栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

ソルレヴァンテの欲深い配合から学ぶべきこと

2013-12-23 08:52:00 | 血統予想

なんでもかんでも継続クロスすればいいもんではなくて、どういう資質をONにするのかしないのか、たとえばキンカメの芝4傑のうちロードカナロアとローズキングダムとアパパネはナスキロ系のクロスを持っていますが、キンカメ×ブライアンズタイムの砂の鬼ハタノヴァンクールとグランドシチーは母系にナスキロ血脈を持っていません

キンカメ×ブライアンズタイムでダートのパワーを表現するのならば、ラストタイクーンのナスキロ柔さをONにする必要はないですからね~

多彩な血を引き配合に素直で様々な分野で活躍産駒を出す種牡馬キングカメハメハですが、だからこそ二兎や三兎を追う配合をしてしまうと大成が阻まれる…という面はあるのでしょう

先週の雑感・新潟編~ネオユニのWorden≒Le Fabuleux、キンカメのHornbeam≒パロクサイド
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/e996daed26f51d7cead1048cd54aaf92

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ソルレヴァンテはキンカメにトニービンを入れてHornbeamのクロス、Storm Catを入れてラストタイクーン≒Storm Catのニアリークロス、おまけに牝系がSpecialでSpecial5×4、ルーラーシップ的ナタ斬れと、ロードカナロア的柔らかさと、コディーノ的機動力と、トゥザグローリー的粘着力をすべてONにしてしまおうという欲の深い配合
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009104317/

ソコソコ柔らかくて体型に伸びもあるけれど肩が立ってて掻き込む走りで、東京でも中山でもどこでも好走するけれどどこでも2着ばかりで、斬れなのか機動力なのかパワーなのかストライドなのかピッチなのか、多彩な変化球を操るけれど決め球に欠ける中継ぎ投手みたいなところでごまかしごまかし2着を拾うという玉虫色先行脚質になってしまいました(^ ^;)

それでももう7000万近く稼いでるのですから立派な玉虫で、クロスを凝っただけのことはあったというべきですが、上記代表産駒たちは配合の幹はこれでいくんだというコンセプトがハッキリしてて、キャラや脚質もハッキリしてたからこそオープン張れたんやと思うんですよ

ルーラー「お父さん!俺はHornbeam≒パロクサイドで東京で天下獲ります!」
カナロア(今どきHyperionで東京で天下獲るって、この人大丈夫かなあ…)

コディーノ「お父さん、僕はSpecial≒ポッセで中山で天下獲ります!」
カナロア(F厩舎所属やのに中山で天下獲るって、この人大丈夫かなあ…)

トゥザ「じゃあ俺はHyperionましましで内回りを4角先頭やな♪」
カナロア(宝塚ベストやのに夏に弱いって、この人大丈夫かなあ…)

ローキン「私はMill Reefのクロスですから、外2400mで天下獲ります」
カナロア(橋口のLyphardか…自分の生き方に悩むタイプやな)

ハタノ「みなさん芝狙いですか、俺は母父ブライアンズタイムでダートで捲ったります!」
カナロア(中央のG1は東京と中京やのに、いったいどこで捲るっちゅうねん…)

アパパネ「真のチャンピオンはコースも距離も馬場も選ばないものよ」
カナロア(やっぱりTom Fool姉さん最強か…)

ではクリスマスCの予想に戻ります~

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有馬記念&ホープフル回顧~夢いっぱいの3年間をありがとう

2013-12-22 17:02:46 | 血統予想

中山10R 有馬記念
◎5.デスペラード
○16.トーセンジョーダン
▲6.オルフェーヴル
△14.ゴールドシップ
×1.ダノンバラード
オルフェーヴルの今週の追い切りをみたが、この馬にしては少し動きに硬さがあるように感じられた。本調子にないと陣営が泣いていた宝塚もフタを開ければアッサリだったように、能力が抜けているだけに有終の美を飾るシーンも十分だろうが、シンザン記念からほとんどのレースで◎を打ってほめちぎってきた馬だし、最後ぐらいは後を託される馬から入るのもいいだろうということで、勝っても負けてもお疲れさまと拍手で送り出したい。中山でもタフな馬場のロンスパ持続戦ならトーセンジョーダンの二枚腰から入る手があるが、今年の◎はデスペラード。サンデーサイレンスとトニービンとブライアンズタイムを引き、母母はグロースターク=ヒスマジェスティ3×3、スタミナや底力のバックボーンは十分すぎるほどだ。ブライアンズタイムやロベルトの影響が強い掻き込み走法は明らかに中山内回り向きだし、ノリならギリギリのところで馬群を捌いて一発を狙ってくるはずで、前走が本格化を感じさせる完勝、その余勢で一気にチャンピオンの座に上り詰めても不思議ない血統だ。

