のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

給食で覚えた味は忘れない

2014年09月25日 | かしわかあさん
大分の昭和レトロを売りにした街では
揚げパンなど懐かしい学校給食の献立をメニューにした食堂がありましたが
わが家の父も子供時代におやつがわりに食べた
味噌を塗った冷ご飯のおにぎりが忘れられず
人生最後の食事にしてもいいと思っているくらいですので
小さい時の食べ物というのは大事だよねえってよく話に出てきます

とはいえ、食育が大事だ、学校給食が大事だといわれる割には
当然ですが、予算や衛生面での制約が多く
なかなか地産地消メニューが実現できないのも事実

旧沼南町時代には、町の特産ということで
年に一回、ナシ一切れずつが給食に出されていましたが
O157事件があってからは生果は問題となったようで
子供たちにナシを食べてもらう機会はありませんでした

わがやで農産加工を始めてから
何かの形で学校給食にアプローチできないかと思っていたのですが
給食用パンメーカーに紹介される機会があって
今回、試験的に一つの小学校でわが家のナシを使ったナシパンが影響され
プレス発表されました(朝日新聞140925地方版)


柏市内の全部の学校給食に提供できるようになれば
市内で生産されるナシのPRにもなりますし
農家で余っているナシのB品、C品が生かされることになります

ナシ農家の組合活動として
サンプルのナシを配布したり、即売会を催したりすることがあるのですが
ナシって重いので敬遠されがち
そんな時、ナシパンにして提供したら
軽いし、すぐ食べられるし、なかなかの特産品になりますねえ