のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

大空と大地の中の大豆畑ならぬ家に挟まれた大豆畑

2012年08月08日 | 農のあれこれ
わが家のまわりに突如大豆畑があちこち出現しています

はじめは担い手を失った遊休地で作付けされていたのですが
農地の管理に手を焼いていた農家からも声がかかり
あちこちで大豆が作付けられることに

大豆といえば北海道のイメージ
近くでは毎年くず大豆をいただいている野田市の集団転作田んぼぐらい
これまでも枝豆畑はありましたが
自家用以外で大規模に大豆を昨付ける農家はありませんでした

それが集落近くのどちらかといえば低利用農地で企業的な昨付け

昨付けの主はもともと田んぼの大面積経営農家
農薬空散用のヘリコプターを所有して各地を作業受託しているような
意欲的な経営者です

今度はそのヘリコプターを大豆の農薬散布にも利用して
国産大豆生産と大豆加工品まで手を広げようというもくろみのようです
近所の豆腐屋さんに委託して作ってもらった
青大豆豆腐も美味しくできました

農地の担い手不足が課題となって
基盤整備された水田については
大規模稲作農家に遊休地を集約する試みが行われてきましたが
野菜価格の低迷や労働力不足から遊休畑地は誰も手が出せませんでした

そういう意味では大豆畑への転換は遊休地解消の意欲的な事例と言えます
あとは国産大豆への需要を増やせるかどうかが事業を左右しそうです

と がんばってほしいと思う一方で一つだけ懸念材料

今年のようにカメムシに悩まされていると
カメムシって大豆が好きでしたよね
もちろん商品価値をなくすカメムシ対策は万全を期すでしょうが
豆ができるころにはナシがなくなっていればいいのですが
どうでしたっけ