中山7R ホープフルS
◎7.ベルキャニオン
○15.ジョウノムサシ
▲13.トレクァルティスタ
△2.エアアンセム
×11.ウインマーレライ
牡馬は不作だとも言われる世代だが、ここはラジオNIKKEI杯に見劣らない好メンバーが揃った。マウントシャスタ・カミノタサハラの全弟でディープの教科書的好配合の◎の素質に期待したが、○▲△も中山内回りの機動力では互角以上で、際どい叩き合いになるだろう。

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エアアンセムは先週のエアソミュールと同じで、およそボリクリ産駒とは思えない母譲りのBold Ruler的機動力で、中山はこう運ぶのが一番楽なんだよという勝ち方
この牝系はエアシャカールの皐月といい、エアメサイアの秋華といい、そしてエアシェイディが毎年有馬で好走したように、Bold Ruler的な内回り向きの機動力がセールスポイント

対照的にベルキャニオンは中山向きではなかったぶん届かなかったけれど、あそこからクラリティシチーを差したのはさすがで、少なくとも東スポ組とは2000mで五分かそれ以上の評価はできる内容ではなかったかと思います

デスペラードのノリはこの枠なら当然のイン差し狙いで、前走で感触もつかんでいるだけに出していって絶好の中団イン
祐一が緩みのないペースで逃げ、しかもオルフェがひと捲りで馬群を飲みこんでしまったので、先行勢には厳しく外差し勢には有利な展開となりましたが、2000mベストのダノンバラードは4角でもう一杯で、その直後にいたデスペは下がってくるダノンから逃げるすべがなかった
あそこでポジションが下がったし仕掛けも遅れ、ちゃんと追えたのはあと200mぐらいからでゴール前は目立つ伸び、まともなら3着近辺にはきてたのではないかと…
「直線で前が開いていればと思うところもありましたが、それも競馬です。馬はがんばってくれました」(横山典)
血統どおりのRoberto走法&Graustark体質で、「急坂・小回り・長丁場」と活躍の場は限定されるタイプではありますが、母方はHyperionの塊だけに来年が楽しみな本格化、厩舎の先輩エスポワールシチーのような息の長い活躍が見込めるでしょう
「後を託される馬」ということでこの馬に◎を打ってよかったと、最後の脚をみると負け惜しみでなくそう思いました…いや負け惜しみではありますが、内容は良かったのでね(^ ^;)
来年はそうですね~、まず阪神大賞典でゴールドシップとの対決が見たいです(・∀・)

そのゴールドシップは例によってノソッと出て、そこからムーアが気合いをつけて馬群に取りついたのはさすがで、さてどこからスパートするのだろうと固唾を飲んで見ていたら、オルフェが来てから慌ててゴーサインを出すというふつうの競馬
そこはいかにムーアといえど、追い切りに2週連続で跨ったといえど、こういうちょっとふつうじゃないキャラの馬を理解するにはテン乗りでは難しいものがあったし、まあふつうに乗るしかなかったんかなあ…と
でもふつうに乗って3着にきましたから、タフな馬場で持続戦になればこれぐらいは走る馬ではあるのだ…という力走でもありました
あとせっかくムーアに頼んだのだから、来年はキングジョージとかチャンピオンSみたいなレース、少頭数のスローだけどタフな馬場で徐々にスタミナを消耗して最後は我慢比べみたいな、そういうレースに遠征してほしいなあ…と
凱旋門は密集した多頭数を捌く技も要求されるだけに、この馬にはちょっと厳しいと思うんですよね~

ウインバリアシオンはオルフェの後を追うように捲って2着、Promised Landのクロスでどちらかというとしなやかにストライドで加速するので、岩田の距離ロスはあってもストライドロスがない乗り方は正解
同期のチャンピオンとの差は最後まで詰まりませんでしたが、この馬もハーツクライ産駒らしくブランクはあっても確実に成長しているところをみせてくれました

