のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

富士見新景

2006年01月23日 | ネイチャースケッチ
先ごろ、国交省から「関東の富士見百景」が発表され、柏市からは富施中学校付近からの景観、我孫子市からは古利根沼からの景観が選出されたそうです。

そのほかにもわが家周辺では、冬の晴れた朝夕にはあちこちから富士山を望めます。手賀沼にかかる手賀大橋の中央部あたりからは富士山の頭が覗けますし、浅間神社が置かれた場所、たとえば我孫子市布佐の浅間神社からは手賀沼越しに見えるはずです(まだ見たことはありませんが)。柏市増尾付近からも見えるというレポートもあります。

最近、新たな富士見サイトを発見しました。けっこう大きく裾の方からの富士山が見られます。写真は望遠レンズではないため小さな富士ですが、肉眼で見るとこのあたりからこんなに見えるのかとびっくりするのでは。

残念ながらこの景観は期間限定。もしかすると数年で見られなくなるかもしれません。写真は雪原ですが、実は住宅開発中の場所。家が建ってしまうと見えなくなるでしょうねえ。デベロッパーが住宅地の中に「富士見公園」でも作れば別ですが。もしかしたら公園計画があるかもしれません。でも、開発地の樹林を切って整地したからこういう富士見サイトができたわけで、もし地図と事業前の現地調査でこれを想定しているとしたら尊敬ものです。

千葉の利根川側から富士山が望めるというのは、手前に北総台地がありますので、台地に切り込んだ低地の先に富士山が位置するような場所、つまり谷津の方向が富士山の方向(西向き)に望む高台ということになります。こんなところにも谷津という地形が関わってくるというのも興味深いところです。

お待たせしました。富士見新景サイトは旧沼南町岩井で開発中の手賀の杜ニュータウンのはずれ、沼南高校裏門付近です。空気の澄んだ日を選んでお楽しみください。昨日、今日とたいへんきれいな夕焼けでした。