栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のボツ予想~ノヴェリスト肩やNever Bend肩やRibot肩がほぐれる夏

2018-06-30 09:59:53 | 血統予想

“今日の夏リスト”は御在所◎ブラックジルベルト
下はおなじみノヴェリスト産駒の月別成績で、TARGETの検索項目に「気温」があればもっとあからさまなデータが出たかもしれないですが、冬場は硬くなってあの独特のゴトゴト歩きが酷くなる
ブラックジルベルトはPOG推奨で昨夏にデビューして連続2着、まあまあ次は勝てるだろうと楽観してたら気温とともに成績も急下降してしまいましたが、夏の中京マイルで真価を問いたいなと







知多は◎タイキサターン、キャサリーンパーはクリソプレーズ以外の枝もコンスタントに走ってます
この馬は母父がタニノギムレットで前捌きはなるほどHalo3×4という感じですが、後ろがRobertoなので前走を見てのとおり急坂1400ベストっぽし、逃げたグランドロワを問題にしなかった前走ぐらい走れば昇級関係なし
○オールザゴーはステゴ×フレンチで母母がアルーリングアクト、母アルーリングライフも1200で4勝ですからレインボーラインではなくコウエイタケルのイメージで、坂1400でユタカなら気の利いた差しが期待できるのでは





函館芝は現在稍重発表でややタフな馬場かな?ならば恵山は◎ローリングタワーで
昨夏は札幌芝2000重の知床でひと捲り、母はRibotのクロス6×5にNever Bendも入って、立ち肩の掻き込み走法は夏馬かつ道悪巧者のそれ

競馬道OnLine「今週のBLOOD穴ライズ!」とNETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」ではテレビユー福島賞と福島2Rと洞爺湖特別を予想していますので、今週もよろしくお願いします

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競馬道OnLineプレミアム予想「今週のBLOOD穴ライズ!」6/30,7/1

2018-06-29 12:08:05 | 血統予想

昨日は社台グループのセレクトセール上場予定馬の見学(IBBAの研修)に参加させてもらいました
何を見せてもらえるのかわからないまま参加したので、馬が出てきて突然コメントを求められても「ああ、あれですよ…ほらあれと7/8同血、ほらほら、ギニー勝ったやつ…」もうサクソンウォリアーの名前すら出てこないのでしどろもどろ(^ ^;)
とりあえず講評はセリが終わってからということで、写真を二枚だけ



アイムユアーズ18(父ドゥラメンテ)



ディラローシェ17(父キングカメハメハ)

そうそう、ハービンマオの生産者の上水清さんもいらっしゃってて、「来年もダンシングマオにハービンジャーいきましょう!」と盛り上がってました(・∀・)
土曜1Rに出る弟のフィッシュダイブ(父ジャングルポケット)も前走グランアレグリオの3着ですからね、ダンシングマオはどうやったってエスカビオーサの南米血脈が1/4異系になるので、他の3/4で何をやるかなんですよね

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今年のジーワンのピック馬はオリエントチャームもエターナルビートもカルマートも満口、保留してたアルアマーナももう埋まってしまいましたね

社台RHで埋まった中では、マルクプレンヌとエヴァディングタンペットはいろんな人にススメてました

サンデーRはいい馬が十指どころか二十指にあまるほどですが、実馬を見て一番印象に残ったのはシーズアタイガー17、あんな歩きするダイワメジャーは見たことないので、これはシーズアタイガー名繁殖かもです

シーズアタイガーの母Shandra Smiles




あと来月出るキャロ会報にも書いたんですが、種牡馬エピファネイアの唯一最大の弱点といえるHabitat的後駆を強化するには、キンカメ肌との配合でニアリーリオンディーズを狙うのがひとまず有効手だろうと考えられ、アロマティコ17は出来もいいので絶好のサンプルといえるかと

しかしエピファの仔はどれもこれもみんな横に長いですね、スペシャルウィークとSeattle SlewとSadler's Wellsですから長くて当然なんですが

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3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

