のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

響爽やかいただきますという言葉(中村草田男)

2008年10月02日 | アグリママ
先日、新高ナシの障害果をつかった煮ナシはいかが
と提案しましたところ、
さっそくお二人がこんなの作ったと持ってきてくれました。

上の写真はTさんの作品。
口当たりは缶詰のモモの様。
スルリとのど元を落ちていきます。
作り方は次の通り。

①ナシは六つ切りにして、さらに一口大にします。
②ナシの重さの5%の砂糖をまぶし、火にかけます。
 砂糖をまぶすことにより果汁が出やすくなりますので、
 水分を加えることは必要ありません。
 ナシ自体にも糖度があります。砂糖の量はお好みで。
③柔らかくなったところで火を止め、レモン汁を少々。



こちらはFさんの作品。
みつまめの中に入っている果物(洋ナシ?)ような口当たり。
果肉がしっかりしていて
一人前のデザートという感じ。
事実、試作品にはワインがたっぷり入っていて
おしゃれな味に仕上がっています。
赤ワインを使えば色づきもさわやか、一層、おしゃれに。

作り方は次の通り。

①ナシは皮をむいて熱が通りやすい厚さにスライス。
②深めの耐熱ボウルの中にナシの実1個あたり
 ワイン1カップ(量はお好みで)、砂糖スプーン3杯、
 レモン汁を少々加えてラップで覆い電子レンジに
③電子レンジの稼働時間は12分ぐらい。
 柔らかくなったらラップを落とし蓋のようにして蒸らします。

期せずして、熱を加える場合と電子レンジを使う場合の
異なる方法による煮ナシが揃いました。

先日も書きましたが、
ナシはやはり生食するのが一番だと思います。
でも新鮮なうちに食べきれなかったり、
季節はずれにも楽しみたいという場合、
煮ナシにして保存しておいたらいかがでしょうか。

もしこれから試してみたいということでしたなら、
ラッキーです。
今盛りの「新高」やこれから熟す「新興」は
果肉がしっかりしていて加工向きのナシですから。
ご用命、お待ちしております。