加藤農園だより

発芽玄米を主食とする、マクロビオティックと、ナチュラル・ハイジーンな生活の一こまをつづります。

発芽玄米だより22号

2009-06-12 22:05:28 | ナチュラルハイジーン
シャラ(夏椿)と共に、新しいお便りのご紹介です。
長いので、半分をのせます。 
                           
発芽玄米だより
第22号
加藤農園㈱

今年も無事にかっこうがやってきました。
かっこうが鳴き、シャラ(夏椿)が咲き、梅が実り、アジサイが私達の目を楽しませてくれる季節となりました。

いつも発芽玄米商品をお買い上げ頂き、誠に有難うございます。
今回のおたよりでは、酵素の話、ナチュラル・ハイジーンの体験談、便秘の事、超健康のための「7大要素」、新商品のご紹介(発芽玄米パン亜麻の実、ぎんてぼうまんじゅう、全粒粉ひやむぎ、リカ・ザライの本、小麦の粒、ねんどの粉、ねんどのパック、ねんどの歯磨き、ねんどの日焼け対策、vita mix5200,ローフードの本等)、グリーンスムージーのいろいろ、夏季休業のお知らせとなっております。
 
 昨年の同じ頃に初めて「ナチュラル・ハイジーン」の食事についてお知らせしました。以来、沢山の方々が同じような食事を始めてくださり、多くのご質問や嬉しいご報告が寄せられています。

 私達も、果物、生野菜を沢山頂き、残りをマクロビオティックの食事という生活が1年以上続いています。昨年の秋から冬にかけても、基本的には果物、生野菜をたっぷりと食べました。勿論、冬の寒い時は、生野菜の後で、熱々のほうとう鍋や、蕎麦を食べましたが・・・。 

 この食事を始めた頃と同じように、今でも体の軽さ、お通じの良さ(1日2~3回)、調理の簡単さ、仕事の能率の向上、ガス代の削減・・・などの恩恵に与かっています。

 ただ、毎日毎日調子が良くて、全く疲れなくて、病気知らず・・・なんて事はありません。コンクリートの上での作業時間は長いですし、持つものは大体重いです。疲れた時や寝不足の時は、食事を1食抜いて胃腸を休めたり、睡眠を多めに取ります。そして、加熱した食事を取らないで、生の果物や野菜だけにすると、ペースを落とさずに仕事を続けられるので、大変有難い事だと思います。

【酵素の話】
 人の体の中には、約3000種の酵素が働いています。食物の消化吸収に関係する消化酵素と、体の様々な働きに関係する代謝酵素、すべての動植物の中に自然に含まれている食物酵素、体外酵素があります。

 生の果物、野菜をお薦めする理由の一つが「酵素」です。人は食べ物を食べ、それを消化・吸収して力を得ます。その際、消化酵素製造の負担が軽くなることが、健康と長寿の決め手になると食物酵素理論のパイオニアであるエドワード・ハウエル医師は書いています。食物酵素を加熱調理によって自分で破壊して、食物酵素のない食べ物ばかり食べる事によって人間は病気を起こしているとも述べています。(E・ハウエル著 今村光一訳 中央アート出版社)

 人体の機能にはすべて酵素(代謝酵素)が関与しています。その一方、体の酵素製造能力には限りがあります。出来るだけ生のものを多く食べる事で、限られた酵素を出来るだけ少なく使えます。健康と長寿のためにも、生食をお薦めします。

さて、お客様から寄せられた嬉しい体験談です。

60歳男性。病名:逆流性食道炎
 お酒を飲みすぎたり刺激物を食べた後、ひどい胸焼けに悩まされていました。その症状は5年くらい続いており、いつも薬で抑えていました。「ナチュラル・ハイジーン」の食事を始め、3ヵ月後には、体重が-6キロ、ウエストが-5cmになり、胸焼けの症状も全くなくなり、薬も要らなくなりました。

75歳女性。病名:糖尿病
 約20年来の糖尿病(薬を飲まないと血糖値215)でしたが、朝、果物と生野菜の食事に変えただけで、7~8ヶ月後には、血糖値が正常になり、10ヵ月後には、中性脂肪、コレステロール値も正常になりました。体重も、-7キロになりました。

70歳女性。病名:椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、手の関節の痛み
 ナチュラル・ハイジーンの食事を始めると、色々な反応が続きましたが、何より便秘が解消し、尿も沢山出て、痛みがなくなりました。家族以外の人に、50代にしか見えないと言われています。