ラブイズブーシェはステイヤー的な体質の馬で“前受けヒルノダムール”と命名したほどで、長いところを使うべきだと書いてきましたが、ゴール前の伸びはデスペ同様ステイヤーのそれ(・∀・)

オルフェーヴルは追い切りの映像をみると前捌きが硬く映ったのが気になったんですが、まあこの圧勝ですからそんな心配は杞憂だったわけで、二度の欧州遠征でマッチョで頑強な体質になったために、若いころほどしなやかに見えないというべきなのでしょう
シンザン記念で◎にしたときから、ドリームジャーニーと似ているところもあるけどいやこれはちょっと違う、強く柔らかく、速く大きく動ける別格の名馬なのだと書いてきましたが、こんな凄い馬が2年連続で挑戦しても凱旋門賞を勝てないのだから、ほんとに競馬は奥が深い
そんな競馬の奥深さを、そして競馬のすばらしさを走るたびに我々に教えてくれて、日本の競走馬が世界のトップクラスで紛れもなく通用することも証明してくれて、オルフェが走ったこの3年間は夢いっぱいでした

拍手で送り出したいと思います、ありがとう

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日曜のボツ予想~母父エルコンのスタミナで

2013-12-22 10:43:21 | 血統予想

ノエル賞

ヒュウマはA.P.Indy3×2、フジマサエンペラーはSeattle Slew4×4、タイプも似ていて、マイラーというには動きが少し緩慢でストライドで走っていて、それはタイキブリザードだってリーチザクラウンだってサダムパテックだって、みんなみんなSeattle Slewなんだ

マイネイディール
はアドマイヤマックス×マルゼンでラトロ肩で掻き込むマッチョなパワーマイラーで、前走は格上挑戦のHペースでよく踏ん張ってますが、軽量だけでなくHペースで上がりがかかったからこそ踏ん張れた…という側面があるだけに大知がどう乗ってくるか

モンストールは相変わらずトモが非力なので中京ではぜんぜん伸びないし、今のタフなエアレーション中山もプラスではないだろうと

オメガキングティーはセレナビアンカと同血でHornbeam≒Sunset的にナタ斬れするので本来は東京>中山、タフな馬場はプラス

アールデュランはハーツクライらしい持続系の伸び方なのですが、にしては超スローを凄い勢いで抜け出した前走がビックリで、本格化を辿るハーツクライ×Kingmamboとなると昇級のカベはないと考えるべき

インプロヴァイズは3月の中山マイルで持ったままできれいに捲ってバロンドゥフォールと叩き合い、ウォーエンブレムにもサンデーにも似てないマイラー体型でFair Trial曲飛で、叔父にエクスペディションやツルマルヨカニセとなると機動力マイラーの見立てでいいのかも
ダンスをつけて小倉1800mの鬼が出るぐらいですから、ビーモル牝系は基本マイラー寄りの資質なんやと思います

イギリス人騎手というとわりとパワーごり押しで大雑把で、日本の競馬ではフランスのシェフほど舌が繊細ではないというイメージで、ムーアも一年前ぐらいは東京ダートでは鬼神のように追って切り裂いてくるけれど中山ではちょっとポジション取りや仕掛けに細かい配慮が足りないというか、塩コショウぶっかけて焼いとけみたいなところはありました(^ ^;)
しかし今開催の騎乗をみるとこのトリッキーなコースを見事に手の内に入れており、アジアエクスプレスのコース取りなんて中山で何十年乗ってる人でもなかなかできないもの

◎インプロヴァイス○アールデュランでいきたいです

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江坂

タイキプレミアムは昨年の覇者で、母のGonfalon≒Mill Reef的重厚斬れもONになっているので、距離延長と外回りとタフな外伸び馬場が明らかにプラス

ラブラドライトはキンカメ×サンデー×RivermanでRibotのクロスもあり、胴長ですが前捌きは硬いのでパワー型のストレッチランナーでこれも阪神外2400mはベスト、ただ今の馬場の外回りだと先行馬はちょっと乗り方が難しいかも

ジャイアントリープは母父エルコン母母ファビラスラフインですからスタミナ豊富で、たとえば京都新聞杯は淀みないラップで持続力で踏ん張ったという3着で、体質や走法もステイヤーに近いものすら感じるので、この距離延長はぜひ買いたいです
「母父エルコンは牝馬にはSpecial的機動力を、牡馬にはサドラー的持続力を主に伝える」というのが持論で、母父エルコンの牡の賞金上位はクリソライト、ブレイズアトレイル、サムソンズプライド、ヒルノドンカルロ、オメガスカイツリー

