栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2019-2020」

エピファネイアが引退ですか

2015-07-30 12:06:10 | 配合論

やっぱり現場で観た新馬戦が最初にして最大の衝撃で、直線でスピードに乗ったときのフォームはまさに飛んでいるかのようで、その直前に一口ピック馬のレッドセシリアが新馬戦を快勝して「なかなか走るなあ(・∀・)」と喜んでたんですが、それが吹っ飛んでしまうほどの怪物くんの出現でした

JC史上最強と言っても差し支えない圧勝もちろん忘れられないですが、個人的にはコロッと負けてしまった弥生賞、「そうかやっぱりHabitatやったんか、引っかかったから最後の急坂が応えたんやな…」と慰めてあげたくなったあの敗戦が印象深い

いつも言うようにどんな条件下でも同じぐらい強い馬なんていないわけで、美点と弱点は背中合わせで、だから最高パフォーマンスと最低パフォーマンスの両方を目の当たりにしたときに、その馬とほんとに分かりあえたような気になるもんです

人間同士でも誰にも言えないような弱点や悩みを共有することで親密になるわけですが、驚くほど柔らかくしなやかな体質で胴伸びがあってストライドが伸びてしかも俊敏で、この怪物くんに弱点なんかあるんやろか…と思っていたところ、「実は急坂がちょっと苦手やねん…」と弥生賞の後に打ち明けられて、「まあまあ…そらしゃ~ないわなあ、Kris S.≒Habitat2×4やもんなあ…」と背中ポンポンしながら、(よしわかった、俺はダービー本命やからな)と心の中でつぶやいてました

トモが非力なのにあんなに凄い加速を見せるのは前駆の駆動が素晴らしいからで、だから京都阪神外回りの4角の下り、あそこで持ったままで唸りながら下ってくるときのアクションは圧巻でしたね~

種牡馬としてはNorthern Dancerクロスを持たない(父シンボリクリスエスが非Northern Dancer)ので配合が決まりやすいというのが一つセールスポイントで、あの柔らかな体質は確実に伝えるだろうし、母父スペシャルウィークですからフィリーサイアーになる可能性も高いのではないかと

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「2歳勝ち馬評価」先週分を3頭更新&雑感

2015-07-28 22:00:54 | 血統予想

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週分を3頭更新しました~

シックスセンスはディープインパクトの勝った皐月賞で2着でしたが、シルバーステートはシックスセンスのイトコで父がディープ、これもわりとパワー加速で、ダービーよりは皐月向きのイメージですかね~

アオイプリンセスはNureyev≒Sadler's Wells4×4にRobertoが絡むのでレッツゴードンキのように機動力抜群の配合で、一方でMill Reef6×6にChieftainが絡むので体質はなかなかナスキロ柔い

だから機動力とパワーと斬れを兼備していて非常に弱点が少ない馬で、ラチ沿いをスルスル捲って、坂をピッチで駆け上がり、抜け出してからはゴールまでストライドを伸ばして加速しつづけたという勝ち方でした

しかし弱点が少ない≒G1レベルの突出した長所がない、という言い方もできるわけで、私がよく言う「二兎を追った配合のキンカメ」、この馬を凄い斬れ味や瞬発力で差し切ったり、凄い機動力で突き放したりできる馬はG1馬の資格アリ、というモノサシやハードルになるのではないかと…どこでも相手ナリに走れるタイプやと思うのでね

先週の中京は土日とも好天で、しかも芝を短く刈ったこともあって最終週の大外一気が決まらず(それにいち早く気づいたミルコはインに拘ったコース取りが目立った)、中京2歳は母がRoberto×Kingmamboのシュウジが坂を上りながら後続を突き放し楽勝、知多は内回りの機動力に定評があるアイドリームドアドリーム牝系のジルダがインからスルスル差し切り、渥美はハービンジャー×ハッピートレイルズ牝系という見るからに捲るんジャー血統のスティーグリッツがひと捲り、そして中京記念は父グラスワンダー×母スプリンターのスマートオリオンが唸りながら先行抜け出し

いずれも阪神内1400mや阪神内2000mのレースを見ているような錯覚に陥るほどで、中京は直線に入ってすぐに急坂を駆け上がらなければならないので、ストライドでジワジワ加速したい馬はそこでモタつくシーンがけっこう見られ、それでも雨の外差し馬場ならば残り200mで前が止まるのでフラガラッハのナタ斬れが間に合うのですが、先週のような馬場だと4角での機動力と急坂を駆け上がるパワーのほうが優先されるわけですな

