栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2021-2022」

日曜のボツ予想(2)~Hyperionを信じて叩き出せば、優勝が見えてくる

2014-11-30 06:20:07 | 血統予想

キャピタルは◎クラリティシチー
富士Sは妙に時計や上がりのかかる馬場でペースは大して速くないけれど前がつぶれたレース、ダノンシャークやミトラが巻き返しているのですから、ちょっと力んで先行してしまったこの馬も巻き返しに期待
あのレースはかかり気味に行って止まった馬が他にも多く、続戦となるユタカ蛯名ブドー松岡あたりは潜在意識的に折り合い重視になりそうで、ペースもちょっと緩むんじゃないかという読みで

プロミネントは◎ビービートレイター
チーフベアハート×サンデーウェル×トウショウボーイ、血統は地味ですが配合の組み立ては教科書どおりで、チーフベアハートはNasrullah系のクロスがうるさいので、サッカーボーイ×Crimson Satanとか、タイテエム×フジオンワードとか、Westminster×Rory's Jesterとか、サンデーサイレンス×ニホンピロウイナーとか、ミシシッピアン×ノーザンテーストとか、NasrullahについてOUTで傍系の血やHyperionが強い繁殖との配合が合うのです
比叡は+休み明けで20キロもありますが、もともと母系のトウショウボーイのHyperion的体質受け継いでいて鋭く斬れるタイプではなく、京都の高速上がりをあそこから差す脚はないです
東京2000mならば好位から実直に伸びる馬で、中距離でマイネルメリエンダのようなレースができる馬で、Hyperionを信じてちょい早仕掛けで叩き出せば優勝が見えてくる

蹴上はローマンレジェンドとミラクルレジェンドの下◎アーバンレジェンド
1800mベストで1400mは忙しいし、母譲りのパワー体質ですが脚捌きはタキオン産駒らしいので軽い馬場も合うはず

「No.1予想」ではジャパンCを、「馬券総合倶楽部」ではジャパンCと白菊賞を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

JC後は恒例の競馬通信社OB会、しかし月曜は「重賞の見どころ」の原稿とトークイベントの準備があるので、JC回顧は深夜に酔っぱらいながらでも終わらせたい…では支度して出かけます

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日曜のボツ予想(1)~まさにサダムパテック

2014-11-29 21:30:17 | 血統予想

京阪杯は名繁殖コートアウトのハイインローが覚醒してきて充実一途の◎レッドオーヴァル、スプリンターズは横綱相撲で勝ちにいって中身の濃い3着
相手ですが、○ヘニーハウンドは年に一回京都1200mで激走しておしまいというイメージがありますが、春の鞍馬Sは1位タイの32.1という信じられない上がりで追い込んだものの位置取りが後ろすぎて届かなかっただけで、京都芝1200mで差しに回ったときはオール上がり1位で[2.0.0.1]ですから、ここも上がり1位を叩き出す可能性はかなり高く、それで届く位置に菱田くんがいればまた届くのでは、と

ベゴニアは◎ダノンプラチナ、ディープにUnbridled's SongにSeattle Slew、この「サンデー×ミスプロ×Seattle Slew」のアウトラインはリーチザクラウンやサダムパテックたエクセラントカーヴやマジェスティハーツのような外マイルをストライドで差すタイプが出やすく、本馬も札幌の新馬のパドックで「斬れ味がありそうだが今日は届かないかもしれない」と書いたんですが、東京マイルの前走がまさにサダムパテックかという斬れ味、同条件ならもういっちょいけそう
☆マイネルエスパスは一口ピック馬なので頑張ってほしいですがベストは1400mやと思うので、相手本線は○シンボリタピットに
これも新馬戦のパドックで「SecretariatのクロスでA.P.IndyとChief's Crownの柔らかさがONになっているので、外マイルなら芝でも狙える」と◎にした馬で、前走ぐらいの上がりならばここでも上位の一頭

オータムリーフはザッとメンバー見ただけですが▲テイエムオオタカの初砂狙い
距離1400mはベスト、姉2頭はダートのスプリンター、母ハヤテグレシャスは中央でダ1200mで3勝した公営へ移籍し東京盃3着、母系は完全にダートのスプリンター

さてこれから荷造りしてちょっと仮眠とって、時間があったら残りのレースの予想もアップします

「No.1予想」ではジャパンCを、「馬券総合倶楽部」ではジャパンCと白菊賞を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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土曜のボツ予想~好配合馬の全きょうだい

2014-11-29 09:22:37 | 血統予想

エクセレントJTは○シュンドルボンと▲ヴァンセンヌはもっと上をめざせる素材ですが東京マイルをピシャと差すイメージではなく、☆タツストロングや△キンシノキセキもちょっとストライドが緩慢すぎて突き抜けるまでのイメージはなく、◎はタマモトッププレイとしました
信用と実績のフジキセキ×ホットプレイ、ただこの馬はきょうだいの中ではちょっと変り種というかあまりPrincely Gift的な緩さはなくて、わりとLe Fabuleux≒Worden3×5がONになっているように見え、意外に京都よりも阪神に実績があるのもそのあたりで、下って流れ込むよりも直線に坂があったほうが踏ん張れるタイプなのかと
ジワジワ加速する脚質でもあり、ムーアが好位から追いまくれば簡単には止まらないかと

オリエンタルは◎キミノナハセンター、配合どおりトーセンレーヴを重厚にしたような中距離馬で、その重厚さが顕在化してきた今は1800m<2000m、重厚なぶんディープ×Caerleonのイメージほど鋭く斬れませんが、それだけに前走のように前で運ぶ脚質に移行しつつあるのも好感
○イイデフューチャーは糸魚川でも◎にしましたがCaerleonとシアトルダンサーを通じるNijinskyとRound Tableのクロスで本来は外回り向き、距離は1800mがベストかもですがスローで逃げれば糸魚川ぐらいは走れそうだし、糸魚川ぐらい走ればギリギリ圏内では…ということで、◎が大人気なので相手はここに絞って
ディアデルレイも素質はたしかですが、ポトリザリス系の牡なので瞬発力より持続力のタイプで、前走のように上がりのかかる決着でこそ狙いたい馬