6/30,7/1は望田潤の担当。よろしければご覧ください(前夜18時に入稿します)
NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」も通常どおり、1日3Rアップします
http://yosov3.netkeiba.com/

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今週の新馬は土曜中京5Rアドマイヤマーズ(POG)、見てのとおりのダイワメジャー黄金配合で(SalvinaxiaのところにAlycidonとCrepello)、追い切りの映像を観たら柔らかみも重厚感もあってメジャーエンブレムのような動きで、ヴィアメディチもなかなか名繁殖かもです(・∀・)

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「一口好配合馬ピック」栗山がユニオンと友駿から各1頭ピック

2018-06-27 23:37:01 | 共有クラブ

おかげさまで本年も好評をいただいている「一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)」、本日栗山求がユニオンオーナーズクラブと友駿ホースクラブから各1頭ピックしました

現在ジーワン(6)、ユニオン(3)、ラフィアン(3)、ウイン(2)、友駿(1)から計15頭ピックしています
http://www.miesque.com/c00052.html

栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)」
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/08dafcc45ec8de908733613184a62875

9月のキャロット募集馬見学ツアーの概要が発表になりましたが、私は馬を見るのは金曜の日帰りコース、それと土曜の懇親会の後の二次会で、血統からの推奨馬などをお話しさせていただくことになっています

明日は早起きしてIBBAの研修、社台グループのセレクトセール上場馬見学に栗山さんとともに参加してきます

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雑感18/6/27

2018-06-27 10:44:46 | 血統予想

◆キンカメの父母相似

ミッキーロケットの配合についてもう一言ふれておくと、キングカメハメハ産駒のG1馬で、母がNorthern Dancerのクロスを4×4以上の濃さで持つのは以下の3頭(ラブリーデイは4×5です)

ミッキーロケット:母Northern Dancer4×4
レッツゴードンキ:母Northern Dancer4×3・5
リオンディーズ:母Northern Dancer5×3







この3頭が持つ自身のメインクロスは

ミッキーロケット:Nureyev4×4
レッツゴードンキ:Kingmambo≒ジェイドロバリー2×3(Nureyev≒Number4×4)
リオンディーズ:Nureyev≒Sadler's Wells4×3

そしてこの3頭、マネーキャントバイミーラヴはナッソーS(英G1・芝8F)3着、マルトクはJRA5勝、シーザリオはオークス馬と、母が現役時に競走能力を示していることも共通します

また同じことの繰り返しになりますが、Northern Dancer4×4・6を持つキングカメハメハ産駒の王道配合は、ドゥラメンテやロードカナロアやレイデオロやアパパネやローズキングダムやルーラーシップやベルシャザールのような「3/4Northern Dancerクロス」なのは疑いない

しかしながら「母が競走能力に秀でていて、なおかつNorthern DancerのクロスをヌレサドやNijinskyに累進している父母相似配合」に限っては、母がNorthern Dancerの強いクロスを持っていても成功することが多い、というべきかと


◆ピサ産駒が2頭新馬勝ち

先週の新馬では、やっぱりアンブロークンが内容は楽勝で光りましたね



母のリップスポイズンは独1000ギニー(独G2・芝1600m)勝ち馬で、これまでディープインパクトとハーツクライとの間にJRA勝ち馬を産んでいますが、Sadler's Wells≒Nureyev3×4とFar North≒Nijinsky4×4という3/4同血クロスを二つ使った強力な父母相似配合(Northern Dancerは計5つ)

そこにNorthern Dancerを全く持たないヴィクトワールピサが配されて、兄姉よりも緊張→緩和のメリハリをつけて上手くいったと

あとMamool(オイロパ賞)のところにMr.ProspectorとMill Reefが入るので、ナスフリートのクロスというヴィクトワールピサ産駒の走るパターンでもあります





