でマツタケを栽培したい(吉村文彦).




カンパのお願い
下記の振込先にお願いいたします.
 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(連絡先;担当責任者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
607-8166京都市山科区椥辻番所ヶ口町173 075-581-3210(Fax兼用)、090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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