ファンタスティックJTはこんなに人気がないのなら、休み明けには目をつぶって◎クインズハリジャンで
モズの全弟で、母ベストブートはNative DancerとSecretariatとNative DancerとEight Thirty≒Good Exampleをクロスする強力綿密相似配合でStorm Catを強く伝える繁殖、兄よりもStorm Catが強い1400m寄りマイラーで東京1400mの京王杯2歳S2着の実績、逃げ馬不在で○ハングリージャックとの行った行ったが本線

「No.1予想」ではラジオNIKKEI杯京都2歳Sを、「馬券総合倶楽部」では京都2歳Sと東京6R(このオッズなら勝負)を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

京都はけっこう雨足強いので、もうちょっと馬場は悪くなるかもしれず、となると京都2歳は○を下げて▲☆上げで考えたいですね~

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~ジャパンC

2014-11-28 17:10:58 | お知らせ

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典2014-2015』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この秋もスプリンターズS~有馬記念まで栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します
今週のジャパンCは望田潤の担当で、有力馬3頭の血統分析と直前予想を行います
有力馬血統分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください
http://www.keibado.ne.jp/sp2014/

土曜は「No.1予想」でラジオNIKKEI杯京都2歳Sを、「馬券総合倶楽部」で京都2歳Sと東京6Rを予想する予定ですので、そちらもよろしくお願いします

あと本日夜8時半から、鈴木淑子さんのラジオたんぱの番組に、「覚えておきたい日本の牝系100」の平出貴昭さんがゲスト出演するらしいので、ぜひ聞いてみてください(・∀・)

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「血統クリニック」ジャパンCをアップ&今週の新馬戦

2014-11-27 16:30:31 | 血統クリニック

先ほど「血統クリニック」ジャパンCをアップしました~
しかしディープインパクトってやつは、東京だと他馬よりも柔らかく大きくストライドを伸ばしてバキューンと差し切るし、中山だと他馬よりも強く速く動いてバキューンと捲りきってしまうし、こんなんずるいよなあ…とJCの「重賞メモリアル」を見ながらボヤいてました(^ ^;)
今年のJCには「柔らかく大きく、強く速い」4拍子揃ったスーパースターはいませんから、3拍子揃った一流馬の戦いですから、非常に面白いレースになるんじゃないかと思います

今週の新馬戦は推奨馬の出走はなく、ベゴニアのマイネルエスパス、白菊のルアンジュ、未勝利のアドマイヤスカイ、ヴァンガードシチー、レトロクラシックあたりに期待ですが、エスパスはマイルは少し長そうやし、アドマイヤスカイは外回りやとまた3着ぐらいかなあ…

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11/22~24の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報&2歳勝ち馬評価をアップ

2014-11-25 20:07:21 | POG

■土曜東京9Rからまつ賞 ショウナンアデラ(ディープ・望田&栗山)
■日曜京都11RマイルCS2着 フィエロ(ディープ・望田)
■日曜京都11RマイルCS3着 グランデッツァ(タキオン・望田&栗山)
■月曜京都8R500万下 ファイヤーロック(POG・望田)
■月曜東京11R東京スポーツ杯2歳S2着 アヴニールマルシェ(ディープ・栗山)

ショウナンアデラはここでも素質が上という勝ち方でしたが、1400mできれいに勝ちすぎるあたりが、やっぱりおぬしGone Westなのか、どうなのか…体質はティルナノーグよりいいと思うんですが

先ほど「望田潤の2歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました~

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東スポ杯回顧~まるでキングヘイローのように

2014-11-24 16:51:18 | 血統予想

東京11R 東スポ杯2歳S
◎1.サトノクラウン
○2.アヴニールマルシェ
△7.マイネルシュバリエ
サトノクラウンはチェヴァリーパークS(英GI・芝6F)に勝ったライトニングパールの全弟だが、こちらは男馬のぶん、距離適性的はもう少し長めに出ている。母ジョコンダはミスタープロスペクター3×4などクロスがうるさい早熟なマイラーで、一方父マージュはあまり強いクロスを持たないので、緊張と緩和のメリハリがきいた好配合。細身でナスキロ柔い体質で脚捌きは無駄がなく、デビュー当時のキングヘイロー(97年の東スポ杯勝ち)を緩やか加速にしたようなイメージの馬で、東京のスローでしなやかに斬れるタイプだ。距離延長がプラスのアヴニールマルシェとの一騎打ちとみるが、マイネルシュバリエも明らかに広いコース向きの血統とフットワークなのに小回りで結果を出してきて、ここも先行すれば簡単には捕まらないのでは。

--------

ゲートで2回立ち上がって係員に押さえられながらのスタート、直線では前がびっしりカベ、しかしムーアは肝が据わっているというかなんというか、やっと開いたところへ叩き出すと馬も速やかに滑らかに加速して、ああこれはもしかしたら届くかも…と思ったらアッサリ届いてました

人気どころの血統解説については、NETKEIBA「重賞の見どころ」から再掲します

アヴニールマルシェ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104552/
サンブルエミューズやグレナディアーズの3/4弟で、トライアンフマーチの甥で、母母キョウエイマーチは桜花賞馬。ディープインパクト×フレンチデピュティはボレアス=マウントシャスタ=カミノタサハラ=ベルキャニオン全兄弟やウリウリと同じで、母系にダンシングブレーヴが入ってLyphardとSir Ivor≒Droneをクロスするのはスマートレイアーやサトノルパンと同じ。
Sir Gaylordをクロスするディープ産駒らしくまだ柔すぎるというか緩いところはあって、ストライドでゆったり加速できる東京や外回りのスローに向いた中距離馬というのが現状の評価。サトノルパンを中距離向きにしたようなイメージか。1800mへの距離延長はプラスで、ここは勝ちたい鞍だろう。