プランスペスカは母がマヤノトップガン的配合でスタミナなら負けておらず、10/27京都組ではこれではないかと
サカジロオーは京都のスローで2400mをこなしてますがベストは2000mぐらいだと思うので…

アースステップは前はラトロ肩(プレイメイト+Never Bend)、後ろはBull Lea曲飛で(母母がアイアンリージ3×3!)、長丁場が合うというより中山内回りの捲り勝負が合うというべき

ロッカデバルディはデインヒルとSir Tristramが走っているような中距離馬でムーニーヴァレーオークス(豪G2・芝2040m)勝ちの母の影響が強いのでしょうが、ここまで上がってくると父の奥行きのなさも気になってきます

サンタクロースはこれから考えます~

オルフェーヴルの追い切りについては各紙で取り上げられていますが、私はラスト1Fがかかったから嫌なんじゃなくて、いつもより動きに硬さが感じられて、いつもほど沈まずに浮いて走ってるように感じられたのが嫌なのです
まあ陣営が泣いてたのに宝塚をぶっこ抜いた名馬ですから(^ ^;)、ここもアッサリ有終の美を飾るかもしれないですが、そこらをパドックでじっくり見たいです

「No.1予想」では有馬記念を、「馬券総合倶楽部」では有馬記念とホープフルSを予想していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

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追記

サンタクロースは◎アクションスター
母父Loup Solitaire(仏グランクリテリウム)がLear Fan×NureyevでLt.Stevens=Thong3×4、Nashua≒Nantallah4・4×5、神戸新聞で2着はあるかの勢いで捲って止まったように、外24000mより内2000mがベターな機動力型

カネトシマーシャルは3代母がAlydar産駒でBull Lea5・5×4で、この曲飛を受け継いでおりこれも阪神内で捲れる馬

タガノイノセンスはマンカフェ×Woodman×Danzigだけに体質は硬いのですが、Bold Bikini≒Madamoiselle W.4×4でHalo≒Boldnesian≒Chieftain3・5×5なので脚捌きは無駄なくきれいで、これも内回りで上がりがかかるとヨッコラショと捲ってくる馬

ここ本線で買いたいです

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ラジオNIKKEI杯回顧~機動力ではなく持続力の勝利

2013-12-21 16:40:12 | 血統予想

阪神11R ラジオNIKKEI杯2歳S
◎11.モンドシャルナ
○12.アズマシャトル
△10.デリッツァリモーネ
×7.タガノグランパ
×13.セセリ
注2.シンガン
◎はトーセンソレイユの全弟でディープインパクトの3/4弟で、配合パターンは同厩のヴィクトワールピサによく似ていて、ヘイローのニアリークロスらしい無駄のない脚捌きは内回り向き。兄姉同様この馬も馬体重的には大きくないが、姉のような繊細さや非力さはなくパワーも感じさせる体質で、これならネオユニ産駒らしく阪神内2000mを力強く捲れるだろうし、ネオユニ産駒が牡ばかり走るのもわかるような気がする(捲りにはパワーや馬格がある程度あったほうがいい)。ロジユニヴァースやヴィクトワールピサやダノンバラードと比較しても、ヘイロー的機動力とフェアトライアル的粘りではヒケをとらない馬で、ここと弥生賞と皐月賞は有望だろう。サトノアラジンやシンガンやビップレボルシオンやワンアンドオンリーは外回りベターの差し方をするし、タガノグランパやダノンマッキンレーやマイネルフロストは2000mが少し長いようにも思えるので、相手は○に絞ってみる。ピサノパテックの3/4弟でスティルインラブやビッグバイアモンやザタイキの近親だが、このブラダマンテ牝系はロベルトを引くだけに機動力に長けていて、この馬も新馬勝ちの内回りの4角での加速が抜群に良かった。

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ワンアンドオンリーは「母父タイキシャトルでHalo3×4」というと内回り向きの機動力型のイメージですが、Nijinskyやミスプロの影響が強い長手の体型でスピードの乗りも緩慢で、これは萩S2着が納得できる緩慢ストレッチランナーとみていただけに、いかにルメールといえども持ってくるとは思いませんでしたね~(^ ^;)
グレイトジャーニーやロスマリヌスと父系(サンデー)と牝系(アンブロジン)が同じで、3代母アンブロジンはトワイニングと3/4同血でミスプロとNever BendとWar Admiralを持つので、サンデー系と相性が良い牝系といえるでしょう(「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」の好形になる)
今日の勝ち方をみても皐月というよりはダービー向きじゃないかと思いますが、いずれにしても東スポや萩のような上がり11.5-11.5の競馬よりは、今日のように持続力も要求されるレースで輝くタイプであることはたしかでしょう