同じヴィクトワールピサ産駒のブレイキングドーンも母母父エルコンドルパサーがNureyev≒Sadler's Wells3×2で、ホワイトマズルの母母AutocraticはMill Reefと似た組成(Nasrullah×Princequillo×Count Fleet)×Djebelなのでやってることは似てるんですが、こちらは母がホワイトマズル×エルコンドルパサーのしぶとい中距離馬でしたから、もうちょっと長いところに出てますね


◆ラー油とNever Bend

そろそろ札幌にも夏がやってきたので自家製ラー油をつくりましたが(素麺や冷麦に入れると美味いですよね)、夏の血統馬券といえばこのブログではおなじみNever Bend

先週はナカヤマフェスタ産駒が[1-0-1-6]で単回値986複回値411、アテンフェスタが京橋特別を10人気で逃げ切り、パッションチカが土曜函館7Rで11人気3着

この大穴をあけた2頭は
・Never Bendのクロスを持つ(Bold ReasonはNever Bendの3/4同血の弟)
・もともと6~9月に良績があった
という共通点があります





毎年この時期になると「洋芝1200のマイネルラヴ×Never Bend」とか「函館記念はNever BendとBuckpasserや」とか書いてますが、Never Bendが伝えるラトロ肩とパワー体質は暖かい時期に調子を上げるパワー型を生みやすい

先々週、58背負って天保山を勝ったウインムート、あれの母ちゃんのコスモヴァレンチがマイネルラヴ×Never Bendの小倉2歳S勝ち馬で、産駒はみんな夏がくると活き活きと走り出しますよね(ドリームバレンチノがカナロアを負かしたのも函館SS)

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6/23,24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2018-06-25 11:55:15 | 共有クラブ

『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で望田潤が推奨したホマレ(牝3歳)が日曜東京6Rの未勝利戦(ダート1400m)を勝ち上がりました。

★ノルマンディーオーナーズクラブ
父シニスターミニスター
母ドゥオナー(ダンスインザダーク)
牝 募集価格:960万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015106252/
先日オキザリス賞で2勝目をあげたシゲルコングの全妹。母母ストームザミントの子孫にはスピリッツミノル、サトノパンサー、スリーアロー、栄冠賞のオノユウなどが出ており、JRAでの勝ち上がり率が70%近くコンスタントに上級馬が出る牝系です。父のシニスターミニスターはA.P.Indyの父系ですが自身はそれほど強いクロスを持たないので、インカンテーション、キングズガード、ダブルスターと強いクロスを持つ繁殖との配合が成功しており、本馬の母ドゥオナーもNijinsky≒Storm Bird3×4、Key to the Mint4×4を持つのがポイント。細身でしなやかな体質で、A.P.Indy系らしくダートをストライドで走るタイプで、全兄同様脚抜きのいい東京ダ1400~1600mが最適条件でしょうから、美浦所属なのも推奨しやすいです。(望田)

『ディープインパクト好配合リスト(2017)』で望田潤が推奨したリンフォルツァンド(牝3歳)が土曜阪神6Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★リンフォルツァンド(牝・母リッスン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105069/
タッチングスピーチやムーヴザワールドの全妹で、兄姉も当書籍で推奨した。名牝系に一流サイアーが代々かけられてしかも代々好配合で、近親に欧州の大レース勝ち馬がズラリ、リッスンの繁殖としてのポテンシャルは世界レベルだと思う。母父がSadler's Wellsそのものというのは日本向きとは言いがたいし、兄姉も成長曲線は緩やかだからこの馬も本領発揮は3歳秋以降かもしれないが…。(望田)

■土曜東京8R東京ジャンプS3着 タイセイドリーム(ディープ・栗山)

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ノルマン現3歳世代は計4頭ピックし、これでシークエル、ジャスパーゲラン、ホマレの3頭が勝ち上がり
残るデスティニーレイも前走の内容ならばチャンスはありそうで、何とかオール勝ち上がりに漕ぎつけてほしいですね(・∀・)
ちなみにノルマンは4歳(ディバインコードとシュエットヌーベル)、5歳(ラタンドレス)、6歳(グレイスフルワード)のピック馬も全て勝ち上がっています
ホマレはデビュー戦(新潟ダ1200)のパドックやレースぶりが血統のイメージどおりで、「次東京1400なら勝ち上がれそう」と書いておきましたが、いつも書くように渋った東京ダートはA.P.Indy系が強いですから、ここは決めておきたい舞台でした