クラージュシチー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012102487/
アスコットシチーの半弟で、3代母ウイルプリンセス(Nasrullah3×4)からはメイショウサムソンやミトラが出る。ハービンジャー×サンデーサイレンスはスワーヴジョージやベルーフなどと同じ。父ハービンジャーはNorthern Dancer4・6×4・5を持つが、母リボンシチーはNorthern Dancerのクロスを持たないので配合的なバランスは取れている。
体型はデインヒルが強く、阪神内回りで楽々と捲ってちぎってしまったように、急坂小回りコース向きのパワーと機動力に富んだタイプ。ハービンジャー産駒は東京芝[1.2.2.13]とあまり良績がないが、Tom Foolクロスらしい脚捌きの無駄のなさがあるので、それほど大きく割り引く必要はないかもしれない。

サトノクラウン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012104668/
チェヴァリーパークS(英GI・芝6F)のLightening Pearlの全弟で、母ジョコンダはキラヴーランS(愛GIII・芝1400m)3着。母父Rossiniはロベールパパン賞(仏GII・芝1100m)勝ち馬で、母母父Vettoriは仏2000ギニー勝ち馬。父MarjuはセントジェイムズパレスS(英GI・芝8F)に勝ち英ダービー2着、産駒にアスタルテ賞(仏GI・芝1600m)のマルバイユ(マルセリーナやグランデッツァの母)やIndigenous(ジャパンC2着)などがいる。
母ジョコンダはMr.Prospector3×4、Hopespringseternal≒Sir Ivor3・4×4などクロスがうるさい早熟なマイラーだった。一方で父Marjuはあまり強いクロスを持たないので、緊張と緩和のメリハリがきいた好配合といえる。細身でナスキロ柔い体質で脚捌きはSir Ivor的に無駄がなく、キングヘイローを緩やか加速にしたようなイメージで、東京中距離のスローでしなやかに斬れるタイプだ。ここも勝ち負けになる。

あとはボツ予想のコメント欄で書いたことをまとめておくと、アヴニールマルシェは現状でも“柔らかく大きく”動けるオープン馬であることは疑いないけれど、来春大きなところを狙うのであれば、そこにもう少し“速く強く”が加わってこないと、今日は直線馬群を捌くのに手間取ってましたが、あそこで開いたところに突っ込むときにサトノクラウンのようにビュンと反応できないと、そして地面をもう少ししっかり掴んで大きなストライドを強い推進力に変えることができないと…という高いレベルの注文をつけておきたいですね

クラージュシチーはパドックで確認してもやっぱりパワー体質で、アヴニールマルシェとサトノクラウンがナスキロ柔い体質だけによけいに力馬っぽさが際立って見えて、Tom Foolクロス譲りの無駄のない脚捌きでカバーしてはいるのですが、やっぱり追ってストライドが伸びる走りではないので、東京の斬れ勝負ではダメでしたが、これは皐月賞大目標でパワーとピッチに磨きをかけていけばいいんじゃないですかね~

サトノクラウンは昨年のセレクトセールでもナスキロ柔い体質ときれいな体のラインが目についた馬で当ブログでも紹介しましたが、母がMr.Prospector3×4にSir Ivor≒Hopespringseternal3・4×4、そこに強いクロスを持たず母系ハイインロー的スタミナを蓄えたMarjuをもってきたメリハリとバランスが最高

  ┌Royal Charger
 ┌○
┌○┌Princequillo
│└△
Sir Ivor
└△┌Pharamond
 └△
  └△
   └Alcibiades
  ┌Pharamond
 ┌○
┌○└Alcibiades
Hopespringseternal
│┌Princequillo
└△┌Nasrullah
 └△
※他にSir Gallahad=Bull DogとMan o'Warも4代目で共通

新馬勝ちが2歳時のキングヘイローを長手でしなやかゆったり加速にしたようなイメージで、だからここを好位差しできれいに勝つイメージも容易に描けたんですが、ゲートでエキサイトしたので位置取りがアヴニールの後ろになったのは想定外でした


セレクトセール時

キングヘイローが97年のこのレースを勝ったときに、「週刊競馬通信」の重賞回顧でDrone≒Halo≒Sir Ivorのニアリークロスについて説明したんですが(よその国は知りませんが、Haloのニアリークロスについての記述はあれが日本初やと思います)、そのときのタイトルが「まるでサンデー産駒のように」やったので韻を踏んでみました(・∀・)

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月曜のボツ予想~さて名手がどう乗ってくるか

2014-11-24 10:17:51 | 血統予想

鷹巣山は1400mベストのWoodman体型でムーアがブイブイ追ってきそう○カフェブリリアントと東京1400m良は凡走なしサトノルパンに負けただけ☆ウエスタンメルシー、軸的思想だとこの2頭
いっぽう気性面に難しさがあってなかなか持てる力を出しきれないですが、出し切ったときはここでもアッサリの力があるのが◎ノボリレジェンドと▲サンブルエミューズで、ともに名手が乗ってくるだけにハマる可能性アリとみて、この4頭の組み合わせで
ノボリレジェンドは揉まれたらアウトですがユタカなら逃げてしまうかもしれないし、トモが甘いので阪神よりは東京がベターで、外に馬がいない形で先行できれば前々走より更にパフォーマンスは上がるはず
サンブルエミューズも北海道では菱田くんがあれこれ試行錯誤してて面白かったですが、この馬のMAXの能力を知っている岩田に久々に手が戻って、さてどう乗ってくるか

