わけあって、息子は高校最後の大会に出ることができませんでした。
何も言わなくてもショックは相当なもの。
あれほど夢に見てたこと、さぞ無念だったでしょう。
大会前日、同級生に誘われラーメンを食べに出かけた後、
またピンポンが鳴って、別の同級生がやってきた。
本来息子が大会に着るはずの衣装を渡してほしいとのこと。
本人には内緒でと、一礼して帰られました。
玄関のドアを閉め、
10代の子が友を思いやる気持ちに涙が出そうでした。
一緒に出て賞を取ろうと、きっと思いは同じなはず。
それが叶えないなら、せめて最後は同じ衣装で写真を。
仲間っていいですね。
息子は幸せものです。
同じように人を思いやれる大人になってほしいと思います。