スティーグリッツが4角でうなりながら捲って急坂をグイグイ駆け上がったとき(通過順位9-9-10-5)、川田は当然それに呼応して追い出したんですが、ナスキロ柔い緩慢ストライドのエイシンアロンジーは坂を上がりながら重心が高くなるような感じで置かれてしまい(通過順位5-5-6-5)、残り200mからようやくストライド全開でジワジワ差を詰めたところがゴールでした

なるほど中京芝は馬場が良ければ、そしてペースが緩めば、東京向きストライドではなく阪神内回り向きピッチに落とし込むような予想でいくべきなんやろうなあ…と、2頭の叩き合いを見ながら改めてそう思った次第

最終週の中京記念というとフラガラッハが重厚なストライドでズドーンズドーンと追い込む姿がまず浮かんでくるので、ついついあのイメージを引きずって予想してしまうのですが、馬場やペース次第でフラガラッハが追い込めるコースにもスマートオリオンが先行押し切れるコースにも変貌するというのは、なかなかオモロイ競馬場やと思います(・∀・)

ちなみに師走の中京開催初日に行われる(つまり馬場がいい)金鯱賞は、ラブリーデイ、サトノノブレス、エアソミュール、オーシャンブルーと、阪神なら内回り>外回りというタイプが毎年馬券に絡んでますな

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7/25,26の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2015-07-27 10:15:07 | 共有クラブ

■『ディープインパクト好配合馬リスト(2015)』で栗山求が推奨したワントゥワン(牝2歳)が土曜中京5R新馬戦(芝1400m)を勝ちました。

○ワントゥワン(牝、母ワンカラット)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105748/
母ワンカラットはフィリーズレビューなど短距離重賞を4勝した名牝で、函館スプリントSではコースレコードを樹立した。ハープスターと同じ「ディープ×ファルブラヴ」の組み合わせ。ファルブラヴを持たない4分の3同血のベアトリッツは3勝を挙げている。その比較から配合的に上のこちらには重賞級の期待がかけられる。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)』で栗山求が取り上げたミカエルシチー(牡3歳)が土曜中京7R3歳未勝利戦(ダ1200m)を勝ち上がりました。

★友駿ホースクラブ
父エンパイアメーカー
母テンシノキセキ(フジキセキ)
牡 募集価格:2800万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012105305/
父エンパイアメーカーは、米リーディングサイアーを争う超一流種牡馬が導入された、という点で画期的であり、外国産馬や持込馬として先行して走った産駒の成績から考えて、成功は間違いないところです。母テンシノキセキはフェアリーS(G3)とセントウルS(G3)の勝ち馬。旧中京芝1200mで1分06秒9のレコードを樹立したスピード馬でした。繁殖牝馬としてはカレンナホホエミ(フェニックス賞)を産んでいます。産駒は非力なタイプが目立つので、父エンパイアメーカーの馬力を取り込むことができればおもしろいと思います。Gana Facil≒ミルレーサー3×3、Image of Reality≒Marston's Mill3×4、というダブルの組み合わせクロスは鮮やか。Unbridledとフジキセキを併せ持つ産駒は、過去JRAで走った8頭からアカンサス、ロードクルセイダー、トーホウアマポーラが出ています。基本的にはダート向きだと思いますが、母の素軽さが前面に出れば芝でも楽しみがあります。(栗山)

■『望田潤のPOG好配合馬リスト(2014)ダイワメジャー編』で望田潤が推奨したエスジープログレス(牡3歳)が日曜中京2R3歳未勝利戦(芝1400m)を勝ちました。

◎エスジープログレス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102028/
兄姉ではハートシューター2勝がいる程度だが、母バズマイハートはKダービー馬Grindstoneと3/4同血で、その父Unbridledはカレンブラックヒルの母父父でもある。母母は Secretariat≒Sir Gaylord1×3。Droneも入るだけにダイワメジャーとは合うはず。

