のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

〈人追ふて蜂もどりけり花の上〉太祇

2009年04月09日 | 春の梨畑
今夜、わが果樹組合向けのミツバチが
房総から到着しました。

花粉交配用ミツバチが足りないというニュースが
あちこちで取り上げられています。
原因はウイルス説とか
ある種の殺虫剤がよく使われようになったために
個体数が減ってしまったといいますが、
まだ特定はされていないようです。

わが家にも「大変ですね」と声をかけてくださる方がいます。
でも、実はわが家では数年前から
ナシ交配用にミツバチを導入していません。



開花前から開花中にかけては殺虫剤を控えるとか
すこし気をつかってやれば
野生のミツバチやいろいろな虫たちでも
どうにか問題にならない程度の働きをしてくれています。

今年などはいろいろな品種がいっぺんに咲き出し、
上天気が続いています。
あとは虫まかせ、風まかせ。
もちろん花粉を自家採取して補助的に人工交配もしますが、
虫たちや風が主役で人間は脇役程度。