元句 秋の夜や旅の男の針仕事 (一茶)
ワインの話ではなく「王秋」という梨です。昨日から収穫し始めました。
品種育成した果樹研究所のレポートでも指摘されていますが(果樹研報第3号、2004)、収穫時期の判断が難しい。さくさくした歯ざわりを優先すると、少し甘味が薄い気がするし、香気が感じられるような実は少し果肉が柔らかいような…
まだあまり評判は集まっていませんが、お年寄りたちには肉質がち密で果肉が柔らかい点が好まれているようです。
食べたときのサクサク感は「新興」に任せて、「王秋」は時節柄、保存性を生かして風味としっとりした食感を楽しむ梨にしましょうか。
数シーズンは試行錯誤が続きそうです。