■『ディープインパクト別好配合馬リスト(2014)』で望田潤が推奨したサトノシャルマン(牝3歳)が日曜中京3R3歳未勝利戦(ダ1800m)を勝ちました。

○サトノシャルマン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104222/
エバーブロッサムの全妹で、エイジアンウインズの3/4妹で、キュートエンブレムの半妹。サクラサクはNorthern DancerとRibotとハイインローをクロスする相似配合で自己主張が強く、出走産駒6頭は全て勝ち上がっている。エバーブロッサムの走る中距離馬だが、もう少しデインヒルのパワーがONになれば桜花賞でも楽しめそうな配合。

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2013)』で栗山求が取り上げたレッドサバス(牡3歳)が日曜函館4R3歳未勝利戦(芝2600m)を勝ち上がりました。

★東京サラブレッドクラブ
父キングカメハメハ
母アイシーサイレンス(サンデーサイレンス)牡 募集価格:3000万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104104/
アペリティフ(準OP)、ノーリプライ(準OP)、アイソトープ(準OP)の半弟。「キングカメハメハ×サンデーサイレンス+ロイヤルスキー」といえばゴールデンチケット(兵庫チャンピオンシップ、毎日杯-2着、ジャパンダートダービー-3着、ジャパンCダート-3着)を思い出します。本馬の2代母アイシーゴーグルとゴールデンチケットの3代母Ski Goggleは、いずれも「ロイヤルスキー+Delta Judge」という構成なので、血統表の奥までよく似ています。キングカメハメハはNorthern Dancer と Secretariatの組み合わせから成る血と相性がよく、たとえばロードカナロアは Storm Cat を、ローズキングダムはローザネイを、ベルシャザールはセクレトを持っています。本馬の2代母アイシーゴーグルは「ロイヤルスキー×ノーザンテースト」で、ロイヤルスキーはSecretariatと同じBold Ruler系、ノーザンテーストはNorthern Dancer系なので、成功パターンをうっすら踏襲しています。大物感を感じさせる配合構成で、芝でもダートでも行けるので確実に稼いでくれそうです。(栗山)

■土曜函館11R函館日刊スポーツ杯 オメガヴェンデッタ(POG・望田)

ワントゥワンは私も馬券は獲らせてもらいましたが、骨格は母譲り、体質は父譲りで、母はファルブラヴ牝駒らしい急坂小回り洋芝道悪向きパワー型でしたが、こちらは京都外や東京で斬れるタイプでしょうね~

エスジープログレスはカレンブラックヒルと似た血脈構成で母系にDroneとLe Fabuleuxが入る「ダイワメジャー黄金配合」ですが、チャールストンハーバー自身が名配合すぎますから、母同士の比較でやや見劣るのは仕方ないところ

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日曜の重賞回顧~これが函館リーディングの捲りじゃあああっ!

2015-07-26 17:25:33 | 血統予想

函館11R 函館2歳S
◎4.メジェルダ
○14.オデュッセウス
▲11.メジャータイフーン
△9.ブランボヌール
メジェルダの母母メジェールは短距離で5勝、母メリジューヌもダ短距離で3勝。この牝系の影響が強い体型で、前走は好時計で3馬身ちぎる楽勝だった。ディープインパクト×フレンチデピュティは26頭出走で16頭が勝ち上がりと高アベレージで、しかもショウナンパンドラやカミノタサハラやウリウリやアヴニールマルシェなどオープン級も出ており、また芝良の連対率が33.5%なのに対し重不は[4.5.1.6]連対率56.3%と道悪が上手な馬が多い。アユサンと同じ「ディープ×ストームキャット×エイトサーティ」という黄金配合形でもあり、桜花賞路線を賑わせる素質馬とみているので、ベストは1400mだろうがここでも道悪を克服して勝ち負けの期待をかけたい。土曜の競馬を観ているかぎりでは脚をとられたりノメッたりするような極悪馬場ではないので、素質とスピード重視で印を振ってみた。

中京11R 中京記念
◎11.レッドアリオン
○4.オリービン
▲10.ダローネガ
△16.オツウ
×2.トーセンレーヴ
×15.アルバタックス
土曜1Rでいきなりレコードが出たように中京芝は短く刈られているようで、全体に時計も上がりも速かった。しかも昨年は日曜に雨が降ったが今年は晴れ予報、となると例年のような外差し決着のイメージでいいのかどうか。レッドアリオンは安田記念で伸びあぐんだが、あのように囲まれる形だと嫌がる面がまだあるようで、兄クラレントが外目を揉まれず先行して好走したのと対照的だった。これは母系に気難しいヴェイグリーノーブルの血が入るからだろう。オリービンも母系にヴェイグリーノーブルの血を引くので揉まれず先行するとしぶとく、だからもっと積極的に行くべきだと何度も書いてきたが前走は馬任せの先行でしぶといところをみせた。ここは内のカレンが行く可能性はあるが、いずれにしてもこのヴェイグリーノーブルを引く2頭が揉まれず気分よく先行すれば、土曜の馬場バイアスなら直線ひと踏ん張りできるのではないか。

