まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-176号-

2007年02月07日 |  マツタケの林地栽培 
元はアカマツ林を主体とする里山だった
今、少しずつだが手入れが進んでいる





第77回(2月9日)例会開催のお知らせ
 
 天気が心配されるが、8日の夜に降った雨は、9日の朝には、止んでいるとのこと.
 今回は、遠く岩手県久慈市から、私たちの京まつたけ復活・里山再生まつたけ十字軍運動の活動を地元でどのような形で取り入れられるかを検討するため、見学に来られる(お知らせコーナー参照).

 また.石川県珠洲市で里地里山づくりが進んでいるが、金沢大学からお一人、皆さんの活動ぶりを見学に来られる.
 
両者のお話をお聞きした上で、私たちの活動をそれぞれ話していただければと考えています. 

開 催 要 項
1)実施日    2007年2月9日(金)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都バス停岩倉村松集会所前か京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林.
4)服装等 山で軽作業できる服装、ノコ・ナタ、長靴か地下足袋、防寒具、傘かレイン
コート、タオルなど 
5)用意するもの 椀と箸とコップと食材費(200円+α)、料理の持ち帰り容器など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車―村松集会所前下車(終点の村松から徒歩5
分で現地アカマツ林):JR京都駅七条口から(60分、バス停「C6」番)、阪急京
都線烏丸駅から(38分、四条烏丸交差点西南角滋賀銀行前)、京阪本線出町柳か
ら(25分、加茂大橋東詰北)、京都 地下鉄烏丸線国際会館前(地下鉄はJR京都
駅・烏丸四条・烏丸御池停車)から(15分、バスターミナル)


<作業予定>
午前中は、見学者との意見交換会となります.作業は、昼から、皆さんご協力を!
1) 香川山付近でアカマツの枯損が目立っている.チェーンソーで伐採、焼却しましょう!
前回、2本の枯損木の伐倒が済みました.

2)澤田山の作業について
マツノザイセンチュウによってアカマツは壊滅状態.これは、アカマツ林にを復活させるための作業計画を検討せねばならない.もっとも望ましいのは皆伐・地掻後、天然下種更新でアカマツ林を再生することであろう.
現在の作業地は西斜面だが、斜面下部にあるのか中部にあるのか上部に位置するのか考えてください.というのは、マツタケがいつ取れたのか記憶も薄れるほど前に、里山が放置されている時には、斜面上部にしか改良の可能性はないかもしれない.

3) 玉城山、澤田山全区で、京まつたけ復活・里山再生のために、不要な樹木等の除伐・間伐が進んでいるが、株元直径5cm以上の樹が針葉樹、広葉樹問わず残っている.これは伐倒します.すると株元5cm以下の中小径木が残ります.伐倒木は各区共に所定の集積場に運び出し、褐色森林土壌が見えるまで根が切れるクワで地掻しましょう(173号Nikon写真集参考).中小径木は、後ほど林の状況を見て間引きます.
4) 道路補修が進んでいます.玉城山から材の運び出し.柵用に径の大きな竹がいる.軽トラを借りて運びます.

<お知らせ>
1) 岩手県久慈市を中心に、まつたけ復活・里山再生活動の組織作りの準備が進んでいる.2月9日に久慈市から2名(鹿糠沢さんと橋上さん)が視察に来られる.秋のマツタケシーズンには岩手で交流会を考えている.

2) 石川県珠洲市で、金沢大学が中心となって里地里山づくりのプロジェクトが進行中.マツタケ増産もその柱になっている.担当者の赤石さんがお見えになる.

3)鹿背山の作業も佳境に入り、皆さんの参加を要請している(詳細は中村075-213-4883).

4)2月11日(日)大阪府能勢牧場がマツタケ救出作戦を実施.皆さんの参加を呼びかけている(詳細は072-734-1797かメンバーの中城さんに) .

5)寒の頃に、餅を搗くことになっている.もち米を確保せねばならない.もち米の情報を下さい.
6)7月には、100回という節目を迎える.面白い企画というか記念になるようなことを考えませんか?

<メール便り> 感想やアイディアなど、どんどんメールを下さい.
1) 井上勝さんから  2月2日
ブログは、拝見しております。皆さんの活躍ぶりが良く分かります。
久しぶりに明日参加するつもりでしたが、今朝の雪で段取りが狂いまして、明日は仕事になりました。
麦は気になっております。
我が家でもプランターに岩倉と同時期に播種した麦が育っていますが、15~18cmの芽を、1月22日、4~5cmにカットしてみました。その芽が現在、倍ほどの長さに伸びてきました。カットした切り口はそのままの形状なので、成長しても実をつけるとは思えませんが・・・・
岩倉では伸びたら、すぐ、お鹿が食べるでしょうが・・・・
2) 井上勝さんから  2月4日
岩倉へ行き、見事な防護柵が完成していて感激しました。
(有山さんとお手伝いの皆さんお疲れ様です。有難うございました)
麦は少しは収穫できるかもしれません。(親ばか的観測)
今の時点で、背丈が短かすぎますけれど、生きていますので可能性がゼロではないような気がします。鹿に何度も食われて短くなっていますが、新たに主稈(と言うのかどうか自分も知りませんが)が芽吹いてきているものがあります。念のために麦踏をしておきました(根が持ち上がっているようには見えませんでしたが)。   時季が来れば陸稲をやりたいと思っています(現地掲示板)。

3) 久慈市鹿糠沢さんから
今後の事業実施の参考にするため、里山再生作業林の現地見学・活動状況の聞き取り、貴まつたけ十字軍の活動を2月9日に視察させていただきたくお願い申し上げます。
4) 金沢大学の赤石さんから
2月9日の活動に参加させて下さい.昨年に伺う予定でしたが,体調不良のため延期させて頂きました.今回は,万全の状態で伺いたいと思います.
能登でのマツタケ山の話も出来たらと思っています.どうぞよろしくお願い致します.


2月の活動日
第78回活動日:2007年2月14日(水)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第79回活動日:2007年2月23日(金)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第80回活動日:2007年3月03日(土)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分




寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所

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