秋明菊は◎トウショウピスト、こないだの感じだと母よりも1400m寄りのタイプで、内1400mでも上手いこと差せるんやないかと思うし500万ならモノも上
△ブラックバードはエリモエクセルのナスキロ柔さも表現されていて、だからこそダイワメジャー産駒ながら外マイルでストライドを伸ばしてタガノエスプレッソと叩き合えるわけですが、となると外1600m>内1400mというタイプではあるだろうと

他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」では東スポ杯を、「馬券総合倶楽部」では東スポ杯と東京最終を予想していますので、そちらもよろしくお願いします

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第31回マイルCS回顧~エーシンフォワード再び、神騎乗かぞえうた

2014-11-23 17:06:07 | 血統予想

京都11R マイルCS
◎9.ワールドエース
○15.ミッキーアイル
▲13.トーセンラー
△3.グランデッツァ
×6.ダイワマッジョーレ
注14.グランプリボス
ワールドエースは芝1600~2000mのG1を3勝したマンデュロの甥で、3代母はアリシドン=アクロポリス4×3、ティチィーノ4・5×4、母母父ビーマイゲストはハイペリオン4×4、母マンデラはリズ≒ノーフォークの3/4同血クロス3×3と母系はきわめて重厚で、ディープ産駒としてもハイインロー的なスタミナと粘着力に傾注した配合といえる。ハイペリオン的な要素が強い体型体質走りだから体型やストライドに伸びやかさはないが、叔父のように先行してずっと同じ脚色で踏ん張りつづけるレースができる血統で、実際マイラーズCの勝ち方はマンデュロに瓜二つだった。ブドーはさすがはフランスのトップクラスで、ルメールやスミヨン同様「集中力を伴った折り合い」のタッチが抜群だが、彼を背にした追い切りでは闘志を見せながら坂路を駆けあがっており、あの感じならばマイラーズのような積極策が期待できるのではないか。ミッキーアイルとトーセンラーはディープ産駒としては満点の配合でずっとほめてきたが、トモが非力で京都なら都大路の再現があるグランデッツァが穴か。

--------

昨年は「ダノンシャークと勝ったり負けたりの低調マイル路線の常連たち相手ならば、中距離A級トーセンラーが格で差すだろう」という概要の予想だったわけですが、今年の場合は「どうも昨年よりはメンバーレベルが上で、トーセンラーと互角か、それを上回る馬たちが何頭かいるかもしれない」というのが予想の入り口でした

その可能性があったのは、Burghclereのニアリークロスを持つ成長力確かなディープ牡駒で好時計決着マイラーズCでワンツーとなったワールドエースとフィエロ、都大路を怪時計で圧勝した桜花賞馬の弟グランデッツァ、マイル重賞を片っ端から逃げ切ってきた3歳馬ミッキーアイル、そして皐月賞馬ロゴタイプ、まあこのあたりですか

ここから私はワールドエースとグランデッツァとミッキーアイルをチョイスしたわけですが、しかし勝ったのはその低調マイル路線の常連も常連、2年以上もボトルキープして毎週のように店にやってきてカラオケ三昧のダノンシャークさんでした(^ ^;)

「Grey Sovereign+Prince Bio」的なフレンチな斬れのある牝系にMill ReefとCaerleonが配されて、何を付けても斬れ味のある仔を出す名繁殖カーラパワー、そこにディープインパクトでナスキロの継続クロスですから、京都外マイルで最も斬れる配合なのは疑いない

そしてデムーロ弟を背にカナロアに迫った安田記念が大外一気の追い込みだったように、このナスキロ柔い斬れを活かすにはタメてドーンがベストなのも理解できますが、そしてそれを無欲で敢行できる立場だったのもありますが、しかしこのハナ差勝ちは2010年エーシンフォワードと並ぶ、岩田の神騎乗かぞえうたとして記憶されるべきものでしょう

ハナ差の惜敗、しかも富士Sで先行して甘くなったダノンシャークに競り負けるとは、祐一にとっては酷な結果でしたが、今日は非の打ちどころのない騎乗で馬の力は出し切ったと思います

フィエロは「ディープ好配合」の◎推奨(ベスト10)で、似たような配合でやはり◎推奨のミッキーアイルと配合的には甲乙つけがたいという評価をしてきました

ただしこちらのほうがデインヒルやロックオブジブラルタルのパワーの要素が強い骨格体質で、明らかに平坦より急坂、高速馬場よりパワー馬場に向いたタイプだけに、ここは雨でも降らないとちょっと足りないのではとみていたのですが、Hペースでゴール前が12秒かかってあまり鋭さ勝負にならなかったのがよかったし、それにしても決してベスト条件とはいえない高速馬場の京都外マイルで2着を外さないというのは、やっぱりすごい馬に完成してきたなあ~と

このメンバーで阪神稍重でマイルCSをやったら、1馬身は離して勝つかな、いやそれでもワールドエースが先行すればまた…(^ ^;)

トモがHabitat的に非力なグランデッツァはやっぱり京都最強で、これは最後は格負けのような3着、いやこの流れで前残りの3着は強いというべきかな、京都で穴はこの馬かなあ~という予感はあったので、週初めにスーパーホーネットのエントリをそっと立ち上げておいたのです(・∀・)

終わってみれば掲示板にはディープ、ディープ、Habitat、ディープ、ディープ、春のマイラーズCもディープのワンツースリー、京都外マイルを素早く下るにはSir Gaylordの血が不可欠…ということでしょうか

トーセンラーは4角までは内でそこから斜めに捌きながら差してくるという去年とよく似たレース運びで、去年と同じぐらいは走っているんじゃないかと思うし、だからフィエロはもちろん、グランデッツァも去年なら勝ち負けぐらいのパフォーマンスは発揮したんじゃないかと

ワールドエースは痛恨の出遅れに加えて直線では2回パッチン食らって、ここもけっきょく何もできないまま終わってしまいましたが、でも出遅れをリカバリしていくときや返し馬や追い切りでのブドーとのコミュニケーションは抜群で、ギリギリの集中を伴った折り合いで走れていて、だから年内どこか使うのであれば、またブドーを乗せてやってほしいです