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函館2歳は前半34.1-後半36.5n前傾ラップで、8Rの500万下平場が34.5-36.3、最終の潮騒が35.1-35.3ですから、2歳戦としてはなかなか厳しいペースになったというべきで先行勢はほぼ総崩れ

メジェルダは決して無理して行ってるようには見えませんでしたが、岩田に一気に捲られてからはさすがに苦しくなった

でも馬ナリであのスピードを見せてしかもバッタリとは止まってないし、高速馬場の1400mならもっとやれる馬だという手応えは改めて感じました

オデュッセウスもNureyev≒Fairy King2×4で気のいい馬だけに、今日は外枠からポジション取りにいってちょっとがむしゃらに行きすぎたところはあり、この大敗は大目に見てあげたいですね~

ブランボヌールについてはNETKEIBA「重賞の見どころ」より再掲します

ブランボヌール
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013101835/
母ルシュクルはダコールの半姉で、芝1200mで3勝をあげたスプリンター。2歳夏に函館で新馬とすずらん賞を勝った。その母アジアンミーティアはUnbridled's Song(BCジュヴェナイル、トーホウジャッカルやダノンプラチナの母父)の全妹。本馬は父がディープインパクトだからダコールとは3/4同血の間柄になるが、サクラバクシンオーが強い体型は明らかに母親似で、しかし字面の血統よりパワー体質で軟弱さがないのは好感が持てる。距離は1400mベストとみたい。メジェルダをマークして叩き合いで競り勝ったのは評価できるし、差しに回って味があるのは有利だ。

次どこを使うのかは不明ですが、間にバクシンオーが入るぶんダノンプラチナ(ディープインパクト×Unbridled's Song)を300mほど距離適性短めにしたようなイメージの馬で、ベストは1400mで1600mもギリOKかなあ…という見立てですかね現状は

メジャータイフーンは岩田の捲りを追うように追い込んで2着、ヒルダは好ダッシュからいったん下げてよく食い下がって3着、マコトルーメンは最後方からジワジワ追い込んで5着、月曜のエントリで書いた「ダイワメジャー黄金配合」がみんな掲示板に載ったのは馬場が向くのもあるでしょうが、「ダイワメジャー黄金配合」については下記エントリを参照してください

ラッキーボックスは1400mベストに見えるし、ナスキロ柔い体質なのでもう少し軽い馬場のほうが斬れるタイプやと思います

中京記念はフラガラッハとミッキードリームが「HyperionとNasrullah」的ナタ斬れで大外からズドーンズトーンと差してくるのが例年のイメージですが、土曜1Rでレコードが出た後にミルコが「芝をカットしてるね。先週よりも短い。(クリノカルカソンヌで)大外に行って失敗。内へ行けばよかった」とコメントしていて、その後は有言実行で内からスルスルくる馬がいると鞍上はミルコというシーンが何度かありました

私も外差し狙いのセオリーを捨てて橋口2騎のAureole魂全開行った行ったを狙ってみたんですが、オリービンはスタートしてすぐ囲まれてしまった時点でアウト、レッドアリオンも行き脚がつかず外から追い込むというのはこの馬の凡走パターン

ダローネガは今日も長くいい脚を使っていますが、この馬にしてもダイワメジャー×ホワイトマズルですから本来は前で受けてナンボの血統で、だからレッドアリオンとダローネガは1800mで先行すべきだとデビュー当時からもう78回ぐらい書いてますが、1800mならばどちらももっと無理なく先行できると思うのですよ

スマートオリオンは母トロピカルレディーがダートのスプリンターだったのでこちらの影響が強いのかと思いきや、前走で1400mをきれいに好位抜け出しで勝ち、ふ~ん今は1400mのほうが楽そうやなあ…と思っていたら同じような競馬でマイルも快勝、二つ目の重賞を手中にしました

