まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-187(補遺)号-

2007年03月16日 |  マツタケの林地栽培 
澤田山班の山づくり作業風景


1)メール追加

京まつたけ復活・里山再生
第82回(3月15日)活動報告
 参加者(敬称略)は、池内(恒)、内山(俊)と健吾(5848,5850)、大井、井上、越智、岡阪、大島、大久保、周田、鎌田、加藤、阿閉夫妻、林屋、石原、中城、橋本(敏)、三輪、榎本、村上、有山、小吹、中廣、猫田、近藤、浅沼、筆者の28人.

 香川山BCに到着すると、皆さんは、マツノザイセンチュウ被害木の焼却用火床を修理中であった(5835,5839,5840).住宅用地であったために水はけが悪い.排水管が敷いてある(緑に見える、5841).
 
陶芸家の近藤さんが、里山再生活動の一環として、登り窯を作ってはどうかと提案.陶芸家を目指す若手の共同利用が可能なものを作るのだそうだ.澤田山と玉城山を見に行く(5836).鹿背山も候補地にしているので、22日(木)に出かけることにしている.
登り窯の熱源にはアカマツが最もふさわしいらしく、陶芸家はアカマツ林を育てたと聞いている.里山保全の一つにぜひ取り入れるべきであろう.

 長い間寝かせていた竹を使って柵を作っている(5837、5838、5842,5844).ザイセンチュウ被害木を薪にする(5843,5845). そうこうするうちに、火床が完成、火入れ式と相成った(5846).
 
 玉城さんが水田を貸してくださるのだが、それを借りて稲作をやり切れるかどうか討論した.放置された里山林をマツタケの生活するアカマツ林に変える作業には、地表の堆積物や除間伐材が「ゴミ」のように出てくる.

これを捨てるのではなく、資源として活用することを追及せねばならない.さまざまな方法がアイディアとしてあるが、僕たちもまだ完全利用に至ってない.是非、水田に刈敷として使うべきである.
 
 我々にとって、稲作を無農薬、有機栽培で実施することに意義があるのではない.農協が、生産量を確保するために、機械化を進め、化学肥料や農薬を大量使用して作物を育てることを指導してきた.その裏返しで作物を栽培する、そんなレベルでものを考えてほしくない.里山で生まれる有機物を畑や水田と山で、そして人との間で循環させる方法を取るべきである.
 
 お借りできる水田の周りにある田んぼは、化学肥料・農薬を用いた管理をされている.我々の手法が周辺の農家の理解が得られなければ、今回の稲作を断念する選択もあるのではないか.
 
 とにかくコメ作りに駒を一歩進めた.岩倉村松町香川山地区の“農業委員”を選出して討論会は終了.委員会メンバーは井上、大久保、周田、阿閉(仁)、石原、小吹の6氏である.
 
 1時頃、昼食(5851,5852).玉城山班は、チームとして除間伐作業を進めている(5853,5854,5855,5856).一方、澤田山班は、上からと下から両面で攻めている(5857,5858,5859,5860,5861,5862,5863).
 
 5月21日には、茶摘みができるそうだ(予定).最も1年目なので、1人1杯の茶が飲めるくらいは摘めるかも.無農薬なので虫が付いている(5847).茶葉をホットプレートで簡単に釜炒り風緑茶にできるとのこと(メール便りに林屋さんの補足あり).
 
<皆さんの活動の様子を見る>
写真32枚は、NIKON写真集にのみアップロードしています.
写真は、このブログの左下にあるBookmarkのまつたけ十字軍運動写真集(Nikon:今週の活動風景)、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo、1ヶ月分の活動風景)で見られます.それらを覗くにはパスワードが必要.
 
Bookmark中のまつたけ十字軍運動写真集(Nikon)をクリックすると、ニコンオンライン写真集の画面に飛びます.その画面の右上にパスを入れるところがある.そこに10ji(半角英数)を入れる.これでOK. スライドショウが見やすい.
 
もう一つ、まつたけ十字軍運動活動風景(Yahoo)をクリック.Yahoo Japan のフォトに入る. IDはmatsutake40,パスワードはtricholoma(すべて、半角英数).フォトアルバム内の「アルバムを見る」をクリック.画面が変わり、“まつたけ十字軍”の文字をクリックでOK.
両者とも必要な写真は、保存も印刷も出来ます.大いにご活用ください.
 
<お知らせ>
  次回は3月23日(金)になります.大井さんが、高知のぶりを1匹持ってくる.猫田シェフはどう料るか.楽しみである.

1)亀岡のマツタケ山づくり作業は無事終了.まつたけ十字軍運動のメンバーで参加くださった方々、寒い中をありがとうございました.写真集をNikonにアップロードしました.

2)3月22日(木)午前9時30分~午後3時まで.第9回里山産業創造ワークショップ開催.木津町鹿背山会館集合.町民バス;JR木津駅9時11分発鹿背山着9時16分が便利.マツタケ山とベースキャンプの整備.(詳細問い合わせはメンバーの中村さん:090-4274-4346).

3)7月には、100回という節目を迎える.面白い企画というか記念になるようなことを考えませんか?

<メール便り>参加後の感想やご意見なんでもメールください.
1)井上さんから
今日、水田を案内していただきました。いい田でした。説明を聞かなかったのですが、そばの民家の横の侵入路が狭く、田植えの時、大挙して行く場合注意が必要かと思います。いずれにしましても、近隣の住民の方々からみると「農法が変わっているので、異質なもの」が入っていくことになりますので、トラブルを避け、できれば良い関係を作りながら楽しんで稲作が出来ますよう、附近の関係者の方々に根回しをしましょう.
 
 本日、まつたけ十字軍運動のなかに「稲作実行委員会」?が誕生しました。
「稲作実行委員会」?のメンバーに、阿閉・石原・大久保・小吹・周田・井上が指名されましたが、たまたまそこに居たというのが主な理由ですから、委員会のメンバーに加わりたい方は是非参加してください。(稲作の作業は、もちろん十字軍のメンバー全員で行います)
第1回の「稲作実行委員会」を3月23日(金)午後3時40分に行いたいと思いますが、如何でしょうか。

2)林屋さんから補足のメールが届きました.
 新茶作りの日は あくまで予想です。これからのお天気の神様のご機嫌次第。岩倉で は一番怖いのは遅霜かもね!
なお当日作る予定のお茶は 緑茶(釜炒り風)です。焙じ茶ではありません。新芽が どれぐらい摘めるか 判りませんが、若し見よう見まねで自分で作ってみたい方は 1~2名なら可能かも判りません。(ホットプレートが必要)ただし電気の容量は考 えねば…。


寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
銀行名: 京都銀行 山科中央支店
口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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