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第59回宝塚記念回顧~感涙のイン差し、お手馬で、ストライドで制す

2018-06-24 18:36:10 | 血統予想

阪神11R 宝塚記念
◎13.ワーザー
○9.サトノクラウン
▲3.サトノダイヤモンド
△2.ノーブルマーズ
△15.ゼーヴィント
×7.パフォーマプロミス
×10.ヴィブロス
注8.ダンビュライト
注14.スマートレイアー
日曜の阪神は昼から晴れる予報だが、どう乾いてどういうバイアスの馬場になるのか、前日予想ではハッキリ言って読みきれない。イン立ち回りが有利ならばサトノダイヤモンドの復活に期待する手はあるだろうし、外捲りがきく馬場ならばサトノクラウン連覇の可能性も十分だろう。ワーザーはネオリアリズムやタイムワープやパキスタンスターやミリタリーアタックと五分の実力馬で、父系がモンジューで母父がザビール、クロスがサドラーズウェルズ≒ヌレイエフ3×4だから、タフな馬場の阪神内2200はピッタリの血統。鞍上もボウマンなら信用できるし、仮に良まで乾いたとしてもここならトップクラスの評価は変わらない。ゼーヴィント、ノーブルマーズ、パフォーマプロミスは母父ロベルト系で阪神内回りを捲れる血統だけに印を回した。

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1~3着馬については、NETKEIBA「G1ドキュメント」で書いた全馬血統分析より抜粋します
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=40752

ミッキーロケット
仏2000ギニーのLandseerなどが出る牝系で、母マネーキャントバイミーラヴはナッソーS(英G1・芝8F)3着。母父Pivotalはファンディーナやトリコロールブルーなどと同じ。そこにキングカメハメハでNureyevとMr.Prospectorのクロスだが、母にはCozzene、Caerleon、Riverman、Miswakiなどナスキロ血脈が豊富で、この母方のフランス牝系の斬れ味で走る中距離馬。内回りより外回りがベター。(距離◎スピード○底力○コース△)



ワーザーWerther
Peaks and ValleysやOpen Mindなど北米の活躍馬が出る牝系。父Tavistockはワイカトスプリント(新G1・芝1400m)など短距離で活躍したが、父父がMontjeuで母父がZabeel、クロスがSadler's Wells≒Nureyev3×4なら重厚な芝中距離血統だ。香港中距離界のトップクラスで、2000mでは崩れたことがなく、宝塚向きのパワーと機動力があり、かつ高速芝もOK。本調子なら勝ち負け必至の実力馬といえる。(距離◎スピード○底力○コース◎)



ノーブルマーズ
母母Tabaは亜1000ギニー勝ち馬で、子孫にサーガノヴェルやブライトラインなどが出る。ジャングルポケット×Silver Hawkとパワーとスタミナに長けた血統で、456キロのデビューから40キロ以上体重が増え、準オープンの上位常連からオープンでも勝ち負けできる地力を蓄えてきた。母父Roberto系だから宝塚に向いた血統でもあるのだが、近走を見ると意外に小回りコースは合わないのかも。(距離◎スピード△底力○コース○)



G1レースはNETKEIBAも競馬道も前日入稿なので、道悪巧者のキョウヘイが重馬場のインを切り裂いた垂水Sを観ながら、「さ~てこれが明日の15時半にはどれぐらい乾いて、どんなバイアスになっとるんやろう…」と思案しながら印を決めるわけです

ワーザーの血統表とレースを見ての私のジャッジは、「パワーと粘りの中距離馬で、1800mより2400mがいいぐらいで、しかし高速馬場でも日本のトップクラスにそんなに見劣りしない」というもので、まあいろいろ読みきれない前日予想では、とりあえずワーザーは馬券に絡むだろう、という入り方しかない◎でしたね