父中距離×母スプリンターですから先行脚質に出たのは順当ですが、馬場を読みきって内々をうなりをあげて進出したミルコも、岩田の豪快な捲りに負けず劣らず光ってました


ダイワメジャー黄金配合がポンポン勝ち上がる夏
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/43ee5e5a510135a47140dcb75ed261b8

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日曜のボツ予想~Haloましましラーメンでスタイリッシュに捲ろう

2015-07-26 09:53:56 | 血統予想

栗子は☆ディアデルレイが人気ですが、今の福島1800mだとちょっと軽さやスピードが足りないというか、全姉ディアデラマドレほど俊敏ではないので、もうちょっとタフな馬場でもうちょっと距離があったほうが狙いやすい
ポトリザリスはForliの父Aristophanesと母父Advocateを通じるRiot≒Fair Trialのクロスを持つので、Forli的Fair Trial的Lady Juror的な要素を多分に伝える、というのが私の考え
牝はディアデラ母娘のように俊敏な小脚を武器とするけれど、牡はマゼランにイグアスにクルサードと専ら粘着力やパワーで走るという傾向は、母父エルコンが牝には機動力を牡にはスタミナを伝えるのとか、母父エリシオが牡にはスタミナを強く伝えるのとか、ファルブラヴが前向きスプリンター牝駒とパワー型中距離牡駒を出すのとたぶん根っこは同じで、これらは突き詰めればSpecial的Forli的Fair Trial的な傾向と言えるのではないか、と
日本で最もForli的な俊敏前向き小脚を伝えるハッピートレイルズ牝系にしても、牡はトレジャーがいきなり目黒記念で2着したりハッピールックが洋芝2600mを連勝したりするんですよ
土曜のいわきはタブレットピーシー(母Halo3×3)、マイネオーラム(Halo≒Drone3×5・5)、ゴットフリート(Halo4×3)とHaloクロス天国、開催最終日で内側の芝がなくなって土色に…なんてことがなくなった今の福島では、ミヤビランベリのようにパワーと粘りでエッチラオッチラ泥臭く捲るのではもう間に合わなくなっていて、ああいう昔ながらの醤油ラーメンみたいな捲りはもう通用しなくなっていて、先週のグランデッツァみたいにもっとスタイリッシュにフワリと捲れないと勝てないコースになっていて、若い人はらいおん君みたいにHaloましましラーメンに並ぶのです
となると、母がサクラバクシンオー×メジロダーリングというスプリンター血統で、「父中距離×母スプリンター」の配合形らしい先行脚質に出た○ロジダーリングでもういっちょという手はあるし、▲ダイワブレイディのBold Ruler的機動力も小回り1800mベストですがこれはチチカスだけに内々で揉まれると心配
◎アートフェスタはゼンノロブロイ×タイキシャトルでHalo3×4、先週今週と福島芝1800mで連勝したタブレットピーシーとウイングチップ兄弟、この母ウイングレットがタイキシャトル×サンデーサイレンスでHalo3×3
同じ福島1800mの雄国沼ではディアデルレイの醤油ラーメン捲りをインからHalo的脚捌きで差し切り、今年も蛯名が4角で踊り出したらチャンス到来…いやそれはピンチかも(^ ^;)

福島テレビは◎ヒストリカル
兄カンパニーは晩年に東京でウオッカを連破して男を上げましたが、ピッチ走法なので内回り小回りでは[6.2.0.4]、中山記念①①②④大阪杯①ラジオたんぱ②宝塚④⑤で捲る脚も非常に速かった
3走前の大阪城が外回りなのに唸りながら捲って決めてしまったという凄い勝ち方で、ここんとこ外1600~1800mばかり使われていますがあの小脚はカンパニーと重なるものがあり、福島で捲りにかかったら唸りながら捲ってしまうんじゃないですか(・∀・)
○インパルスヒーローはVice Regent≒ノーザンテースト4×3、このパワーがますます発現してきた今では東京では追って味がなく、春の中山の健闘を見てのとおり捲りのきくコースでこそ狙いたい馬で、絞るならこの1点かな

