まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊 NEWSLETTER 1429 アカマツもマツタケも、異常気象にめげず、生長は目下順調!

2019年07月08日 |  マツタケの林地栽培 

7月12日(金)は、第693回活動日です.京都市左京区岩倉 村松138-20 香川山(自称:下記アクセス)にお集まり下さい.ブログ報告は、宮崎 昭さんです.当日夜、是非ご覧ください.
山での作業には、人目を気にせず無理なく自分のペースで水分補給と休憩を日陰でとりましょう、いやとらねばなりません!!

 今年も、はや、半分を少しすぎました(今日で189日目).皆様もお気づきのように、エルニーニョによるのか気象は何か変です.岩倉での気象観察は2006年から連続で行っていますが、平年を語るにはデータ不足です.
 
 そこで、京都気象台アメダスデータを見ますと、図1をご覧下さい.雨量は、1月から6月まで月平均は平年の59%、多い月で92.5%(4月)、1月では49.7%である.言い換えると雨不足と言えます.その分、日照時間は長いようです.

図 1. 雨量と日照時間の平年比(%) 雨な少なめ、日照は長めです.

 次いで図2をご覧下さい.これは京都アメダスの気温の平年差を見たものです.生物の生長などを見るために、積算温度を見ますが、この半年の気温は平年差0.9℃高です.気象庁は、0.5℃高いと平年より温暖と言いますが、京都でも異常高温と思われます.

図2. 気温の平年差(℃)  異常な温暖化が見られます.

 で、マツタケのシロ生長が気になります.今、香川山のアカマツの生長を見ると、結果は分かりませんが、今のところ新鞘の伸びを見る限り例年と変わりません.土を掘ると、アカマツの新根伸長頻度も変わりません(1本/9cm2).地温も22℃当たりを上下しています.香川山では、マツタケ菌糸の伸びも良く、シロの菌根形成は、非破壊的観察ですが、順調と推察できます.

 今後、エルニーニョとは言え、少しは例年に近づくでしょうから、シロは順調に盛夏まで伸びるでしょう.10月の気象に期待します.

 さて、先週の皆さんの活動風景です.写真を6葉ご覧下さい.

【お知らせ】

見学
1)龍谷大学 農学部 岩堀ゼミ新入生 体験見学
【日時】7月20日(土)午前10時30分~
    1年生17名がマツタケ山づくりを体験します.

きのこ観察会
1)京都御苑きのこ観察会
【日時】7月14日(日) きのこ観察:午前9時30分~12時  
【場所】京都御所 堺町休憩所集合(間之町口 地下鉄烏丸丸太町駅下車、東へすぐ)
 主催者は京都御苑きのこ会(世話人・同定人:佐野修治氏) HP( http://gyoenkinokokai.web.fc2.com/ )参照下さい.
 参加料は無料、事前申込不要.京都御苑は国民公園で、動物・植物・菌類の採集は禁止されています.

【まつたけ山復活させ隊に参加するには!!】
 絶対的相利共生関係にある生物種間の深い絆も、いとも簡単に崩れることが普通にある.これを共生関係のタイプの進化要因と考える.ヒトとアカマツそしてマツタケの共生関係にも学ぶものがあるように思える.
Key words:相利共生(Mutualism), 共生体(Symbiont)、マツタケ、アカマツ
 
 この会は、個の能力を最大限に発揮でき、参加者の数だけ面白いことが創造できるように自由に主体的に活動できる.参加は誰にも開かれているが、施設の安直利用(いいとこ取りする参加)は、これを認めない.「香川山に来る」こと、それは、当然、マツタケ山づくりを共に楽しむことに共感を持ち、また、自らの能力をみんなのために提供することを厭わない.そうでなければならない.
 
 我々まつたけ山復活させ隊には、山づくりをすること、資材等を運ぶこと、薪をつくること、病害木を焼却すること、畑や水田を守ること、食事を作ること、道具類を整備すること、拠点を整備すること、道路を補修すること、バイオトイレを守ること、多機能窯を守ることなどがある.これらの作業実施に際して、すべての参加者は自らの体調・体力にあわせて、互いに支え合い助け合うことが必要である(応分の負担).


【まつたけ山復活させ隊の心得】
あせらず!むりせず!ゆっくり!とまつたけ山づくりを楽しみましょう!

暑さと寒さ対策を充分に致しましょう!!

1.熱中症に気をつけましょう!こまめに水分と日陰で休息をとりましょう.

2.チェーンソーで立木を伐る作業は、周りの人払いが必要です.取り扱いを習熟するまでチェーンソー作業は厳禁です.万が一事故の場合は自己責任とは言え、班の世話人はその責任を問われます.

