加藤農園だより

発芽玄米を主食とする、マクロビオティックと、ナチュラル・ハイジーンな生活の一こまをつづります。

なまこ餅です。

2010-01-30 21:40:48 | マクロビオティック
海で取れるなまこに似ていることから、
「なまこ餅」と呼ばれる餅の製造が始まりました。

写真のなまこ餅は、ある小売店さんのご予約分です。
何と、1軒のお店だけで、こんなに沢山のなまこ餅をご注文下さいます。
それも毎年毎年、大変有難いことです。

こちらのお店の製造後、他のお客様のなまこ餅を作ります。
毎年、沢山のご注文を頂き、誠に有難うございます。

なまこ餅の時は、5人で仕事をするのですが、
ヒノキのせいろに発芽させたもち米を盛り、
蒸しあがったもち米に深層海塩ハイソルトを加え、臼と杵で搗くところまでが
Iさんの担当。もちろん男性です。

搗きあがった発芽玄米餅にそれぞれの混ぜものを加え、
1本分の餅を計量し、ひとまとまりにするのが社長です。
こちらも力仕事です。

それに、搗きたての餅ですから、熱いです!
それを手袋をしている手でちぎる訳ですから、
寒餅の時は、どうしても社長の指先はやけど状態になります。

計量され、ひとまとまりになった餅を、なまこ型に整えるのはNさんと私です。
去年までは、この作業を一人でずっとやっていましたが、
今年から、Nさんと2人なので、ものすごく助かっています。

それでも、5分間に15本位のなまこ餅を成型するので、
二人共、とにかく手を早く動かし、きれいな形になるようにします。

なまこ型になった餅を、もう一人のTさんが、
並べかえながら冷まし、最後に網にのせます。

そうやって出来上がったのが、写真のなまこ餅です。
一晩こうやってじっくり冷まし翌日、袋に詰めます。

表面は堅いですが、なまこ餅に対して直角に包丁を当て、
もう片方の手で包丁のみねを押さえ、体重をかけながら、
押すようにして切ると、スーッと切れます。

70代後半の方でも楽に切れるくらい、簡単です。
(勿論手を切らないよう、くれぐれも気を付けてください)

そのまま焼いて召し上がっても美味しいですし、
からからになるまで干して、油で揚げると、カキモチになります。

多くのお客様が、切ってから袋に入れ、冷凍しておられます。
長い期間、なまこ餅をお楽しみいただけます。
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