函館芝1200mは今年もマイネルラヴとGreen Desertで攻めつづけてまあまあ小銭は稼げたのですが、潮騒は母母がGreen Desertの全妹にあたる◎アンブリカルで
母ディアマンティナはBuckpasserとCourtly Dee経由でWar AdmiralとLa Troienneをクロスするので繁殖として有能で、産駒はみんな短距離でパワーを誇り、先週デビューしたアーマンディも先行力は見せました
アンブリカルは短距離で逃げたときは[2.1.0.1]、○ニホンピロアンバーは道新同様番手でOKだし、前走引っかかった▲マイネルエスパスはカベをつくって折り合いたいと言っているので、ここはおそらくハナを切れる
Green Desertの血を引く馬が洋芝1200mに強いのは先週イッテツを狙ったときに書きましたが、サドンストーム=ティーハーフ兄弟などを見てのとおり道悪もなかなかの巧者で、連対率でいうと良14.7%、稍15.7%、重不16.8%
函館競馬のオーラス、締めのデザートは、軽量と渋った馬場を味方にGreen Desertの逃げ切り狙いで(・∀・)

他のレースはぼちぼち予想しますが、「No.1予想」では函館2歳Sを、「馬券総合倶楽部」では函館2歳Sと中京記念を予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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土曜のボツ予想~すずらん賞ふたたびの逃げ

2015-07-25 09:17:01 | 血統予想

今夜はキングジョージですか、Golden Hornは1800~2000mベストやと思ってて(2000mベストの馬がダービーを勝つのはエプソムでも東京でもよくあること)、道悪のアスコットの12Fとなるとスタミナ的に微妙やと思うんですが、でもこの相手ならヘロヘロになりながらも勝ってしまうんでしょうかね~

中京2歳は▲シュウジが素質上位もツルマルレオンの下で見るからに母方のパワースプリンター資質が強く、スローの上がりの競馬ならば一気のパワー加速で圧倒してしまうかもですが、1600mへの延長はプラスではない
◎マイネルボールドはHalo4×4、Secretariat5×4、Northern Dancer5×5、ロイヤルスキー≒スチューペンダス4×7、Cornish Prince5×6、Twosy=Two Lea7・8×6、Lea Lane≒Shama7×6、他にもTudor MinstrelやAlycidonなどをクロスする綿密な相似配合で、一口ピック馬やから言うわけやないですが、いや言うんですが、字面の血統よりよく出来た配合やと思うのですよ
Gone Westのマイラーっぽさが強い体型で、Bull Lea的な血も増幅しているので後駆のパワーはあり中京は向きそうやし、今の中京ならスローでも極端に速い上がりの決着にはならないはずで、ならば前走で見せたしぶとさをここでも発揮できるはず

知多は◎ブリクスト、パワー型で京都の高速馬場は不向き、ファルコンはちょっと食い足りない内容ですがあの日は外差しがきかない馬場だったし、外差しのきく中京1400mならばナヴィオンやニシノラッシュといい競馬になる馬です
ラッフォルツァートも1400mベストですがこちらはBold Ruler的な軽い機動力で立ち回るタイプ、差し決着とみるならばルメールの○ショウナンワダチが相手本線かな

中京最終はフェルメッツァにかぶらないのならば◎フェルメッツァで
スキッフルの仔らしい着実な成長曲線を描いていて古馬になって一回り逞しくなってきたし、Hyperion的に強靭な後駆で追い込むのもフラガラッハと似ていて、中京は合っていると思います

福島8は◎キッスアフィニティ、ミスプロクロスのロブロイ牡駒ですからこの距離延長は買い、母がFair Trialのクロスで機動力はあるほうです

白河は高速馬場ならゴールドペガサス、ちょっとタフな馬場ならマンハッタンヘンジかな
マンハッタンヘンジはザール×ソヴィエトスター×コマンダーインチーフ、字面は地味ですが、父のSecrettame≒Sir Ivor3×2を母のDroneで、母のThong=Ridan4×4をMr.ProspectorとRobertoで増幅していて、パワーと機動力でうまいことまとめた配合になってます