ところがその最も信用できそうなワーザーが、輸送で馬体が減ったという情報はもちろん知ってましたがまさかの-27キロ(香港ではいつも470キロぐらいでの出走)、たしかにパドック映像を見ても張りがない体つきに見えたし、当ブログでもパドックを見た後に「ヴィブロスを上げてワーザーを下げます」と明言したほどです

阪神芝は内から乾いていたのかずっと外差しがきかないバイアスでしたが、秋山が春天のトミケンスラーヴァのように逃げ馬に競りかけていったので前半3Fが34.4と速くなり、けっきょく前の組は壊滅してしまいました

となると、ラチ沿いを抜け出してきた和田とその直後から追い出した高倉がヴィクトリーロードだったわけですが、-27キロの張りのない体で、4角手前から大外に出して鋭くというよりは持続力溢れる脚で追い込んできたというのは、負けはしたけれど香港トップクラスの地力を十二分に見せつけたといえるでしょう

ノーブルマーズは母方のSilver Hawkがよく表現されていて、掻き込み親父をHyperion体質にしたような中距離馬に見えるので、阪神中山の内回りがピンポイントだろうと書いてきたんですが(TARGETの履歴をみても日経賞で○にしたり三田特別で◎にしてたり)、本格化したジャングルポケット産駒が目黒記念で好走となるとどう取り扱ったらいいのか

とにかく今日もパドックの気配は良かったし、デビュー当時から馬体が40キロ増えて晩成中距離血統が騒いできたのは手にとるようにわかるので、ここも印を回してよかったなと

私もふだん馬券を買うときは「高倉かあ…大丈夫かいな(^ ^;)」なんて言いながらマークシート塗ってますが、デビューからの29戦全てで手綱をとり、ノーブルマーズについては俺が一番わかってるんだというド主戦で、だからこそ大一番でも印を回そうと思えるわけでね

モレイラが合格してもムーアが毎年やってきても、ノーブルマーズと高倉みたいなコンビはもっと増えてほしいです

パドックの出来や体つきはヴィブロスがグンバツで、この馬も秋華賞を勝ったときが414キロで今日が440キロ、しかし出来がよすぎたのか「スタート後に引っかかってしまった…」と鞍上

いつも書くように、福永祐一はワグネリアンやヴィブロスみたいな小柄な馬は押さえ込めるので上手に乗る人で、つまり今のヴィブロスは彼が余すぐらいにまでパワーアップしてきている、という見方もできるのではないかと

サトノダイヤモンドは王者の競馬で復権をはかりましたが、今日の馬場で外々を押し上げていくのは少しタフだったし、それにしてもあの手応えと勢いでフッと止まってしまうというのは…

最近の唯一の好走が、上がり3Fだけの競馬だった金鯱賞ということからしても、長く全力疾走をつづけられない要因が何かあるのではないか…という言い方しか私にはできないです

「G1に勝ったら、オペラオーに会いに行きたい」と言いつづけていた和田竜二が、全22戦中12戦で手綱をとるお手馬ミッキーロケットとのコンビで、渾身のイン抜け出しで勝って、和田や祐一のデビュー戦から見てるオッチャンはもうこういう涙にはとことん弱い

野田みづきさんもミッキーアイルとミッキークイーンは浜中、ミッキースワローはノリ、そしてミッキーロケットとミッキードリームは和田、今どきの有力馬主さんには珍しくガイジンをあまり乗せないし、いったん乗せたら簡単にはおろさない人です

「長くコンビを組んでいますし、特長を生かせました」(和田)

そんなわけでリアル馬券は2~4着で決まればいろいろ当たったんですが(^ ^;)、ナスキロ血脈が多い配合とナスキロ的な体質とストライド、そしてこれまでの戦績からも、大箱ベターでタフな馬場がベターな中距離馬だと評してきたので、ミッキーロケットがここでインをすくってついにG1を勝つとは想像できませんでしたね

