阪神11R ラジオNIKKEI杯2歳S
◎11.モンドシャルナ
○12.アズマシャトル
△10.デリッツァリモーネ
×7.タガノグランパ
×13.セセリ
注2.シンガン
◎はトーセンソレイユの全弟でディープインパクトの3/4弟で、配合パターンは同厩のヴィクトワールピサによく似ていて、ヘイローのニアリークロスらしい無駄のない脚捌きは内回り向き。兄姉同様この馬も馬体重的には大きくないが、姉のような繊細さや非力さはなくパワーも感じさせる体質で、これならネオユニ産駒らしく阪神内2000mを力強く捲れるだろうし、ネオユニ産駒が牡ばかり走るのもわかるような気がする(捲りにはパワーや馬格がある程度あったほうがいい)。ロジユニヴァースやヴィクトワールピサやダノンバラードと比較しても、ヘイロー的機動力とフェアトライアル的粘りではヒケをとらない馬で、ここと弥生賞と皐月賞は有望だろう。サトノアラジンやシンガンやビップレボルシオンやワンアンドオンリーは外回りベターの差し方をするし、タガノグランパやダノンマッキンレーやマイネルフロストは2000mが少し長いようにも思えるので、相手は○に絞ってみる。ピサノパテックの3/4弟でスティルインラブやビッグバイアモンやザタイキの近親だが、このブラダマンテ牝系はロベルトを引くだけに機動力に長けていて、この馬も新馬勝ちの内回りの4角での加速が抜群に良かった。
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ワンアンドオンリーは「母父タイキシャトルでHalo3×4」というと内回り向きの機動力型のイメージですが、Nijinskyやミスプロの影響が強い長手の体型でスピードの乗りも緩慢で、これは萩S2着が納得できる緩慢ストレッチランナーとみていただけに、いかにルメールといえども持ってくるとは思いませんでしたね~(^ ^;)
グレイトジャーニーやロスマリヌスと父系(サンデー)と牝系(アンブロジン)が同じで、3代母アンブロジンはトワイニングと3/4同血でミスプロとNever BendとWar Admiralを持つので、サンデー系と相性が良い牝系といえるでしょう(「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」の好形になる)
今日の勝ち方をみても皐月というよりはダービー向きじゃないかと思いますが、いずれにしても東スポや萩のような上がり11.5-11.5の競馬よりは、今日のように持続力も要求されるレースで輝くタイプであることはたしかでしょう
アズマシャトルは完全に勝ちパターンも最後は持続力でねじ伏せられた形で、4角から加速して直線半ばで先頭に躍り出る脚、あの脚はブラダマンテ牝系らしいしRobertoらしいものでした
サトノアラジンもラキシスの全弟でディープ×Storm Catらしい緩さがあるので外回り向きだと書いてきたし、内回りの4角では加速できず完全にエンジンがかかったのはあと100mぐらいからでしたが、今日の阪神は外伸び優勢のタフな馬場で、こういうタイプでも持続力でソコソコ追い込める馬場ではあったかと
モンドシャルナは4角ではそれらしい反応はみせたし、最後も前と同じぐらいの脚では伸びていたし、まあ現時点では抜けた存在ではなかったということですが、まだキャリア2戦、これを糧に飛躍できる素材やと思ってます
さて有馬ですが、シンザン記念の頃からオルフェ信者だった私としては、最後も◎で送り出したいのはやまやまなのですが…
阪神内2000mのラジオNIKKEI杯もオーラスですが
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/533a4fa0cf55c59e80c2bdc8d8795924
でも岡田さんは「青葉賞のイメージ」とか言ってたような(^^;)
期待していたステゴ牡馬が、…な状況下で指名馬が初めて重賞を勝ってくれて嬉しいです。
初重賞がラジオNIKKEI杯とはお見事です(・∀・)
ジャスタウェイもワンアンドオンリーもそうですが、そこはやっぱりハーツクライらしい