アズマシャトルは完全に勝ちパターンも最後は持続力でねじ伏せられた形で、4角から加速して直線半ばで先頭に躍り出る脚、あの脚はブラダマンテ牝系らしいしRobertoらしいものでした

サトノアラジンもラキシスの全弟でディープ×Storm Catらしい緩さがあるので外回り向きだと書いてきたし、内回りの4角では加速できず完全にエンジンがかかったのはあと100mぐらいからでしたが、今日の阪神は外伸び優勢のタフな馬場で、こういうタイプでも持続力でソコソコ追い込める馬場ではあったかと

モンドシャルナは4角ではそれらしい反応はみせたし、最後も前と同じぐらいの脚では伸びていたし、まあ現時点では抜けた存在ではなかったということですが、まだキャリア2戦、これを糧に飛躍できる素材やと思ってます

さて有馬ですが、シンザン記念の頃からオルフェ信者だった私としては、最後も◎で送り出したいのはやまやまなのですが…

阪神内2000mのラジオNIKKEI杯もオーラスですが
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/533a4fa0cf55c59e80c2bdc8d8795924

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土曜のボツ予想~パワー馬場でクロフネとジャンポケのスプリンターを

2013-12-21 09:46:08 | 血統予想

クリスマスローズはガリガリ行く馬が多いので、差しに回れる馬から◎アルマエルナト
前走も強い勝ちっぷりでしたが、前々走ショウナンアチーブの2着だけ駆ければここでもいいところ

ラピスラズリはノリで今度こそ▲プレイズエターナルが届くかですが、父のしなやかさや母系のBold Ruler的軽さで走っているスプリンターで、急坂パワー馬場よりは平坦高速馬場がベターなタイプでしょう
明け方にもう一雨あった中山ならば、57でも◎アースソニックのパワー好位差しのほうが信用できそうな
モグモグパクパクはメイショウボーラー×フレンチデピュティのパワー型で1200mでも1400mでも同じぐらいの時計でしか走破できないいわゆる時計がないタイプですが、芝1200mで崩れたのは開幕週で高速決着となったセントウルだけで、8秒台後半ならばここも好走の可能性は大

六甲も逃げ馬が揃ったので◎マッキーコバルトの捲りと前走前カベで追えなかった○マコトナワラタナの追い込み、☆アグネスウイッシュも前崩れでユタカならソロソロ圏内かと
マッキーのきょうだいはみんなスプリンターでイトコにはシーギリヤガールも出ており、快速オギティファニーは孫の代になっても自己主張が強いですが、父ジャングルポケットだけに婆ちゃんよりはHyperion体質で晩成型に出ていて、人気にならないタイプですが近走はずっと好内容ですよ

「No.1予想」ではラジオNIKKEI杯を、「馬券総合倶楽部」ではラジオNIKKEI杯と冬至Sを予想していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m

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ラジオNIKKEIは◎○1点で

2013-12-20 19:11:57 | 血統予想

普段着で着たおした白シャツの“汚れの首輪”が何やっても完全にはとれなくなったので、物は試しと、ハンズでダイロンの染料を買って染めてみました~



お湯に塩と染料を溶かして、よく揉んだあと小一時間放置(時々揉む)



二回すすいで自然乾燥、きれいなライトベージュに染まりました(・∀・)うっすら残ってた首の汚れもほとんど目立たず
黄ばんでしまった白シャツとかTシャツとか、濃い色で染めてみたらいいかもですよ~

「No.1予想」ではラジオNIKKEI杯(◎○1点)、「馬券総合倶楽部」ではラジオNIKKEI杯と冬至Sを予想しています
今年の中央競馬も残り3日となりましたが、明日もよろしくお願いしますm(_ _)m

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~有馬記念

2013-12-20 14:04:53 | 血統予想

東急プラザにできた「函館開陽亭 東急プラザ店」で飲んできました~



すすきの店は何回も行ってますが、イカの踊り食いが有名でシーズンは観光客も多し、カニ肉タップリのクリームコロッケが美味でした(・∀・)