1~3着は非サンデーサイレンスで、勝ち馬はNureyev4×4、2着馬はSadler's Wells≒Nureyev3×4、3着馬はNureyevにRoberto、Nureyev的パワーがモノを言う馬場やったのはたしかでしょう

下記エントリで書いたことを踏まえて言うならば、今年の宝塚は上がり3Fに速いラップが一つしかなく(12.2-11.7-12.4)、これはサトノクランやゴールドシップのような持続ストライドが勝つパターンといえるのですが、一方で外差しがきかない馬場バイアスだったので、最内を回ってきたストライド型のミッキーロケットが勝ちきったのかと

今年も宝塚はこのネタで
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/924a14432c43517e58ce0f08a291f02a

そして血統解説の冒頭にも書いておきましたが、今年もやっぱり、宝塚は5歳が強かったのです

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日曜のボツ予想~一週遅れの夏リスト

2018-06-24 09:20:58 | 血統予想

先週のボツ予想では「夏リストを洋芝で」と題して、「今夏は函館札幌芝でノヴェリストを買い漁ろう!」と書いたんですが、函館は土日とも最高気温14℃ぐらいで、開幕週に遊びにいった人たちも寒い寒いと連発
そんなわけで函館の夏リストは全くの不発に終わり、私もペイシャプレゼントやアントルシャに手を出してしまい寒い思いをしました…
しかし土曜は函館も気温20℃超えで、以下のように凡走したのはダートで出遅れたダイワメモリーだけ、芝はベタ買いでよかったですね





日曜の夏リストですが、ひとまず函館6コロンバスデイは東京のスローだとちょっと斬れ負けしていたので、ここは頭から狙っていけるのではないかと

清里は○レピアーウィットはアジアエクスプレスの全弟でヘニーコジーンの砂黄金配合、ユニコーンはこれでいけると思ってたんですがまさかの除外
重の東京1400となると▲ワンダープラヤアンのナスキロ柔い差しや8枠のパイロ2頭も気になるんですが、ここはフルゲートにしては前が薄い



Scat Daddy産駒ミスターメロディがレコードで8馬身ちぎった11月東京の新馬戦、出馬表を見ながら「このレースはStorm Catの血を引く好配合馬がいっぱい出てるねえ~」とらいおん君と言ってたんですが、2着リョーノテソーロ(父Giant's Causeway)は3連勝でクロッカス勝ち、3着マコトモンジョワ(父ヘニーヒューズ)はこないだ500万下で2着、そして5着ジャスパーウィン(母母父FreudはGiant's Causewayの全弟)も前走で2勝目をあげました(ちなみに予想は◎マコト○ミスター▲ジャスパーでした)

◎ジャスパーウィンは父Jimmy CreedがマリブS(米G1・ダ7F)勝ち馬、母Chick FlickはTapitの娘でWeekend Surprise≒Terlingua≒Sir Ivor4×4・4、この母方の「ナスキロ+Tom Fool」的な柔軽さでダートを走る馬です
中山ダ1200良より東京ダ1400重で2~3馬身はパフォーマンス上がるタイプですから、馬場が渋れば前走から更にパフォーマンス上げれるだろうし、イン3番手で我慢できれば展開も有利では