64歳男性。病名:腎臓病(人工透析歴28年)、脳出血
 自宅で人工透析を受けられるようになってからは、生野菜を食べる事が出来るようになりました。特に、グリーンスムージーを多めに食べた後は、尿も多く、便が臭いません。また、そのような時はこちらの問いかけに良い反応が見られます。

37歳女性。病名:乳がん
 昨年の7月、左胸に4つの悪性腫瘍が見つかりました。その1ヵ月後には、右胸に2個の良性腫瘍が見つかりました。ガンが見つかったときから、ナチュラル・ハイジーンの食事を始めました。

 3ヵ月後には、生理不順、生理痛がほとんどなくなり(それまでは、薬も飲んでいました)疲れにくくなり、偏頭痛もなくなりました。それまでは、余りの頭痛で、吐くことさえありました。体重は、-8キロになりました。8ヵ月後の検査では、右の良性腫瘍2個、左の悪性腫瘍の3個が消えていました。残りの1個も小さくなっています。

57歳女性。病名:手の指が開かなくなり、背中の痛み。
 マクロビオティックの食事を厳格に行っていましたが、背中の痛みは、ほんの少しの振動があっても激痛を感じるほどでした。

 ナチュラル・ハイジーンの食事を昨年の6月末に始め、3~4日でラジオ体操が出来るようになりました。つまり、後ろを振り向けるようになったのです!その後、すぐにギックリ腰になりましたが、陰性と言われているトマトやキュウリを多く食べて安静にしたところ、数日後には治りました。

 その間に、玄米の焼おにぎりや、キンピラなどの食事を頂くと歯肉炎にかかりましたが、人参ベースの野菜ジュースを飲むと、すばやく治りました。今では、一人で普通にスーパーに買い物に行く事が出来るようになりました。

45歳女性。病名:膀胱炎
 ナチュラル・ハイジーンの食事を始める前までは、一年のうち、半年間は泌尿器科の病院に通っていました。血尿が出て、いつも薬が処方されていました。19歳の時、腎盂炎を起こしそれがきっかけで25年間、その状態が続いていました。

 食事を変えた昨年の4月は、1ヶ月間、同じような症状が続きました。翌月からだんだん、膀胱炎の症状が現れる期間が短くなり、4ヵ月後には、2週間だけ症状が出ました。その2週間を最後に、その後は全く膀胱炎を発症していません。

 また、いつも手足がとても冷たく、電気のアンカを8月、9月以外は必ず使っていました。(靴下も必ず履いていましたが、冷えて眠れませんでした)。それが、昨シーズンは、電気アンカも靴下も全く使わず、手足の冷えもなくなりました。同時に、ぐっすり眠れるようになりました。

45歳女性。病名:うつ病、乳腺炎、子宮内膜症
 昨年の3月半ばからナチュラル・ハイジーンの食事を始めました。その頃は、下腹部の痛み、腰の痛み、乳腺の痛み、精神的にもどん底の時期でした。食事を変え、色々な反応が今も続いています。それでも、8ヵ月後くらいになると、生理痛が軽減し、食事で症状をコントロールできるようになりました。

 生理前に、生食の割合を多くすると、症状を軽く出来ます。同時に、生理前の貧血が軽くなり、出血の量、匂いも減りました。

 以前、乳腺炎の症状がひどい時は、包丁も持てませんでしたが、今年に入った頃からそのような事はなくなりました。夜、布団の中で足がむずむずするのも、いつの間にか消えました。

 症状が改善すると共に、思いが積極的になり、光線治療器の効果を実感できるようになりました。

4歳、7歳の男の子。病名:気管支喘息
 4歳の息子は、1歳の秋から喘息の発作が起き、発作が始まると約1週間保育園を休んでいました。1週間後、保育園に登園しても、次の1週間は休む・・・という繰り返しでした。

 発作の時は、気管支拡張剤を処方され、発作予防の吸入薬も使っていました。春に食事を変え、迎えた昨年の秋口、発作が出ても、保育園を休む日数も少なく、発作自体も軽くなりました。薬も使っていません。

 1年前に比べ、とても穏やかな気持ちで秋を過ごしました。喘息について、健康について、将来に希望が持てるようになり、気持ちが明るくなりました。

50歳代女性。病名:花粉症
 10年以上の花粉症に悩まされていました。目のかゆみや鼻水はもちろん、夜寝ていても、鼻が詰まって呼吸が出来ず、口で呼吸すると喉が痛くなり眠れず・・・という状態でした。

 昨年の夏に食事を変え、迎えた今年の花粉症シーズン、随分楽に過しました。いくらか、目のかゆみや鼻水はありましたが、眠れないということがなくなりました。

【便秘について】
テレビのコマーシャルを見ていると、便秘薬の宣伝が多いのに気が付きます。最近では、11歳から飲む便秘薬というのも販売され、大変驚いています。便秘が良くないという事に対して、もっと真剣に考える必要があると思います。薬で出すものではないからです・・・。