フジキセキ×フレンチデピュティとかダイワメジャー×アフリートみたいなもんで、超大物こそ期待できないがまあ外すことはない…という店ですな

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3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典2013-2014』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この秋もスプリンターズSから有馬記念まで栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週の有馬記念は望田潤の担当で、有力馬の血統分析と直前予想を行います(有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できます)

有力馬分析はオルフェーヴルデスペラードトーセンジョーダンについて書いていますので、よろしければご覧ください
http://www.keibado.ne.jp/sp2013/

オルフェの追い切り見ましたが、ちょっとこの馬にしては動きに硬さを感じるかなあ…

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マイネル丼がサインなのか

2013-12-18 11:00:23 | 血統予想

今年9月以降の中山芝、いわゆる“エアレーション馬場”において芝2500m戦は3鞍行われていますが、直近の12/1の平場1000万下はラフィアンの4頭出しで1,2,5,6着を占めました

勝ったマイネルジェイドは父ステイゴールドで、母父マヤノトップガンはブライアンズタイム~Robertoへとさかのぼる父系
2着マイネルリヒトもステゴ産駒で、こちらは母母父がRoberto直仔リアルシャダイ
そう、このレースは「母系にRobertoを持つステゴ産駒」のワンツーやったんですね

9/21の九十九里はステゴ産駒レオプログレスが勝ち、2着マイネルストラーノは母父がブライアンズタイム
9/14の平場500万下は勝ったのはオペラハウス×サンデーのマイネルサンオペラでしたが、2着モビールは母父がRoberto直仔Lear Fanでした

そして9月以降のこの3鞍の芝2500m戦において、ステゴ産駒は[2.1.0.0.]

まあこの程度のデータ数だと数字遊びにすぎないのかもしれませんが、今年の有馬で母系にRobertoを持つステゴ産駒はというと…ちょっと大事な用を思い出したので失礼します

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「2歳勝ち馬評価」先週分を4頭更新

2013-12-17 16:44:21 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を4頭更新しました~

おおおっ!と身を乗り出すような馬こそいませんでしたが、なかなか味わい深い配合で先々はオープン張るんじゃないか、という馬がけっこういましたね~(・∀・)

そこで取り上げたので詳しくは書きませんが、リコルディってよく見るとなかなか好配合やと思います…ネアポリスの単勝買ってる場合やなかった(^ ^;)

ゴールドキセキのコメントを書いているときに改めて気づいたんですが、母系にDeputy MinisterとMr.Prospectorが入るフジキセキ産駒の賞金上位はカネヒキリ、ミラクルレジェンド、メイケイペガスター、ニードルポイント、シルバーキセキ、ロードクルセイダー、メイケイの初ダートを狙ってる人が多いのもうなずけます(^ ^;)

ゴールドの母はBuckpasser3×5・5、Northern Dancer≒Icecapade4・4×5、5代アウトのフジキセキはこういうクロスのうるさい牝馬とよく合うというのも推奨理由のひとつで(3/4兄タカオノボルの父ネオユニヴァースも5代アウト)、セレクトセールで競り落とされる映像を見たときにチェック入れてた馬で、「パーフェクト種牡馬辞典」で推奨

ちなみにフジキセキの推奨もう1頭はパープルセイルで、こちらはMillicent≒Mill Reef4×3とLe Fabuleux≒Worden3×6・6ですから配合の方向はまったく真逆でオークス狙い、これもだいたい狙ったタイプには出てて、前走も上がり1位でよく追い込んではいるんですがねえ…(^ ^;)

中京日経賞を楽勝したディープ産駒フィエロは、母ルビーがロックオブジブラルタルの全妹ですからミッキーアイルと3/4同血ということになり、これもオープンまでいくマイラーでしょう

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阪神内2000mのラジオNIKKEI杯もオーラスですが

2013-12-17 10:12:39 | 血統予想

「ラジオNIKKEI杯はアダムスピーク(Halo3×4)、ダノンバラード(Halo3×3)、ヴィクトワールピサ(Halo3×4)、ロジユニヴァース(Halo3×3)と、4年続けてHaloのクロス馬が機動力十分なレースぶりで勝っている」
「サブジェクトが勝った07年もクビ・ハナの3着にHalo3×4のメイショウクオリアが入っており、これが勝っていれば5年連続だった」
「今年の登録馬ではアドマイヤオウジャ(Halo3×6)、アドマイヤドバイ(サンデーサイレンス3×2)、ケンブリッジサン(サンデーサイレンス3×3)と、Haloクロスを持っているのは伏兵ばかり」(Haloクロス馬が4連覇中のラジオNIKKEI杯)