明日も競馬あるのでサラッとこんなところで、血統については血クリ再掲を読んでください

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「血統クリニック」マイルCS

2014-11-23 15:26:01 | 血統クリニック

今日は珍しく、レース発走前に再掲します

ワールドエース
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106353/
プリンスオブウェールズS(英G1・芝10F)とイスパーン賞(仏G1・芝1850m)とジャックルマロワ賞(仏G1・芝1600m)に勝ったManduroの甥で、母マンデラも独オークス(独G1・芝2200m)3着の活躍馬。牝祖MariapolisがAcropolis産駒でHyperion3×3、そこにArjaman≒Aditi3×4・4のNorfolkがかけられ、そこにTicino4×3のElektrantがかけられた3代母MandelaugeはAlycidon=Acropolis4×3、Ticino4・5×4。母マンデラはLis≒Norfolkの3/4同血クロス3×3で、このMasetto×Ticinoの組み合わせはArjaman≒Aditi3×4になる。血統表のどこを切ってもHyperionと“ドイツのDark Ronald三銃士”の組み合わせばかりで、そこにディープインパクトが配されたワールドエースはBurghclere≒Egina≒Mariapolisのニアリークロス3×5・6(HyperionとDonatelloとFair Trial~Son-in-Lawの組み合わせのクロス)となり、ディープ産駒としてもハイインロー的な組み合わせに傾注した配合といえる。
叔父のように先行して後続がくればくるだけ伸びるというレースができる血統だから、デビューからダービーまでずっと◎を打ちつづけながら「先々は前で受ける脚質にシフトしていくべきだ」と口酸っぱく言いつづけてきたが、マイラーズCではシュタルケが出していって好位追走から早め先頭、直線はフィエロがくればくるほど伸びるという完勝だった。あの勝ち方はほんとうにManduroに瓜二つで、もちろん古馬になっての成長があってのものだろうが、奇しくもドイツ人騎手の手綱によって重厚なドイツ牝系の血が覚醒した瞬間だった。毎日王冠は出していけず後方から、直線は前の馬たちと同じような脚で上がってきただけ。体型に伸びがないのはマイラー的というよりはHyperion的だからで、Manduro同様マイルでも中距離でもOKというタイプとみるべきか。新コンビを組むブドーを背にした一週前追いではハミをしっかり噛んで闘志を見せながら坂路を駆けあがっていた。あの感じならばマイラーズのような競馬が期待できるのではないかと思うし、この若きフランス人もルメールやスミヨン同様「集中力を伴った折り合い」のタッチが抜群の名手だ。

ミッキーアイル
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004110007/
ハーツクライと同じMy Bupersの牝系で、3代母ステラマドリッドはエイコーンSなど米G1を4勝した一流馬でダイヤモンドビコーの母でもある。母父ロックオブジブラルタルはデインヒルの代表産駒の欧州マイル王だが、力馬すぎて日本では期待ほど成功しなかった。代々パワーの勝ちすぎた血が配されてきてパワーの勝ちすぎた配合をしている母スターアイルは、500キロを超える巨漢でダ1000mで2勝したパワースプリンター。そこにディープインパクトのしなやかな体質や無駄のない脚捌きが加わることで、ミッキーアイルは力強くかつしなやかに動けるマイラーとなった。母は米血ステラマドリッドを1/4異系とする「3/4欧,1/4米」でNorthern Dancer4・4×3、自身はサンデーサイレンスを1/4異系とする「3/4欧,1/4米」で、LyphardとNureyevとDanzigとBe My Guestを通じる「Northern DancerとFair Trial~Lady Juror」のクロスにBurghclere≒Fair Alyciaのニアリークロス。昨年のPOGでディープのイチオシだと書いてきたし、フィエロ(母がロックオブジブラルタルの全妹)の配合もずっとほめてきた。
母父が強いマイラー体型だが、ムキムキのマッチョではなくディープらしいしなやか体質で、若いころのリアルインパクトのように中山記念でも好走できるイメージ。運動神経が良いのでゲートが開いたときの反応が抜群で、ダッシュが良すぎて押さえる競馬ができないままここまできたというべきだが、一本気な気性は母系に入るGallant Man譲りか。スワンでは凄い加速で突き放したところで馬が遊んだようで、ゴール前は詰められていたがしかしゴールを過ぎても2,3着馬には抜かれておらず、この馬が一番余力があったように見えた。ゆくゆくは毎日王冠とか中山記念を勝つような馬に完成するのではないかとも思っているのだが、現状はマイルを一本気にスピードにまかせて走り抜く競馬が合っている。昨年11月に京都内1600mを1.32.3で走破した馬が、一年経って京都外1600mを何秒で走破するのか、結論としては勝てばアッサリというしかないだろう。

トーセンラー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008102985/
母プリンセスオリビアはNorthern Dancer4×3、Goofed4×4、ハイハット≒Aureole4×5、Nashua≒Nantallah4×6をクロスする強力かつ綿密な父母相似配合で、本馬の他にもFlower Alley(トラヴァーズS)とスピルバーグとブルーミングアレーを産んでいる名繁殖。ディープインパクトとの配合はLyphard4×4にBurghclere≒Aureole3×6となり、古馬になって馬体重も増えて逞しくなって本格化したトーセンラーとスピルバーグの成長曲線はBurghclereのニアリークロスならではだろう。母父Lycius(英2000ギニー2着のマイラー)の影響も強い体型で、ベストは1800mとみているが折り合いがつくので得意の京都ならば長い距離にも対応する。昨年は◎としたが、今年も京都大賞典3着を叩いてここに照準を絞ってきた。ピュアマイラーではないが、今年も1800m馬の格で勝ち負けだろう。