 数年前、余命数ヶ月と宣告された60代女性のお客様から電話を頂きました。その方は、膀胱ガンの他にもガンが見つかり、見つかった時は手術も出来ない状態でした。やむなく自宅で静養されている時にご連絡をくださり、数ヶ月のお付き合いをしました。

 殆ど寝たきりの状態で、何が一番辛いかお尋ねしたところ、「便秘」でした。当社のハーブティーをサンプルでお送りしましたが、効かず、浣腸器を買ってくださいました。そういう状態ですから、お使いになる前に必ず梅醤番茶を飲んでから使ってくださいとお願いしました。お風呂場で、どうにか使われたところ、ビックリするほどの体調の変化が起きました。

 殆ど寝たきりの方が、何と、台所のレンジを掃除されたのです!便を出したら、体がすっきりして、気になっていたレンジの掃除が出来たと嬉しそうに話してくださいました。勿論、いくら調子が良くなられたといっても、安静にしてくださいとお願いしましたが・・・。この方は、30年来の便秘の方でした。それも、とにかくガンコな便秘症だったそうです。

 便秘症の方が、この方のように必ず重い病気になられるわけではありませんが、毎日のお通じが必ず生じる食生活をなさるようお薦めします。その点で、沢山の生の食べ物、発芽玄米などの繊維の多いものは、便秘予防に役立ちます。

 食事と共に、消化器を休ませる事もとても大切です。「マクロビオティック」でも、「ナチュラル・ハイジーン」でも、体のトラブルがある時や症状を早く改善するために断食を勧めています。1食抜くだけでも効果があります。

 これまでは、断食をする事で、内臓を休ませたり必要な体の修復をすばやく行う事が出来ると考えていました。

 それはそうなのですが、今回、「胃は悩んでいる」(伊藤 漸著 岩波新書)という本を読んで、違った角度から食べ物を口にしない時間が必要であることを知りました。

 キーワードは、「空腹期収縮」です。食べ物が胃の中に入り、消化吸収が終わった、空腹期だけ胃の上部が活発に収縮します。その収縮の力は、食後のそれと比べて、3~4倍も強力だそうです。その収縮は、胃から小腸へと移行します。

 では、その強い収縮は何のために起きているのか・・・。「空腹期収縮」によって、消化管からはがれ落ちた上皮や粘膜が運ばれています。つまり、消化という仕事の後、せっせと消化管内の掃除をしているわけです。人の体は本当に良く出来ています。

 食べたものの組み合わせが良くないと、この掃除に取り掛かる時間が遅くなります。その上、食べ過ぎや、のべつ食べる事も「空腹期収縮」を行わせない事になります。大人は、間食はしない方がいいですし、空腹時間をきちんと持つということの大切さを改めて知りました。

【超健康のための「七大要素」】
新型インフルエンザが日本でも発症しています。多くの方が、不安な気持ちを抱いておられます。では、健康に過すためにはどのようにしたら良いのか、健康を得るための大きな7つの要素をグスコー出版様の許可を頂きましたので、「50代からの超健康革命」(松田麻美子著・グスコー出版)の中からご紹介します。

 ナチュラル・ハイジーンでは、健康と病気について、次のように定義しています。

「健康とは、体の組織や機関のすべてのバランスが保たれ、その機能がノーマルに行なわれており、ただ病気の症状がないだけではなく、精力的でエネルギーに満ちあふれ、完全にフィットしている状態をいう。一方病気とは、体がノーマルに機能していくのを妨げるような原因を続けていたために、そのバランスが失われ、体が正しく機能していない状態をいう」と書かれています。

体のバランスは、体の内外(特に体の内側)を清潔に保つことによってノーマルな状態に維持されます。そのような意味でも、便秘は大敵です。

超健康のための「7大要素」
1、 新鮮な空気
2、 純粋な水
3、 (ホモサピエンスとしての)人間にふさわしい食事
4、 毎日体を活発に動かす習慣=運動
5、 十分な睡眠
6、 日光
7、 ストレス・マネージメント
(「50代からの超健康革命」61~63P)

 私達は忙しいですし、毎日、色々な難しい問題と立ち向かわなければなりません。食事の内容を完璧と思えるほど実行しても、5の睡眠が慢性的に足りなかったり、7の心に深く存在するストレスが続いていると、結果が思うように出ません。ストレスにならない程度に、体を動かす事は、ストレスを少なくする助けになります。

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