函館は現在芝重ダ不で、これからも少し降る予報
函館日刊は☆オメガヴェンデッタが人気、京王杯3着はドスローに恵まれた部分があったとはいえ、安隆厩舎らしい短距離向きの筋肉がついてきた今は1200mでも好位でうなってそうだし、道悪も洋芝も歓迎の血筋です
夏の洋芝道悪1200mといえばファルブラヴ牝馬も大喜びの舞台で、タマなしファルブラヴの△エポワスも函館芝1200mは[1.2.0.0]ですからたぶん大喜び、しかしここはマンカフェ×Kingmamboで重が鬼の▲スリーカーニバルが油っこいし、○シンデレラボーイだって前走は超速馬場の大外を回らされ前々走は直線締められて、道悪は上手だしラチ沿いを差せれば十分狙いは立つ
◎フクノドリームは母母がDr.FagerとIn RealityのニックスでRough'n Tumble4×4、母はSecretariat≒Sir Gaylord4×4、そこにStorm Cat≒Narrate2×3のヨハネスブルグが配されて、自身はMr.Prospector4×4にGonfalon≒Killaloe4×4、内国産のヨハネス産駒としてはホウライアキコを凌ぐ好配合といえます
オジジアンとFappianoとNever Bendのラトロパワーをいじった配合だけに手先が強い走りで、一昨年は函館極悪馬場のすずらんでファソンを6馬身ちぎり、昨年はアイビスSDでセイコーライコウに食い下がったように、道悪が鬼の夏スプリンター
降級でも人気がないのは長欠明けだからでしょうが、藤田でハナ切れば気性で走ってしまいそうな予感はあります

「No.1予想」ではいわき特別を、「馬券総合倶楽部」ではいわき特別と横津岳特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします

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スプリンターズをノーマルに勝ち、安田をアブノーマルに勝った

2015-07-23 22:46:35 | 配合論

ブラックホークはNureyev×Silver Hawk(父Roberto)でNantallah≒Nashua4×5、パワーで短距離を走るタイプで、通算[9.8.6.5]ですが急坂小回りでは[5.2.2.0]と凡走なし
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1994109361/

一方で東京[3.2.3.2]京都外[1.0.1.2]新潟外[0.2.0.0]と直線が長く斬れを要求されるコースでは少し甘さをみせ、ここらはSilver Hawk産駒の掻き込み親父と似たところがありました

毎年春は京王杯SC→安田記念の王道を歩み、98年は京王③→安田⑪、99年は春は全休、00年は京王②→安田⑨、東京だと1400mでも少し甘いのに、マイルのHペースとなると掻き込みピッチ走法では長い直線を乗りきれない

01年も京王杯は好位差しで3着と好走、しかしブラックホークに東京マイルは厳しいことはもうみんな学習しているので、続く安田は9人気とほぼノーマークの扱いでした

しかし驚いたことに、ブラックホークはハナでも切れそうな好発を決めるも、ノリはそこから15番手まで下げ、直線まで脚をタメにタメて、文字どおりの大外一気で全馬を差し切ってしまったのです

2着がブレイクタイムで3着がメイショウオウドウですからメンバーが薄かったのもたしかですが、どう見ても急坂小回り向きのスプリンターの加速で東京マイルを差し切ってしまったという摩訶不思議な勝利で、今でいうとコパノリチャードとかガルボで安田記念を追い込んだようなもんかな(^ ^;)とにかくノリの数々のヘンタイプレーの中でも“三大”に入れたいレースですね~あれは

Danzig丸出し掻き込み走法で急坂を駆け上がるアグネスワールドを、ドノーマルな好位差しでキッチリ捕えた99年スプリンターズSがベストレースで、3着キングヘイローは翌年の高松宮記念勝ち馬、4着マイネルラヴは前年のスプリンターズ勝ち馬でした

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今週の新馬戦

2015-07-23 17:06:14 | POG

今週の新馬は日曜函館5Rヴァンキッシュラン(ディープ好配合)のみ
ディープ×Galileoですから青葉賞向きになりそうな配合ですが、母はなかなか密な相似配合で、ディープとラストタイクーンはなかなかニックスですから、斬れ味のあるところを見せてほしい

他では函館2歳メジェルダ(ディープ好配合)と中京2歳マイネルボールド(一口ピック)で、どちらも相手は強化されますが頑張ってほしい(・∀・)

先週はイン伸び優勢の函館Bコース、ここ2年の函館2歳もアクティブミノル(母Halo3×5)とクリスマス(Halo≒Cannonade5×4・4)がHalo的な軽いスピードで先行押し切りでしたが、今年は雨含みの予報なので馬場が渋るかも

一昨年は母父マイネルラヴの○プラチナティアラが穴やと思ったんですが、◎オールパーパスが4着でガックリやったなあ…

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「2歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2015-07-22 21:41:02 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました~

