まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1053

2015年10月20日 |  マツタケの林地栽培 

びわこリス森倶楽部のアカマツ林


 リス森倶楽部さんのアカマツ林の調査に仲間(9人)と出かけました.アカマツ林はザイセンチュウ病による枯損があるもののずいぶんと残っていました.滋賀県長浜市浅井と高島市朽木で詳細な調査をしましたが、どちらもアカマツ林が残されていてうらやましい限りです.
 マツタケの発生には、いろんな条件が整う必要がありますが、発生に適する気象に恵まれた今年は、現在雨不足で泣いているが、プロの取り手の取りこぼしを期待しましたが、残念ながら都合3回の調査では確認できませんでした.しかし、土壌診断(写真:A地区)ではマツタケの住いであるアカマツ細根が地表下30cm内外に集中していて良い感じです.
 でもこれを喜んではいけません.アカマツ林の平均樹齢がマツタケの感染しうる年を越えていて土壌の富栄養化が進んでいます.マツタケを狙うなら、リスの住いとエサのことを考えながら大幅に明るくし地表の堆積物を除去する必要があります. リス森の皆さん !! 頑張ってください.

高松塩江マツタケ研究会からうれしい便り

      
 塩江ふるさとの会(会長:池田克彦氏)の要請でマツタケ山づくりを塩江マツタケ研究会(代表:後藤安宏氏)と共に実施してきた.昨日後藤さんからうれしい葉書を頂戴した.マツタケが採れたのである(写真).ここは、乾燥が激しく、後藤さん達が山づくりをされていてもその成果がなかなか現れず気をもんでいたが、その成果が現れました.写真見ると白くて質のよい相当数のマツタケが見えます.皆さんの山づくりの成果そのものです.この写真には僕の長年の友人上原敦夫氏の顔もありうれしい限りです.
 後藤さん達の喜びの言葉を紹介します.
 「拝啓 ごめん下さい
   先般のまつたけ山復活させ隊十周年記念パーティーではお世話になり ありがとうございました。
   さて、二年間全く実績が無かった山に、今年は生えてくれました。天候もこれを後押ししてくれたのか、努力が少しは実を結んだのか分かりませんがこれに感動   しました。 色々ご指導いただいた事を少しずつではありますが実践していますので今後とも宜しくお願い致します。上西今年一本です。                                                                                敬具」

まつたけ山復活させ隊富貴マツタケ試験林作業実施
 明日(21日)から1泊で仲間(11人)とイワタ山にまつたけ山づくりに出かけます.この間当ブログでマツタケ発生の写真を載せていますが、オーナーの岩田光浩氏の要請で地掻作業を中心に実施します.この試験林(写真)は、広大な平均樹齢50年生アカマツ林を持ち(関西一でしょう)、ニホンジカの食害がなければどのくらいのシロがありどのくらいの発生があるか分からないほどである.今回、共同研究者(東大)との実験準備もかね、シロの特定を行います.マークされてないのでどこまで分かるか少し心配です.

 

10月24日(土)は、まつたけ山復活させ隊第510回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称)にお集まり下さい.活動報告は内田 正明さんです.24日のメインシェフは内田 正明さんと榎本班が努めます.内田さんの料理は意外性がいい.楽しみです.当日夜、ブログで是非ご覧ください.

あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
こまめな水分補給と休憩を心がけましょう!
ダニや虫刺され、マムシなどに注意しましょう! 脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように致しましょう(ダニ対策)!  


【お知らせ】まつたけ発生調査   追加や変更などがあります.最新ブログでご確認下さい!!

1)10月21日(水)-22日(木)まつたけ山復活させ隊イワタ山試験林(和歌山県上筒香岩田山)シロ調査並びにまつたけ山づくりを実施、まつたけ山復活させ隊試験林看板設置予定(五條市西吉野 柏荘1泊, 詳細は猫田・川本さんまで).毎月(?)手入れに出かけられるようにしたいと考えています.皆さんのご協力抜きには成り立ちません.11月中旬にも出かけます.
  
2)10月26日(月)篠山市小原地区長谷山(入札済み)の調査中止.個人的に11月14日迄ならいつでもまつたけ狩りは可能です.大物が見つかるかも知れません.入山には地域との約束事があります.問い合わせは吉村まで.

3)11月8日(日)ツガ種子集め 於:鞍馬山 土屋和三さん同行(詳細は榎本さんまで)

4)11月15日(日)滋賀県長浜市(浅井地区)野瀬地区調査と講演 詳細は長浜市と打合せ中 参加者募集します.レンタカーで移動予定(担当は榎本さん)

放映・放送日
1)10月29日 午後7時 KBS京都テレビ 京都・味の大捜査線(まつたけ山復活させ隊がまつたけを味わう)

体験学習実施
1)10月31日(土)京都造形芸術大学 環境学受講生(38名)のまつたけ山づくり体験を行います.里山再生活動の啓蒙とお考えいただき、特段のご配慮をメンバーの皆さんにはお願いを致します.
 

 
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【まつたけ山復活させ隊とは!】
マツタケの生活する里山再生・保全のため集うものである.

 我々の仲間には、山づくりをする人、運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人、ブログ読者など参加者と支援者がいる.すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.

活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.しかし何をしても良いわけでは断じてない.


§活動場所:
京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山 (自称:京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分)
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)阪急京都線四条河原町駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(エ)に続く
イ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側) 約30分
ウ)京都市営バス5系統に乗車、国際会館下車(エ)に続く
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、現在、食材費+消耗品費として400円を徴収.登録外参加者・見学者などは要500円(施設利用代などを含む).

§参加や見学希望の方は、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.また、参加日や人数などを主催者に電話下さい.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について 
§1 我々のまつたけ山再生運動とは? 
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには 
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています! 
§5 今年の予定と目標?

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まつたけ山復活させ隊活動日

2015年10-12月
回 開催日    報告担当者 男厨シェフ


510 10月24日(土) 内田   内田・榎本班
511 10月31日(土) 池内       京都造形芸術大学 環境学受講生体験
512 11月07日(土) 三輪
513 11月13日(金) 榎本       JIDFラボ 松茸山再生と岩倉焼 第9回 まつたけ山づくり体験①
514 11月21日(土) 吉村  
515 11月27日(金) 内田   川崎・榎本班
516 12月05日(土) 池内
517 12月11日(金) 三輪
518 12月19日(土) 榎本  山祭
519 01月09日(土) 宮崎 2016年

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§カンパありがとう!

  
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§主 催
まつたけ山復活させ隊
Group for Regeneration of Matsutake Forest
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

 

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