まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ「十字軍」運動NEWSLETTER-258-

2007年11月15日 |  マツタケの林地栽培 
炭焼きに取り組む参加者




まつたけ復活・里山再生市民運動

第116回(11月17日) 開催のお知らせ

 新潟県佐渡市に行ってきました.佐渡市は、皆さんご存じのように朱鷺の放鳥を控え、課題を抱えつつも盛り上がっているようでした.朱鷺は、休憩場所としてアカマツを利用する習性があるそうです.しかし里山放棄、材線虫による枯損でアカマツ林が激減している.
 そこで、マツタケが生活するアカマツ林を取り戻したいという市民に、京都市左京区岩倉で京まつたけ復活の原動力になったまつたけ復活・里山再生市民運動を紹介してきたのである.

 兵庫県豊岡市のコウノトリの放鳥を参考にしながら、佐渡市あるいは朱鷺特有の課題を解決され、朱鷺放鳥の成功を心から祈念いたします.


開 催 要 項
「まつたけ復活・里山再生市民運動」は、生物の保全・多様性上危機に瀕する里山をマツタケの生活するアカマツ林に戻すことが目的である.
山-川-畑・水田(-海)のつながりを重視し、“自然”との共生-徹底した環境重視型の農林「業」をおこない、里山のバイオマス資源と有用植物・キノコなどを活用する. 
運動の中身は参加者の皆さんが創り上げることを前提としている.参加者の数だけ面白いことがあると自負している.

1)実施日:2007年11月17日(土)
2)集合時刻:午前10時30分.但し朝10時頃から活動は開始されている.

3)集合場所:
京都バス 岩倉村松集会所前.初めての方は要連絡(連絡先は下記)あるいは京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林(岩倉村松行き京都バス終点「村松」から徒歩6分).

4)アクセス:
京都バスの岩倉村松行きに乗車:JR京都駅七条口から(60分、バス停「C6」番)、阪急京都線四条河原町駅から(40分、四条河原町交差点北へ上ル東側)、京阪本線出町柳から(20分、加茂大橋東詰め北へ上ル西側、京都地下鉄烏丸線国際会館から(10分、バスターミナル 1番)
(市営地下鉄はJR京都駅・烏丸御池・国際会館などに停車)

5)服装等:山で軽作業できる服装、ノコ・ナタ、運動靴か長靴か地下足袋、傘かレインコート、タオルなど持参. 

6)持参するもの:昼食は皆で作るので(結構リッチで驚いている)、MY皿と椀と箸、コップ.料理の持ち帰り容器など、飲料水(お茶があるので水筒).食材費(実費、通常400円くらい)は徴収

7)降水確率(京都府南部、午前7時)が60%以上の日は、原則的に活動は中止.しかし、山や畑にも、雨の日には雨の、雪の日には雪の景色があるといって、皆さん岩倉で補修作業などされます.

参加費は無料(活動費は皆さんの浄財カンパで成り立つ).資格も問わない.参加時間も自由.傷害保険等は各自加入のこと. ゴミ等は各自持ち帰り願います.

<本日の作業予定>

1)先週、せっせと皆さんが作った木灰を、朝一番に火床から掻き出して、水田に運びます.

2)近代的マツタケ学の始祖 故 濱田 稔先生顕彰の碑を詣で献盃(午前か午後). メール便りに 子息の濱田 仁さんから、皆さんに熱いエールが届いています.

3)玉城山、澤田山それぞれ、今回のマツタケ発生確認を受けて、作業エリアの特定が可能になりました.重点的にマツタケ山づくり作業を続けたいと思います..

<皆さんの活動の様子を見る>
それらを覗くにはパスワードが必要.
Bookmark(画面左下)中のまつたけ復活・里山再生運動写真集(Nikon)を左クリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛ぶ.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(10時: 半角英数)を入れる. これでOK. スライドショウが見やすい.

もう一つ、まつたけ復活・里山再生運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40, パスワードは10jidesu(読みは<10時です>すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ復活・里山再生運動”の文字を左クリックでOK.   
 両者とも必要な写真は、右クリックで保存下さい.


<お知らせ>
1)11月16日 午後2時-2時45分  KBSラジオ 「京都検定!なるほど研究所」でまつたけの話題が放送される.

2)11月22日 午前9時30分 鹿背山里山産業ワークショップの活動日です.木津川市鹿背山観音寺峠道入り口集合 問い合わせは田中さん(0774-73-2708)

3)11月26日 午後9時-30分 KBSテレビ 「京のいっぴん物語」で まつたけ料理が取り上げられる.京まつたけ復活も紹介される.

<メール便り> どんどんお寄せください!
1)濱田 仁さんから
 秋も深まりましたが、益々のご活躍、ご同慶の至りです。
 さて先日、岩倉でマツタケが発生したという貴兄からのニュースに接し、とても嬉しく思い、感慨深いものがあります。心から皆さんに対して「お目出度う御座居ます」と祝意を表したいと思います。父もあの世でとても喜んでいるでしょう。
 私も、父に連れられ尼吹山に何度か行った事があります。また、学生の頃、貴兄とも共に尼吹山に行った事がありましたが、その頃すでに、岩倉はマツタケの出ないマツタケ山、という印象で、父の研究を半ば馬鹿にしていた時期があったような気がします。
 ところが、一般市民の皆さんが、マツタケ山の掃除をされだしたら、ほんの1年か2年でマツタケが発生したというのですから、まさに奇跡の様な感じで、驚きです。マツタケの菌糸は土の中で、恐らく40年程もマツタケを発生させずに生きていたのですね。こんな事は既に分かっている事かもしれないけれど、あの岩倉でもと思うと、私にとっては矢張り驚きで、学問的に大変価値があると思うし、あの世の父も、たいそう喜んでいると思います。
                    


<ありがとう> カンパをいただきました.

  11-12月の活動日
第118回活動日2007年11月20日(火)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第119回活動日2007年11月27日(火)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第120回活動日2007年12月01日(土)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第121回活動日2007年12月08日(土)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第122回活動日2007年12月11日(火)岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第123回活動日2007年12月18日(火)岩倉村松集会所前集合 午前9時00分
大忘年会(餅つき大会)

カンパ等の振込先: 
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦 
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 
口座No.: 普通預金 3698173 


主 催 
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 代表
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27.075-581-8932, 090-6227-4305

共 催 団 体
大月 健
京都大学マツタケ研究会 代表
京都市左京区北白川 京都大学農学部図書室気付(大月 健090-4280-3334)

NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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