TARGETも日々進化していて、最近は「馬データ検索」に「3代内種牡馬(繁殖牝馬)」という便利な検索機能が加わって血統表3代目までの一括検索も可能になり、たとえば「ドナルチアの母父Mutakddimを3代内に持つ馬」は全14勝中11勝が1400m以下でエイシンスパルタンやランブルジャンヌのようにパワーに任せてガリガリ先行する短距離馬が多く、Seeking the GoldにSeattle SlewとNumbered AccountでBusanda≒Striking=Busherが計5本やから、なるほどみんなラトロパワーで突進するんやなあ…ということが僅か数分の検索で実感できます

これが5代までかつ複数の血脈が検索できるようになれば、様々なクロスやニックスの効果をもっと簡単にチェックできるので、中の人にはそこらへんまでぜひよろしくお願いしたいですね(・∀・)

サクラプレジデントはサンデーサイレンス×マルゼンスキーですからスペシャルウィークやロイヤルタッチと同じ配合で、札幌記念と中山記念と札幌2歳Sに勝ち皐月賞と朝日杯で2着の爆発力ある中距離馬でした

しかし産駒の獲得賞金上位を見てのとおり、サクラゴスペル、サクラプレジール、サクラアドニス、カワキタコマンド、サクラレグナム、サクラシャイニー、ユキノアイオロス、コンサートレディ、サクラダムール、オリオンザブラックと1400m前後を活躍の場とするものが多く、それは前向きすぎてがむしゃらに走ってしまう気性面に因るところが大きいと考えられます

このサクラプレジデント産駒の騎手別成績を出してみると、騎乗数10以上の騎手の中では、戸崎が勝ち鞍数11で1位(横山典とタイ)、勝率22.9%で2位(1位は岩田の25.8%)、連対率37.5%で1位(2位は藤田の33.3%)と素晴らしい数字で、しかも単回値118複回値126と馬券的にもなかなか美味しい

そもそも癖馬だらけのサクラプレジデント産駒をフワッと乗りこなせる時点でそりゃ馬券的には美味しいわけですが、サクラゴスペルもサクラレグナムもサクラシャイニーも、この人が乗るようになってからもう一皮むけたという事実は見逃せないでしょう

ルメールが乗るたびにアンビシャスと絆を深めているように、上手な人が乗るとそういう後々への好影響もあるわけで、デビュー当初から行きたがる気性がネックだったエアソミュールに毎日王冠で久々に跨って中団から差し切ってみせたユタカは、「えらい乗りやすい馬になってるね」と驚いてましたが、それまでの直近5戦は戸崎が乗って3つ勝たせてて、戸崎に馬が集まるのはそういう業界内評価も含んでのものではないかと思うわけです

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「2歳勝ち馬評価」先々週ぶんを更新&雑感

2015-07-21 12:37:51 | POG

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先々週ぶんを4頭更新しました~(A評価2頭出てます)

アドマイヤリードはあまりにも斬れ味だけのレースになったので評価が難しいですが、小柄なステゴ牝馬でも非力さはなく、母がフランスの重賞勝ち馬でこのRiverman的牝馬斬れで差すあたりは、似たような配合(母系にMr.ProspectorとNijinskyとRiverman)のアルコセニョーラと重なるところはありますな

「ルメールとミルコが合格したそうで、私が馬主ならばダノンプラチナやサトノクラウンやアヴニールマルシェなんかはルメールに、ブライトエンブレムやアダムスブリッジや捲るんジャーなんかはミルコに乗ってもらいたいなあ…と思いますが、そうならないようにみなさん頑張ってください(・∀・)」(望田潤bot)

ミルコが捲れるコース(内回りと小回り)でハービンジャー産駒に乗ったときは

ミッキーポーチ1人気1着(函館芝2000m)
ロカ2人気2着(阪神内2000m)
ルミナスエレメント1人気2着(阪神内1200m)
フローレスダンサー2人気4着(阪神内2200m)
アサクサハヤブサ1人気10着(福島芝2000m)

先週のミッキーポーチではまた出遅れカマして万事休すかと思いきや、最後方から16-16-1-1というゴールドシップみたいな競馬で押し切ってしまいましたが(^ ^;)、捲れるコースで捲れる馬に乗れば捲れる人なのはたしか

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