まつたけ山復活させ隊運動ニュース

 松茸は奈良時代から珍重されてきたが、絶滅が心配される.松茸山づくりは里山復活の近道であり里山の再生は松茸復活に繋がる.

まつたけ山復活させ隊NEWSLETTER 664

2011年11月30日 |  マツタケの林地栽培 

まつたけ産業で地域おこしを! 京まつたけ復活・里山再生市民運動

12月2日(金)午前10時から、第317回マツタケ山づくりを行います.京都市左京区岩倉香川山にお集まり下さい.
 活動報告は、榎本輝彦さんの担当です.

 
アカマツ林を測る
 京都府木津地域は、伏見稲荷山を南に下がる宇治田原に近く、両地は名だたるマツタケ山があった或いはあるところだ.奈良の都建設に材の提供地として古くから活用されていたので、マツタケの発生地としては、京都より古いのではないだろうか? すると、鹿背山の現アカマツ林は、一体何代目のアカマツなのかなど興味が尽きない.また、非常にうらやましいことだが、京都市北部と比べてなぜかアカマツ林が豊富に残っている.そのわけも知りたい.マツタケ発生地として今後も期待されるエリアなのかもしれない.
 マツタケ発生環境整備作業に取りかかる前にせねばならないことは、アカマツ林の「姿」を知ることである.それを「アカマツ林を測る」といっている.ここは、今も、マツタケの発生があると聞く.すると、作業には留意すべき点がいくつかある. マツタケ山づくりの作業で、山の生物的・化学的・物理的環境を激しく変えることが可能である.作業の結果はお分かりのように、マツタケの発生には±両面の効果を発揮する.作業は、一言で言えば、マツタケ未発生林は激しく素早く、発生林は穏やかにゆっくりとすることである.では、激しく或いはゆっくりと何をすべきかと言うことになるが、マツタケ山づくりは「木を伐る」、「地掻をする」が二大作業である.
 木といっても、アカマツ林内には、灌木もあれば大きな木もある.それらを適切に密度調整することが作業となる.また、地表の堆積物が少なからず残っている.それらの厚みを調節することである.これらの程度を決めるために、林の樹齢や尾根の方位など基礎項目の他に、対象エリアの高等植物を、アカマツは生死別にそれらの量を把握する.株元直径5cm以上の木の立木密度を測る.次いで中小径木や灌木の密度を調べる.マツタケは土の中で生活する生物だから土壌の様子が大切な調査項目となる.幅50cm、深さ1mほどの溝を掘ってその断面を調べ、アカマツの細根の分布を見る.今回は、覆土などシロの保護作業も実習する.
 後は、昨今の発生期の高温も十分に考慮して、それらを総合的に判断の後、発生環境整備作業の方法を決める.
マツタケ山づくりの詳細は、(株)トロント(03-3408-1521)発行の「マツタケ山のつくり方」をご覧下さい.
参加希望の方は、集合時刻・場所は下記「お知らせ」コーナーで確認下さい.

マツタケ発生環境整備作業の流れ(左クリックで拡大します) 


★お知らせ
1)12月3日(土)マツタケ山づくり実習 於木津川市鹿背山 集合時刻・場所 午前10時 JR奈良線木津駅前
        参加希望者は、猫田さん(090-8759-1204)に申し込んで下さい.雨天などで、鹿背山産業創造
ワークショップ活動が中止の時は、本実習も延期します.  

2)12月10日(土)佐賀県唐津市虹ノ松原を守る会のメンバー岩永知宏さん(2人)が見学・作業体験に来られる.

3)12月16日(金)大忘年会

4)来年1月7日(土)新年会 午後5時 京都ロイヤルホテル&スパ 1F(京都、河原町三条上がる)  
              会費はバイキング+フリードリンク2980円 バイキングのみ2500円
              詳細は、堀井公雄さんへ
5)年報をつくろう!
 写真記録と共にまとめた年報を作っておきたいのですが、如何でしょうか。詳細は内田正明さんにおたずね下さい.
・年間の活動概要(定例日、特別行事、参加会員推移、BC整備や台風対応などの共同作業、来場者記録ほか特記事項)
・各班の現状スケッチ=立地、現況、目標、試験作業中などの特記事項。
・畑、田の成果など、窯などの活動記録
・その他

☆メールだより
☆カンパありがとう!
☆カンパお願い: 運営は皆さんのカンパで成り立っています!京都の文化・景観を守るために、里山林整備に 

努力しています. 
カンパの振込先
 氏名:  まつたけ十字軍 代表 吉村文彦
 銀行名: 京都銀行 山科中央支店 口座No. 普通預金 3698173

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§開催予定日 2011年12月-2012年1月
回                報告
317    2011年12月02日    金    榎本   
318    2011年12月10日    土    三輪   
319    2011年12月16日    金    榎本    忘年会

320    2012年01月07日    土    池内
321    2012年01月13日    金     宮崎       
322    2012年01月21日    土    三輪
323     2012年01月27日    金    榎本     食当:男厨派シェフ 募集
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§活動拠点へのアクセスなど
(参加ご希望の方は事前に電話下さい、090-6227-4305.また2011年1月1日付ブログ565号を読んでおく必要があ
ります.)
活動場所:京都市左京区岩倉村松町138-20 京都バス停留所「岩倉村松」から北東へ450m徒歩6分) 活動開始は
,午前10時頃から終わりは午後4時頃.自由参加可能 ただしコアータイム昼食時は参加のこと.
アクセス:
京都バスの「岩倉 村松行き」に乗車.
このバスに乗車するには、
ア)JR京都駅七条口から(バス停「C6」番、所要時間約60分)
イ)阪急京都線四条河原町駅から(四条河原町交差点河原町通り北へ上ル東側(40分)
ウ)京阪本線出町柳駅から(加茂大橋東詰め北へ上ル西側、約30分)
エ)京都地下鉄烏丸線国際会館から(3番出口からバスターミナル1番)約15分
(地下鉄烏丸線はJR京都駅、烏丸四条、烏丸御池、国際会館などに停車)
§参加費は無料;ただし、消耗品費は皆さんの浄財カンパで成り立つ、或いは必要に応じて徴收.食材費(実費)+消耗品費として現在 400円を徴収.

参加や見学希望の方(見学するためには)、2011年3月8日付ブログをお読み下さい.
○まつたけ十字軍運動とは何をする?
○まつたけ山復活させ隊活動への参加方法は
○私達のマツタケ山造り(作業方法)の特徴
 作業内容と作業区の紹介
○今年の予定と目標?

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§主 催
まつたけ十字軍運動
代表 吉村 文彦(マツタケ生態学)
京都市山科区御陵岡ノ西町38-27
090-6227-4305 matsutake10@gmail.com

香川理化学研究所
代表 香川 晴男

§共 催
京都大学マツタケ研究会
代表 大石 高典

コメント
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