3.伐木作業の『基本は忘れずに!』.掛られ木の伐採時に事故が発生します.作業は慎重に!

4.切り株を残さないように地際から伐りましょう! 急斜面に残された切り株につまづき小径木の切り株で顔面を怪我する大事故もあります.

5.脱いだ衣服やリュックなどは地面に置かないように習慣づけ、マダニ対策の常識としましょう! 
 イノシシやニホンジカの行動エリアが拡大し、マダニと接触するチャンスが飛躍的に増えている.SFTSウイルスの媒介、リケッチア(ツツガムシ病)の媒介、治癒しても後遺症の残るダニ媒介性脳炎症などが、日本で見られます..

6.アシナガバチ・マルハナバチに刺されないように(アナフィラキシーショック)、オオスズメバチも活動が活発になっています.

7.家庭廃棄物無断持ち込みは厳禁(問い合わせは吉村へ).
 食費の払い忘れなども時々あります.ご注意下さい.
 小物が時々なくなります.これも共有財産です.大切に使わねばなりません.
 使用した道具類は点検・掃除後、元に戻す、損壊した時には世話人にその由連絡する.
 ガソリン缶などの放置がときどき起こります.元に格納すること.
 チェーンソーなど機材保管庫の扉は最後の利用者が閉めること.
 用いたコップなどの洗浄・後片付けも忘れないように! 
 

【まつたけ山復活させ隊活動】

活動開始は午前10時頃から、終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は必ず参加のこと.

§参加費は無料;メンバー参加者には、食材費+消耗品費として現在400円を徴収.初参加者・見学者などは500円(二度目からは400円).ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.

§参加や見学希望の方は、参加日や人数などを主催者にメールもしくは電話下さい.また、ブログ画面左にあるカテゴリーから「まつたけ山復活させ隊とは」を左クリックでご覧下さる様にお願いします.

まつたけ山復活させ隊 活動日
回 開催日  報告担当者  男厨シェフ  特別企画 

693 07月12日(金) 宮崎
694 07月20日(土) 吉村   松浦・松本 JIDFラボ2  龍谷大学農学部 岩堀ゼミ学生17名体験学習
695 07月26日(金) 三輪
696 08月03日(土) 宮崎
697 08月09日(金) 吉村  濱稔の碑 詣 献酒
    盆休み                 
698 08月24日(土) 内田   松本
699 08月30日(金) 三輪
700 09月07日(土) 宮崎
701 09月13日(金) 内田
702 09月21日(土) 三輪   川﨑
703 09月27日(金) 吉村

 なお、やむを得ず開催日・担当などの変更が生じることがあります.ご了解下さい!
 

§活動場所:京都市左京区岩倉 村松町138-20 香川山(自称)
アクセス:公共の乗り物利用を薦めます.自家用車駐車スペースも2台分はある(下記(aかb)をご覧下さい).
 京都バスの「岩倉 村松行き」終点「岩倉 村松」が便利です.地理不案内の方は、バスを降りたら、吉村(下記)まで電話下さい.
バスに乗車するには、
ア)阪急京都線 烏丸駅で市営地下鉄烏丸線に乗り換え、国際会館下車.(ウ)に続く
イ)京阪本線 出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側)乗車 約26分
ウ)京都地下鉄烏丸線 国際会館下車 3番出口からバスターミナル1番 乗車 約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)

車の方は、
a)岩倉ゴルフクラブを目的地にする.
 ゴルフ場入り口の案内看板が見えると(ゴルフ場専用道路の右折は行き過ぎです)、左に大きな駐車場(松尾ガレージと小さく表示がある)が見える.その北側に道路(路面に滑り止め化粧)がある.その道路(住宅内道路に見える)を左折で進入、次いで右折、左折そして左にカーヴすると車止めが見えます.車止めの右側に入り口あり.分からなくなったら吉村(下記)に電話ください.

b)京都バス「岩倉 村松行」終点岩倉村松バス停を目的地にする.その付近からから吉村(下記)に電話下さい.

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§カンパありがとう!

   
§カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!
         みやこ松茸・里山復活! 京都の文化・景観を守るために、里山林整備に努力しています.
   
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173


§主 催

吉村 文彦(微生物生態学;マツタケ生物学)
まつたけ山復活させ隊
Movement for Regeneration of Matsutake Forests
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 miyakomatsutake@gmail.com

香川山オーナー
 香川 晴男


§協 賛
澤田山オーナー
 澤田 幸雄

玉城山オーナー
 玉城 一郎

 

 

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