グランデッツァ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105989/
マルセリーナの3/4弟。母マルバイユはアスタルテ賞(仏G1・芝1600m)勝ち馬で、Mill ReefとSir Gaylordを通じるナスキロクロス、他にMy Babu≒Klairon5×5やTudor Minstrel6×6やTom Fool6×7など緩やかな父母相似配合になっている。そこにアグネスタキオンが配されて、「父中距離×母マイラー」の配合形、体型はタキオン似だが体質は父よりナスキロ柔く少しトモが非力になった。母系に入るHabitatやRound Tableの影響も感じられる前輪駆動で、都大路の凄い時計での圧勝をはじめ、直線に上り坂のないコースの1800mでは[3.1.0.0]、毎日王冠は直線の上り坂で急に元気がなくなったようにみえた。京都で見直せる余地は多分にあると思うのだ。

グランプリボス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103388/
3代母Nervous Pillowの産駒にBCジュヴェナイルフィリーズ3着のFine Spiritが出るが、近親にこれといった大物はいない。サクラバクシンオーにサンデーサイレンスとナスキロ(Secretariat)を重ね、父よりも体型に伸びが出て父よりも体質が柔らかくなり、父よりも距離適性が長くなったマイラー。
しなやかなストライドで走るので東京と外回りの高速馬場のマイル戦でベストパフォーマンスを叩き出してきたが、タフな馬場だと凡走してしまうような非力な面はあって、それだけに極悪馬場の安田記念の力走には驚かされた。スプリンターズは好位差しで勝ちにいったが、未だにスプリンターとしては柔らかすぎる体質なので正攻法で1200mのG1を勝ちきるのは難しい。1200mで出していった後だけに折り合い面の心配は残るが、今の京都は外差しはなかなか厳しい状況だから、枠次第では好位のインで立ち回るような競馬を三浦皇成は選択してくるかもしれない。

ダノンシャーク
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008105554/
レイカーラの半兄で、3代母の子孫には名馬Montjeuや愛1000ギニーのAgainが出る。母カーラパワーはナスキロ+フレンチな外回り向きの斬れ味とゼダーンのマイラー体型を強く伝える繁殖牝馬で、そこにディープインパクトでAlzaoとCaerleonを通じるNorthern DancerとSir Ivor≒Foreseerのクロスだからナスキロ柔いマイラーに出たのは順当。東京と外回りの芝マイルでは[3.4.4.4]と高値安定だが、昨年のマイルCS3着、安田記念は3着と4着でG1ではもうワンパンチ足りない。そこはサンデーとナスキロベースの“柔らかすぎるマイラー”の限界かもしれない。最近前向きになってきて先行しているが、今回は陣営はタメ差しを示唆している。岩田ならイン差しに賭けてくる可能性も高いから、脚をタメてロスなく運んで3着を拾ってくるかも。

フィエロ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009106035/
母ルビーはロックオブジブラルタル(デインヒルの代表産駒の名マイラー)の全妹にあたり、つまり父ディープ×母父ロックオブジブラルタルのミッキーアイルとは3/4同血の間柄。ディープにNorthern Dancer系の頑強なマイラー血脈をもってきた成功パターンで、特にBurghclere≒Fair Alyciaのニアリークロスが男馬としての大物感を醸し出しており(トーセンラー、ミッキーアイル、ワールドエースもBurghclereのニアリークロス)、ほとんどのレースで◎を打って配合をほめてきた。デインヒルが強いマイラー体型はミッキーアイルと同じだが、こちらは体質も母方が強くてかなり頑強で、パワーでノシノシと加速する長めマイラー。京都の高速馬場よりは阪神の重馬場のほうがパフォーマンスは上がるタイプで、この相手に勝ち負けするにはさすがに馬場が渋ってほしいところだろう。

ダイワマッジョーレ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105925/
サトノキングリーの全兄でハイアーゲームの3/4弟。母ファンジカはランカシャーオークス(英G3・芝約11F)とイエルバブエナH(米G3・芝11F)に勝ち、その母FlorieがSir Gaylord3×4。産駒にもナスキロ柔い斬れ味を伝え、これまで頭の産駒が23勝を中央であげているが、芝20勝のうち14勝が東京と外回りでのもの。いっぽう父系からみると、母系にニアリーDrone(Sir Ivor)とHyperion+Donatello(Aureole)が入る「ダイワメジャー黄金配合」といえる。
本馬もダイワメジャー産駒にしては細身柔らかな体質でストライドで走るほうで、だから中山や阪神内回りでは印を落としてきたが、毎日王冠は馬体減の影響かあまり見せ場もなくブービーに沈んだ。叩いてどれだけ変わってくるかだが、昨年はスワンとマイルCSで2着と京都外回りは実績があるだけに一概に軽くは見れないか。ただしスワンを叩いた昨年と比べると毎日王冠を叩いた今年はマイルのペースに乗りきれるかがポイントで、母からナスキロ柔さを受けているとはいえそこはダイワメジャー産駒、G1で好走するには昨年のような好位差しで運びたい。

サダムパテック
http://db.netkeiba.com/horse/2008102652/
母母ダイアモンドシティの産駒にサバーバンH(米G2・ダ10F)2着のCatienusがいる。サンデー×Seattle Slew×Mr.Prospectorという配合のアウトラインがリーチザクラウンと似ていて、伸びのある体型でストライドで走るところも似ているので若いころからよく比較して書いてきたが、サンデーとミスプロとナスキロで柔らかくなりすぎそうなところを、母が持つGlamour≒Francis S.7×4やNantallah≒Nashua6×4などのパワーが支えている。
一昨年の勝ち馬で、その一昨年が稍重で上がり11.5-11.9、今年の中京記念勝ちも稍重で上がり12.2-13.1。外回り向きのマイラーだが、年を食って差し脚がますます渋くなってきており、高速馬場よりは少し時計や上がりがかかっての狙いだろう。