他のレースはこれから考えますが、「厳選予想 ウマい馬券」では宝塚記念と阪神7Rと稲城特別を予想していますので、日曜もよろしくお願いします

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土曜のボツ予想~ひとまずA.P.Indy固め

2018-06-23 09:31:52 | 血統予想

愛1000ギニーにつづいてコロネーションSも制したAlpha Centauriは、血統表を見てのとおりきれいな「3/4Northern Dancerクロス」、母父Rahyが非Northern DancerなのでStudy of Manにおけるサンデーサイレンスと同じ役割を果たしているわけですな
母Alpha LupiはGlorious SongとMiesqueとNumbered Accountというスーパー名繁殖3点盛り、イチボとミスジとザブトンみたいな、こんなもん子供が走らないわけないやんという名血です
その母East of the Moonはフランスのギニーとオークスを制した名牝で、あの頃は海外の大レースはテレビでもネットでも滅多に観れなかったんですが、栗が合田さんの商社から欧米の競馬ビデオを毎月購入してて、「うおおおおミエスクの娘強すぎるうううっ!」とウルウルしながら観てました(・∀・)
Alpha CentauriもStudy of Manも繁殖入りしたら間違いなくGalileo系と交配されるだろうし間違いなく成功するでしょうが、Galileoの父系が繁栄すればするほど、Galileoと合いそうな血統がダービーやギニーを勝つもんなんですよね



湿った東京ダートはA.P.Indy系が強いので、日野は外枠を引いたカジノドライヴ×アフリートの▲マリームーンでいいような気がしますが、◎ココロノイコロは脚長のシニスターミニスター産駒でダートで新馬勝ち
ベストパフォは不良の東京芝1400のくるみ賞、血統走法からしても東京ダ1400がベストコースくさいし、差しに回ってもやれるのではないかと
○も母父Pulpitのヤマイチジャスティで、ひとまず◎○▲はA.P.Indy固め(・∀・)





八ヶ岳はキャロパーを日曜に控え◎リカビトスと○アドヴェントスが人気を二分しておりますが、馬場が渋るようならアドヴェントスのほうが有利でしょうね
「ディープブリランテはRivermanを引くのでおそらくフィリーサイアーで、母父マイラーの配合形が成功しやすいだろう」というのが産駒デビュー前からの予想でしたが、「母父マイラーのブリランテ牝駒」はディーパワンサ、ラプソディーア、スズカゼ、メイショウオワラ、メイショウベルボンと、みんな母父の影響が強いマイラー
リカビトスも母父エンドスウィープで、スローの愛知杯では一瞬脚を使って4着でしたが、ここ2走の伸びあぐみを見ると2000より1800のほうが斬れる馬じゃないかと

他のレースはこれから考えますが、NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」では垂水Sと京橋特別と函館4Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします

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競馬道OnLineプレミアム予想「今週のBLOOD穴ライズ!」6/23,24

2018-06-22 19:54:45 | 血統予想

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2018-2019』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、「栗山求、望田潤 今週のBLOOD穴ライズ!」という新コーナーがスタートしています


http://www.keibado.ne.jp/keibaguest/premiumservice/index_lp2.html

6/23,24は栗山求の担当。よろしければご覧ください(前夜18時に入稿します)
NETKEIBAの「厳選予想 ウマい馬券」もは常どおり、1日3Rアップします
http://yosov3.netkeiba.com/

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今週の新馬は、土曜東京5Rドンヒューズ(POG)、土曜阪神5Rエイティーンガール(POG)、日曜東京5Rクィーンユニバンス(POG)
2歳はヴィクトワールピサ牝駒とゴールドアリュール牡駒が当たり年とみているので、クィーンユニバンスには先陣切ってもらいたいですね(・∀・)

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「一口好配合馬ピック」望田がユニオンから2頭ピック

2018-06-21 16:31:14 | 共有クラブ

おかげさまで本年も好評をいただいている「一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)」、本日望田潤がユニオンオーナーズクラブから2頭ピックしました(栗山のピックはもうしばらくお待ちください)
いわゆるマイナー種牡馬の産駒、お手頃価格なところから2頭ピックしましたが、配合も馬の出来もなかなかいいのではないかと思ってます
他に様子見というか成長を見守りたい馬もいるので、また後ほど追加ピックするかもしれないです

現在ジーワン(6)、ラフィアン(3)、ウイン(2)、ユニオン(2)から計13頭ピックしています
http://www.miesque.com/c00052.html

栗山求・望田潤の「一口馬主好配合馬ピックアップ(2018)」
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/08dafcc45ec8de908733613184a62875

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