昨年もラジオNIKKEI杯前にはこんなことを書いてたんですが、有力なHaloクロス馬がいなかったために、Roberto×Sadler's Wellsで機動力も兼備しているエピファネイアが、京都外や東京ほどは爆発しませんでしたが、キズナよりは機動力があるぶん能力で押しきった…という結果でした

ちなみに今年の登録馬では、ジョウノムサシ(Halo≒Red God4・5×3)、ダノンマッキンレー(Halo3×4)、ミヤビジャスパー(サンデーサイレンス3×3)、ワンアンドオンリー(Halo3×4)、Haloクロス持ちはこの4頭ですが、他にもHalo的な脚質の馬はいてますな

ダノンバラードはたしかにHaloクロスらしいフォームで走る馬で、しかも母レディバラードがLa Troienneのラインを4本引くパワー配合でTCK女王盃など交流重賞を2つ勝った馬で、この体質を受け継いでいてディープ産駒にしては体は硬いです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103548/

硬肉パワー体質で可動域が狭いのをアクションの無駄のなさでカバーしているという馬で、当然ベストは急坂小回りということになり、ここまで中山阪神の内回りは宝塚②、鳴尾③、日経賞⑦、中山記念⑤、ラジオNIKKEI杯①

中山記念は1800mでシルポートのペースを追走するとちょっと忙しかったという負け方で、また鋭い脚がないので日経賞のような上がりの速い競馬(11.6-11.7-11.7)も向かないのですが、急坂小回り2000mで適度に上がりがかかるレースになるとだいたいベストパフォーマンスは出してます

宝塚なんて3強が3角すぎからスパートしたのに前にいたダノンとの差がぜんぜん詰まらず、あの内回り3~4角でみせた機動力こそがHalo3×3の真骨頂

そしてこういうパワーと機動力を誇る牡馬に乗せたら、ちょっと強気でちょっと早めに動かしてきて、川田はなかなか達者な乗り役なのだということは前にも書いたし、だからたとえHペースでもアトムはもうちょっと強気に乗ってよかったかも

ヴィクトワールピサ的脚質ですから有馬でもいいところがありそうですが、いつも書いてきたようにピサはHalo3×4というだけでなく完璧な相似配合で、ポインテッドパスとMuch Too Riskyの重厚な欧血も密にクロスしていて(「ヴィクトワールピサとスウィフトカレントの「1/4の違い」参照)、しかも母ホワイトーウォーターアフェアはボモーヌ賞(仏G2・芝2700m)勝ち馬で、ネオユニ産駒としてもかなりスタミナの裏付けがある配合でもありました
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102923/

ダノンバラードもSingspielの近親で母系にはHerbagerのスタミナが入るし、母父UnbridledはBCクラシック勝ちでミスプロ系のなかでは中距離向きの血ですが、そして2400m超の日経新春杯や目黒記念でもいい競馬はしているのですが、細かいことをいうと2400mよりは2000mがベターだろうし、中山2500mでヴィクトワールピサに匹敵するほどの信頼度はないだろう…というあたりでどんな印を振ろうかと

まあ有馬はペース次第展開次第で、あんまり長距離適性で決まるレースでもないのですがね~

ちなみにHaloクロス馬(2~4代)の賞金上位は以下のとおり
ヴィクトワールピサ,ダノンバラード,ヴィルシーナ,ロゴタイプ,コスモネモシン,メイショウクオリア,ダノンシャンティ,メイショウレガーロ,ノーザンリバー,フィフティーワナー,ハートビートソング,コスモソーンパーク,フサイチセブン,トシキャンディ,サンディエゴシチー,フレールジャック,マッハヴェロシティ,ノットアローン,ファインチョイス,ルミナスポイント

Haloクロス馬が4連覇中のラジオNIKKEI杯
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/dcaa4de6cbdc7c1f0a50c523f1a1e626
ロジユニヴァースとヴィクトワールピサの距離適性について
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/2e446ec7efd6a07cd2b6a707e102ff61
ヴィクトワールピサとスウィフトカレントの「1/4の違い」
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/89659849e6edd8aa0358adc17872e56b

コメント (1)
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