クラレント
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105009/
母エリモピクシーはエリザベス女王杯のエリモシックの全妹にあたり、自身も京都牝馬S3着などオープン級で活躍した。Drone≒デプス3×3(ナスキロ+Tom Fool)のニアリークロスを持ち、母としてもマイルのスピードを強く伝え、本馬の他にもリディル、レッドアリオン、サトノルパンとオープン級のマイラーを毎年のように産んでいる。本馬も母似のマイラー体型だが、父がダンスインザダークのぶん、リディルのようにマイルで弾けるスピードとかサトノルパンのようにマイルで弾ける斬れ味は持ち合わせていない。だからこそ川田や田辺や岩田が前で受けるようになって、母系のLyphardやVaguely Nobleの血を活かしたレースをするようになって戦績が安定してきたのだ。とはいえ関屋とオータムHの2連勝も、マイラーとしての爆発力がG1級なのだというほどの勝ち方ではなかった。そこはマルカフェニックスやダノンヨーヨーやザレマなどと同じで、G1レベルの戦いになると「ダンスインザダークのマイラー」という矛盾と限界からは逃れられない、ということか。

エクセラントカーヴ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105721/
アドマイヤベガやハープスターでおなじみのアンティックヴァリューの牝系だが、ベガを経由しない傍流で、このオールドスタッフ→アンティックオークションの分枝にはコレクターアイテムやサンライズブレットやアンティークコインやオルトリンデなどマイラーが多い。(Mr.Prospector直仔でNashua≒Nantallah3×2の)Geiger CounterのパワーとスピードがONになりやすいからだろう。そこにA.P.Indyが配された母インディアナカーヴはWeekend SurpriseとPokerとRivermanを通じるナスキロラトロのクロスで、現役時は芝1200~1800mで5勝。エクセラントカーヴのダイワメジャー産駒らしからぬ伸びのある体型と細身でしなやかな体質は母譲りといえる。
「サンデー×Seattle Slew×Mr.Prospector」のアウトラインだから“女サダムパテック”のイメージで書いてきた馬で、オータムHを勝ってはいるが本質は中山より東京向きで、距離適性もピュアマイラーというよりは1800m寄りではないかと思っている。京都外マイルは条件としては悪くないが、今の馬場で外から追い込むのはよほど抜きん出た脚がないとなかなか難しいというべきだろう。

ロゴタイプ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103783/
父ローエングリンは一本気な気性でマイル近辺を活躍の場としたが、Singspiel(ジャパンC)×カーリング(仏オークス)という堂々たる中距離血統で、産駒も芝1800mの成績が最も良い。母母スターバレリーナは阪神内2000mのローズS勝ちでBold Ruler3×4、そして自身はHalo4×3にBold Ruler6×5・6だから機動力抜群の配合で、デムーロ兄弟が乗って中山でフワリと捲る脚質に出たのは順当。
中山記念は58キロを背負って好位のインで上手に立ち回り、皐月賞馬の地力を再確認させる3着だった。ただ外マイルとなると、行っても差してもちょっとハマりにくいのではないか。

タガノグランパ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011105005/
タガノテイオーの近親で、キングカメハメハ×スペシャルウィークはクラリティシチーと同じ。母父がサンデー系でクロスがNorthern DancerとMill Reefだからローズキングダム的なアウトラインでもあり体質はナスキロ柔い。父も母もNorthern Dancerのクロスというのは感心しないが、本馬の場合はNijinskyやトライマイベスト≒マルゼンスキーやMill Reeなどのクロスで父母相似配合的でもある。
母タガノグラマラス同様この馬も外回りベターで1800mベストだろうと書いてきたが、Blushing GroomのオールラウンドさがONになった馬で1400mから3000mまで好走レンジは幅広い。裏を返せばG1レベルになるとどんな条件でも好走はするがハマりきらない4着…というキャラが定着しつつあり、久々のマイルでそのイメージを払しょくしたいところだろうが、さて。

エキストラエンド
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009105771/
母カーリングは仏オークス馬で、その父Garde Royaleはジャンドショードネイ賞(仏G2・芝2400m)の勝ち馬だが、母母父TyrantはBold Ruler直仔でNasrullah≒Perfume2×3でダ7FのカーターH勝ち、産駒にも仏1000ギニーのL'Attayanteなどがおり、本馬はこのマイラー資質がONになったと思われる体型や走りで、全兄リベルタスとはかなりタイプが違うと書いてきた。むしろ半兄のローエングリンに近い馬だろう。京都芝マイルには実績があるが、マイラーズCの内容からするとダノンシャークあたりとならば互せるという評価が妥当だろう。

レッドアリオン
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010101775/
母系解説はクラレントを参照。リディルの全弟にあたるが、こちらのほうが胴伸びのある体型でスピードの乗りもマイラー然としないと書いてきた。60秒ちょっとで1000mを通過して上がり32秒台で追い込んだという意味では富士と西宮は同じようなレースをしていて、準オープンでは届いたけれど重賞では届かなかったというべきなのだろうが、これは1600mよりも1800mの流れのほうがこの馬に合っているからという見立てもできる。やっぱり1800mで前で受けられるようになったときが、この馬の完成するときだという思いは変わらない。

サンライズメジャー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009102469/
母母Careless HeiressはボウゲイH(米G3・芝8.5F)勝ち馬。ノーザンテースト≒The Minstrel3×5(Northern DancerとVictoria Park)の3/4同血クロスにノーザンテーストとVice Regentを通じるNorthern DancerとVictorianaのクロスで、全体にノーザンテースト血脈を増幅していてノーザンテースト的な体型とパワー体質を受け継いで道悪や急坂は得意、一方でHalo≒Red Godのニアリークロスなので高速馬場対応の脚捌きでも走れる1400m寄りマイラー。ここは中団から差す形になりそうだが、良で圏内まで差し届くには少し鋭さが足りないか。

