8月30日、急峻な北上山地を襲った東京ドーム180個分の雨(想定外と騒ぐ量でもないと思える.険しい地形が災害を呼んだ)が、一気に2本の川に流れ込みその周辺をえぐった.当然、その辺りの物をすべて飲み込み太平洋に運んでいった.岩泉町は30Km四方、山奥にも家が点在するが、主要な施設は川縁に立っている.壊滅に近い.仕事場には泥だけが残った.今はそれは悪臭源と聞いている.未だに電気などインフラは復旧せず孤立地域もあるという.
アカマツ林は沢沿いを除けば大丈夫で、マツタケ産地だけに発生は豊かである.家を無くした被害者を応援しようと義援金を募ったり、唯一の換金作物「マツタケ」の購入をお願いしていた(9月5日ブログ).多くの方々のご協力を得たことを改めて感謝申し上げます.
ということで、前回活動日は、偶然にもJIDFラボ「マツタケと岩倉焼」と重なり、岩泉応援のつもりで岩泉まつたけを使わせていただいた.そんな思いに賛同いただいた48名の参加で香川山は賑わいもしたが、参加者の皆さんは岩泉の災害を再認識下さった.参加者の皆さんありがとうございました(前回の三輪報告をご覧下さい).
岩泉まつたけ(写真 1-2)の姿を紹介しましょう.まつたけ酒(写真 3)をつくる.陶芸班作成の七輪で松茸を焼きました(写真 4).
陶芸班作成の大皿に盛る.近藤髙弘先生に出来映えを褒められる.
漆塗りの器は岩泉二升石在住の作家さんの作品
七輪は、仲間の 橋本敏夫さん作成
10月8日(土)は557回活動日です.午前10時に京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい. 本日は、松浦 輝雄さんがシェフとなり昼飯をつくります.活動報告は宮崎 昭さんです.当日夜、ブログを是非ご覧ください.
【お知らせ】
(1)10月04日(火) 和歌山県冨貴マツタケ試験林 ニホンジカ対策作業実施、 冷山(発生の可能性大)マツタケ調査予定. テレビ朝日 「食彩の王国」取材
(2)10月14日(金) テレビ朝日 「食彩の王国」が香川山でマツタケ山づくりを取材.
(3)10月16日(日)~17日(月) 高松市塩江まつたけ狩りと懇親会(塩江ふる里の会招請) ホテルセカンドステージ泊 定員に達しました.
【まつたけ山復活させ隊の心得】
悔いの残らないようにするには!
1.あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!
2.チェーンソーで立木を伐る作業は、取り扱いを習熟するまで厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.
3.掛かり木の処理で死亡者が続出だそうです.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生.作業は慎重に!
4.急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.切り株を残さないように地際から伐りましょう!
5.マダニ対策の徹底を! 脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう!
イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチアの媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症(フラビウイルス)も日本に存在する(8月13日北海道で死者).
6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.
7.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.
8.使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.ガソリン缶の放置がときどき起こります.元に格納すること.
【まつたけ山復活させ隊とは!】
座して森と同化せよ
ほんの5分間
座って森に同化し
森の静寂に耳を傾ける.
木々の音、落葉を歩く虫の音、小鳥の会話.
森を理解するには
森と一体化すること、
森に抱かれること、体感すること!
Wilhelm Stölb
デュッセルドルフ 1954年生まれ .ミュンヘン大学で森林科学を研究
フリーランスのライター、林業の専門家、写真家、画家として活動
我々まつたけ山復活させ隊の仲間には、山づくりをする人、資材等を運ぶ人・軽トラを貸してくれる人、薪をつくる人、病害木を焼却する人、畑や水田を守る人、食事を作る人、道具類を整備する人、拠点を整備する人、道路を補修する人、バイオトイレを守る人、多機能窯を守る人、山を提供する人などがいる.作業内容を固定せず、気づいた人が仲間を集い作業をこなしています(原則).すべての参加者は、運動の目的を実現するために互いに対等で支え合い助け合うことを必要とする.
活動には、目的はあっても参加者の行為を縛る規約らしいものはない.個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるようにと願ってのことである.
参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用者(あの人たちは何しに来ているのか?といぶかる参加者を指す)は、これを認めない.「香川山に来る」それにプラスする何かがなければならない.当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持つことが必須だ.
参加を誘う場合には、そこの所を踏まえて欲しい.また、初めての人にきちんと氏名と参加目的をみんなにコアタイム時に話すように教えるべきである.挨拶もできない大人になることを恐れもする.
これを怠ると一体感が希薄になって、まつたけ山復活させ隊の堕落に繋がる.ひいてはこの活動の存続に関わる恐れがあるとまつたけ山復活させ隊各自の自覚が欲しい.意識改革されることを強く期待する.
まつたけ山復活させ隊活動日
活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.登録外参加者・見学者などは500円(施設利用代などを含む).
§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.
内容
まつたけ山復活させ隊の活動について
§1 我々のまつたけ山再生運動とは?
§2 まつたけ山復活させ隊に参加するには
§3 私達のマツタケ山造り(作業方法の特徴)
§4 こんな活動をしています!
§5 今年の予定と目標?
回 開催日 報告担当者 男厨シェフ 特別企画 体験参加
557 10月08日(土) 宮崎 松浦
558 10月14日(金) 内田
559 10月22日(土) 榎本
560 10月28日(金) 三輪
561 11月05日(土) 池内 京都造形芸術大学 環境学受講生
562 11月11日(金) 宮崎 内田+榎本班
563 11月19日(土) 内田
564 11月25日(金) 榎本 JIDF ラボ 12回 通常作業体験
565 12月03日(土) 三輪
566 12月09日(金) 宮崎 松本
567 12月17日(土) 池内
568 2017年1月7日(土)榎本
§活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」終点(村松)が便利です.バスを降りたら、吉村まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約30分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
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§カンパありがとう!
メンバーの松本 忠明さんからカンパを頂戴しました. 感謝です.
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
カンパの振込先
氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173
§主 催
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
代表 吉村 文彦(微生物生態学)
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
香川理化学研究所(香川山オーナー)
代表 香川 晴男
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