まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ十字軍運動NEWSLETTER-172号-

2007年01月21日 |  マツタケの林地栽培 
今井山での作業風景

第75回(1月24日)例会開催のお知らせ
 新学期の授業の関係で、今回の活動日が水曜日と変則になることをお詫びせねばならない. 現在試行中ですが、どうかお許し下さるようにお願いします.
 
今朝の新聞(1月21日)が、納豆ダイエットを紹介した某テレビ局の番組でデータ等に捏造があったと報じているが、番組制作者やテレビ局を擁護するつもりはないが、視聴者側にも問題があるのではないかと思う.

テレビや雑誌等の実験データの紹介の仕方をみると、実験動物で得られたその結果がヒトでも適用できるかどうかは全く検討されていないことが多い.ヒトにもその結果が有効であろうと判断されても、その方法を試すヒトの生理的条件などは試すヒト毎に異なるはずだ.人の生活はマウスやラットのように扱えないだけに、どのような生活をする人にもその実験結果を当てはめることは極めて難しい.
ということは、ヒトあるいは自分に当てはまるかどうかの証明が希薄であることを承知でその結果を見る必要がある.視聴者は、そのことを忘れてはいけないと思う.

研究者は、その実験条件では証明できたと言っているに過ぎない.研究者のデータも、最近では捏造が問題になったりしているから、尚更のこと、実験条件をよく見定めて自分の生活に取り入れていただきたいものである.


開 催 要 項
1)実施日    2007年1月24日(水)
2)集合時刻 午前10時30分
3)集合場所 京都市左京区岩倉村松町現地アカマツ林か京都バス停岩倉村松集会所前
4)服装等 山で軽作業できる服装、ノコ・ナタ、長靴か地下足袋、防寒具、傘かレインコート、タオルなど 
5)用意するもの 椀と箸とコップと食材費(200円+α)、料理の持ち帰り容器など.
6)アクセス 京都バスの岩倉村松行きに乗車―村松集会所前下車(終点の村松から徒歩5分で現地アカマツ林):JR京都駅七条口から(60分、バス停「C6」番)、阪急京都線烏丸駅から(38分、四条烏丸交差点西南角滋賀銀行前)、京阪本線出町柳から(25分、加茂大橋東詰北)、京都 地下鉄烏丸線国際会館前(地下鉄はJR京都駅・烏丸四条・烏丸御池停車)から(15分、バスターミナル)


<作業予定>
1)榎本輝彦さんの玉城山作業報告
宮崎さんの軽快な運転さばきで、昨年末に林道脇に積み上げておいた枯れ松を3度に分けてBCまで搬出できました。ただ、相当に腐朽が進み触るとボロッとくだけるような、どう見てもマツノマダラカミキリを誘引する揮発性物質が出てきそうもない腐朽材は脇に積み上げて、自然に土に還って貰うことにしました。
玉城山上区では、地掻き作業を中心に行い、掻き出した腐植層は作業区の東側尾根に積み重ねておきました。
玉城山下区では、昨週除伐した枯れ松を材木落し口まで運び、手分けして落としました。が、林道まで落ちずに途中で引っかかったものが多く、次回はまずそれらを林道まで下ろす作業をします。
 ヒノキやソヨゴ等の除伐材、枝打ちした枝はまだ落とし口の周辺や林内に積んであります。これらの処理もしなければなりません。
山積みしてある掻き出した腐植層を搬出するために、林内に簡単な木馬道を作り手作りソリで運び出して、駐車場の50m上部の空き地に集積してはどうか、と考えています。 以上、報告まで。 
2)澤田山の作業は、中廣さんを中心にして除間伐作業が進んでいます.今週も続けます.

<お知らせ>
講演会
1月23日(火)午後1時30分-3時 京都園芸倶楽部主催
 於京都府立植物園内(市営地下鉄北大路駅下車東へ900m上ル) 植物園会館 2階研修室.無料. 演題 「マツタケと里山再生」 演者:吉村 文彦
里山は、生物多様性上も重要な生態系であることをテーマにマツタケのことなどが話題となる.興味おありの方は是非お越しください.少し早く来て、園内の施設、立派な温室などを見学するのも良いのではと思います(植物園入園料200円、証明証提示で60歳以上無料).

<メール便り> 感想やアイディアなど、どんどんメールを下さい.

1-2月の活動日のおしらせ
第76回活動日:2007年2月03日(土)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第77回活動日:2007年2月09日(金)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第78回活動日:2007年2月14日(水)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第79回活動日:2007年2月23日(金)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分
第80回活動日:2007年3月03日(土)  岩倉村松集会所前集合 午前10時30分




寄付等の振込先: 氏名: まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
                銀行名: 京都銀行 山科中央支店
               口座No.: 普通預金 3698173 
主 催 団 体
吉村 文彦(マツタケ生態学者)
まつたけ十字軍運動 本部(http://blog.goo.ne.jp/npoiroem/)    
〒607-8421 京都市山科区御陵岡ノ西町38-27、 075-581-8932, 090-6227-4305
大月 健(代表)
京都大学マツタケ研究会(京都大学農学部図書室気付、大月 健 090-4280-3334)
共 催 団 体
NPO国際環境微生物応用研究機構、香川理化学研究所、NPO市民環境研究所
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