サンレイレーザー
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009103402/
サンレイジャスパーの半弟で、3代母Lake Champlainは愛1000ギニー2着。父ラスカルスズカはDrone≒Hopespringseternal4×3(ナスキロ+Tom Fool)を持ちコマンダーインチーフ産駒にしては柔らかな体質で、春天2着に菊3着など京都外回りでナスキロ柔く斬れる馬だった。本馬は母父Cozzeneからもナスキロ柔さを受け、少し動きは緩慢だがストライドでジワッと加速するので、戦績どおり東京や外回りに向いた脚質になった。
オープン入りしてからは差しに回ることが多かったが、芝での勝利は全て先行してのもので、父中距離×母父マイラーだから1600mをピシャッと差すというよりは1800mをフワッと流れ込むような脚質で、毎日王冠はスローで逃げたが引きつけすぎず緩めすぎず、この馬の出せる範囲の上がりで流れ込めるような展開に持ち込んだ田辺の手腕も光った。もともと丁寧に乗れる人だったが、見た目のキャラとは違って痒いところに手が届く繊細な騎乗ができる技術の持ち主だと前から思っている。ただマイルG1であの手は通用しないだろうし、ここで無理してミッキーに絡んでいくようなことはしないだろうしできないだろう。

ホウライアキコ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011100693/
3代母Catopetlはセクレトの全妹にあたり、スカーレットブーケやFlower Bowlなどと同じBoudoirにさかのぼる牝系。ヨハネスブルグはStorm Cat≒Narrate(Storm Bird≒Nijinsky,Bold Ruler,Princequilloが共通)のニアリークロス2×3で、Storm Catの仕上がり早いスピードを高確率で伝えてファーストシーズン・リーディングサイアーとなった。産駒の代ではこのニアリークロスを緩和する方向の配合が望ましく、本馬の場合は母父サンデーサイレンスがNorthern Dancerもナスキロも持たないのがいい。一方で母母ホウライコメットはNorthern DancerにSecretariatにTom FoolだからStorm Catとかなり血脈構成が重なり、自身はMr.Prospector4×4にStorm CatとCatopetlを通じるNorthern DancerとSecretariatのクロスだから、父のニアリークロスを緩和しつつそのスピードを2歳時に完熟させようとした配合といえる。
京都外マイルは合っているのでNHKマイルよりは狙い目はあるのかもしれないが、そのマイルCはミッキーには完敗、3歳夏以降の成長という点でも疑問符がつく血統だから、ちょっと印は回らない。



ドイツでデビューして4連勝を飾ったManduroは、フランスの名門ファーブル厩舎に見出され、転厩してからはペリエとスミヨンとパスキエの3人が主戦をつとめた。
そしてペリエとのコンビでは[0.2.0.0]、スミヨンとは[0.2.3.0]とともに惜敗つづきだったのに対し、パスキエとのコンビでは[6.0.0.0]と全勝で、3つのG1勝ちも全てこのコンビによるもの。
ステファン・パスキエといえばディープインパクトが出走した凱旋門賞をRail Linkで差し切ったのが鮮明な記憶として残っているが、07年の仏リーディングジョッキーでもあり、JC(04年ポリシーメイカーで4着)や国際騎手招待にも何度か乗っていて日本で[1.1.2.16]という成績を残している。
この馬券に絡んだときの4角順位は①④②⑩で、日本での全20回の騎乗のうち14回が逃げ先行という“行く”ジョッキーで、この前受けスタイルがManduroのHyperionを絞り出していたことは容易に想像がつく。
どのレースを見ても直線では早々と先頭か2番手、そこから追い出してもビュンと速い脚を使うわけでもストライドが伸びるわけでもなく、同じようなフォームとピッチでゴールまで走りつづけて、最後は後続が根負けしたかのように少しづつ離されていく。
youtubeでManduroの動画をみるたびに「これがHyperionや!」と言いたくなるし、「ワールドエースだってこういうレースができるんや!こういうレースをして強い馬なんや!」とも言いたくなる。

初来日のブドーはここまで[7.5.3.31]、単回値161複回値129という期待にたがわぬ数字を残しているが、この全7勝(全て芝)の4角順位は②⑤②③③②③、フランス人らしく逃げはしないが(逃げたのは一度だけ)、ルメールやスミヨンやペリエと比較しても若さゆえの強気な積極策が目につく。
フランスのトップクラスだけに「適度な緊張と集中を伴った折り合い」のタッチは抜群で、出して行っても我慢させられる自信があるから出して行っているのだ。
来日時のプロフィールには「09年にファーブル厩舎からデビュー。ペリエやパスキエと同じ敏腕エージェントに見出されたので、“ペリエ二世”と呼ばれている」とあったが、パスキエがManduroを前受けで勝たせつづけたように、この怖いもの知らずの若者はワールドエースを出していくだろうし、追い切りでは引っかかる手前ぐらいの手応えで闘志満々に坂路を駆け上がってくるワールドエースを確認できた。

トーセンラーとミッキーアイルはデビュー前から配合を絶賛してきてG1でも◎を打ってきたが、トーセンラーはその配合の素晴らしさを昨年みごとに証明してみせたし、ミッキーアイルはまだまだ未完成でハナタレ小僧みたいなもんで、NHKマイルもスワンも青っ鼻たらしながら逃げ切っただけで、この配合が最強なのだと証明する機会なんてこれからいくらでもある。
だからここは、ここだけは、Manduroとパスキエのようなコンビが5歳の秋についに実現したのだから、こうなるともう予想ではなくて感情論になってしまうが、ここだけはワールドエースに肩入れしたくなる。

◎ワールドエース
○ミッキーアイル
▲トーセンラー
☆グランデッツァ
△グランプリボス

現時点ではこの印、追い切りと枠順を見てから、△を2,3頭追加したいと思っています。
 

コメント (1)
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